【男子テニス・・・4,5日に国別対抗戦・デビス杯のWG1(ワールドグループ1)のプレーオフが行われ、日本はポーランドと対戦。3勝0敗(4勝0敗)で勝ち、WG1残留を決めた。(*^^)v祝
日本は初日、シングルスで33位の西岡良仁と108位のダニエル太郎が格下にしっかりストレート勝ち。ただ、近年、2日めのダブルスでなかなか勝てず、苦労していたのだがしかも、5日は、全豪準優勝(ダブルス15位)、元1位でデ杯18戦16勝のペアが相手。<おそらく大方の予想は「ダブルスは負け」だったのだが。<mew,too.ごめん!でも、最終セット、ナマ中継でで応援してたよ。(・・)>
しかし、初コンビを組んだマクラクラン勉(D79位)・綿貫陽介(S114位・D1269位)組が、最後はタイブレークまでもつれた2時間半もの熱戦(4-6、7-5、7-6)を制し、今大会から初めて日本代表の監督を務める添田豪に、デ杯グループの初勝利をプレゼントした。(^^)<勝負が決まった4戦めは、補欠同士の対戦に変更。196位の内田海智がストレート勝ちした。>たぶん、後日に続く)】
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さて・・・荒井首相秘書官が同性婚に関する差別発言で更迭されたのを受け、mewは6日に、半分は願望込みで『岸田よ。ここでLGBT法案、同性婚、夫婦別姓を認めて、社会変革&脱アベをしよう!』という記事を書いたのだが・・・。
何だか、それが本当になりそうだ。(@@)
岸田首相は、名誉挽回のため(?)、内閣&自民党幹部に「LGBT法案」を早期成立させるように指示を行なったとのこと。公明党の山口代表も、広島G7サミットまでに法案成立させるべきだと訴えた。
日本はG7参加国で唯一LGBT差別禁止、同性婚、夫婦別姓を認めていない国で、議長国として人権分野の会合を行なうのにひさわしくない状態にある。しかも、岸田首相は昨年の独G7サミットで「性差別をなくす」という首脳宣言に参加しているという。(-_-;)>
実は、東京五輪の前に、国会内でも与野党が「東京五輪前にLGBT法案を作ろう」と考え、超党派議員が協議をして法案作成を行なったのだ。自民党からは稲田朋美氏が代表として参加。野党はかなり譲歩して、自民党の超保守に配慮した法案を作ったのである。
しかし、2021年6月、最後の最後で自民党の超保守派が「差別は許さない」という文言を承諾できないと拒否し、党内の賛同が得られず。結局、国会への法案提出は見送りになった。_(。。)_<当時は菅政権。超保守派の安倍氏の影響力もまだ大きかった。>
6日の記事にも書いたように、実は自民党内でもLGBT法案に強く反対しているのは、一部の超保守派議員だけ。しかも、今回は、地方統一選も控えていることから、自民党幹部もLGBT法案に賛同するのはやむを得ないと考え、茂木幹事長も積極的に議論を進める姿勢を見せている。(++)
しかし、かつて安倍元首相が率いていた超保守派勢力は「今でも、差別はしないという文言を認めることはできない」と、抵抗する構えを見せている。(~_~;)
<自民党関係者いわく「今後、反対派議員が『安倍さんだったら反対していた』などと言い出す可能性がある」らしい。(TBS2.7)^^;>
『<独自>首相、LGBT法案準備を指示 自民、2年前は見送り
岸田文雄首相(自民党総裁)は6日、LGBTなど性的少数者への理解増進を図る法案の国会提出に向けた準備を自民の茂木敏充幹事長に指示した。政府関係者が明らかにした。法案は令和3年に自民を含む超党派の議員連盟が提出を目指したが、自民内で「差別は許されない」といった文言に「訴訟の乱発を招きかねない」などと批判が集まり、見送られた経緯がある。
茂木氏は同日の記者会見で「自民として多様性を尊重し、包摂的な社会づくりにしっかりと取り組み、性的指向、性自認への理解増進を図っていきたい」と述べた。超党派議連の会長代理を務める稲田朋美元防衛相は記者団に「成立に向けて頑張っていきたい」と語った。(産経新聞23年2月7日)』
公明党の山口代表も、G7サミット前にLGBT法案を成立させるべきだと主張していた。
『山口公明代表「理解増進法、G7前に」
公明党の山口那津男代表は7日の記者会見で、LGBTなど性的少数者に対する理解増進法案について、「今国会で成立させるべきだ。先進7カ国首脳会議(G7サミット)をやる前に日本の意思を明確に示すべきだ」と語った。保守系を中心に慎重論がある自民党に対しては、「できるだけ早く党内調整をし、合意をつくるべきだ」と述べた。(時事通信23年2月7日)』
