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【将棋・・・王将戦第4局。羽生善治九段が藤井聡太5冠に勝利し、2勝2敗とした。藤井が7番勝負のタイトル戦で2勝2敗のタイスコアに並ばれたのは初めて。^^;
昨日書いたように、藤井は144分も長考した末、封じ手をしたのだが。その封じ手が(5二佳成りで王手に対し)大方が予想した同銀ではなく、同王だったことから、会場がざわめくことに。本人も「長考したところで間違えてしまった」と言っていたように、ここから流れが一気に羽生九段に傾いた上、羽生九段がどんどん」攻めて行ったためAI評価値もどんどんアップ。藤井5冠も何とかしのごうとしたが、結局107手で投了せざるを得ず。羽生九段は2時間を余しての勧奨だった。
正直、羽生が1勝しただけで喜んでいたのに、まさか羽生が2勝すると思わず。知人と「羽生に申し訳ない」と反省。毎回書くように、めっちゃ研究して来ているのを感じるし。昨日は羽生アンテナも立っており(昔は寝ぐせだったけど?)、やはり宇宙人で、外部と交信していたと思われる(・・) 次戦は25、26日。島根で。第7局まで見られるといいな~。2人ともガンバ!o(^-^)o】
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9日の『ついに電通幹部も逮捕、東京五輪Tの談合疑惑・・・』の続報を。
昨年、東京五輪パラのスポンサー契約に関する贈収賄罪事件で、五輪組織委の元理事である高橋治之氏が逮捕された。
そして、昨年からテスト大会の談合事件で、大会運営局元次長の森泰夫氏に対する東京地検の捜査が行われ、今週、逮捕されるに至ったのだが・・・。
当時、組織委の会長だった森喜朗元首相は何の責任も問われないのか、不思議でならない。(~_~;)
昨年の贈収賄事件では、森氏が高橋氏の紹介で、贈賄側のAOKI、KADOKAWAの会長とそれぞれ会食をしていたことから、東京地検の特捜部が任意の事情聴取を行なったのだが、それだけで終わってしまったのだ。(-"-)
昨年12月に始まった高橋氏の刑事裁判では、こんなことが明らかにされている。
『この日の法廷での検察官による供述調書の朗読や関係者によると、森氏は高橋被告の理事就任について、竹田恒和・日本オリンピック