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日本を除くG7諸国(英・仏・独・伊・米・加)には、何かしらの形でLGBT(Q)の差別禁止や、同性婚、夫婦別姓などを認める法律が存在する。(**)
『昨年6月末には、ドイツでG7エルマウサミットが開催された。首脳宣言では「ジェンダー平等」の項目において、性的マイノリティも含めた「差別や暴力からの保護」などが明記されている。(略)
「我々は、あらゆる多様性をもつ女性および女児、そしてLGBTIQ+の人々の政治、経済および、その他社会のあらゆる分野への、完全かつ平等で意義ある参加を確保し、すべての政策分野に一貫してジェンダー平等を主流化させることを追求する。」(yahooニュース・松岡宗嗣一般社団法人fair代表理事23年1月24日)』
G7の首脳会合(サミット)は、5月19日から3日間、広島で行われるのだが。その際も、ジェンダーの話が出る可能性が大きい。(イランで厳しい女性の頭髪、服装の取り締まりが行われ、死者が出たり、全世界で性暴力やLGBTQ差別が問題になったりしているので。>
まだG7では、首脳会合だけでなく経済から環境、人権等まで様々な分野の閣僚級会合が行われるのだが。6月には「G7男女共同参画・女性活躍担当大臣会合」が栃木県日光市で開催される予定だという。(++)
今回の荒井秘書官の問題発言は、世界の主要国でも報道されて、驚かれているとのこと。となると尚更に、5月のG7サミットまでに、せめてLGBT法案を成立させておきたいところだ。(++)
しかし、6日の記事にもあるように、自民党の超保守系議員は、今でも基本的にLGBT法案を作ることには反対の立場なのである。
彼らは、日本の伝統的な「家」「家族」制度、「男性、女性の役割」などを堅持すべきだと考えているからだ。(-"-)
2021年5~6月、『野党側は「差別解消」、自民党側は「差別禁止ではなく理解増進」の法案を求めて意見の隔たりがあったが、最終的に自民党が作成した条文案に「性的指向及び性自認を理由とする差別は許されない」との文言を追加することなどで合意した。』
だが、当時、法案提出に反対していた山谷えり子元国家公安委員長は記者団に「米国で学校のトイレ(の使い方)で、いろんなPTA問題になったり、女子の競技に男性の体で心は女性だからと参加してメダルを取ったり、そういう不条理なこともある。社会運動化、政治運動化されると、いろんな副作用もあるのではないか」などと述べ、「議論が必要」と』賛同せず。(毎日2.7)
『簗(やな)和生衆院議員は、21年5月に同法案を審議した自民党の会合で、性的少数者について「生物学上、種の保存に背く」という趣旨の発言をした』。(毎日2.7)
また、『当時この文言に反対した西田昌司政調会長代理は7日、こう語った。
「『差別を禁止する』といった法的な措置を強化すると一見良さそうに見えるが、逆に(LGBT以外の人たちへの)人権侵害の問題が出てきて社会が分断される。党内の合意形成の手続きを慎重にやるべきだ」。(FNN2.7)
閣僚の中では、高市早苗経済安全保障担当相が、LGBT法案に関する昨年のアンケートに対し『唯一「反対」と回答し、「差別の定義が曖昧で、当事者を含め多くの懸念の声があった」との理由を示した』という。(毎日2.7)
上述した反対議員の顔ぶれを見ればわかるように、どの議員も安倍元首相が率いた戦前志向の超保守仲間の一員で。『ある自民党関係者は、「今後、反対派議員が『安倍さんだったら反対していた』などと言い出す可能性がある」との見方を示しています(TBS2.7)』だという。(-"-)
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どうやら、党内の超保守派議員も「差別は許されない」という差別禁止をあらわす文言を削除して、「理解を増進する」法案にするのであれば、賛成してよいと言っているようなのだが。
もし「差別は許されない」という文言を削れば、「差別は許される」と解する余地もできるわけで、法案を作る意味がほとんどなくなってしまう。<今、世界の先進国は、性差も人種などと同様、絶対的に差別を禁止して、差別をなくして行こうとする流れを築こうとしているのだ。(++)>
自民党や公明党の幹部の中には、「今回は、理解増進まで法案を」と言う人も少なからずいるようなのだが。個人的には、本当は、ここで一気に同性婚、夫婦別姓まで認めて欲しいところだし。次に法改正できる保障はないので、せめてLGBT法案は「差別禁止」まで持って行かないといけないと思うmewなのだった。(@_@。
THANKS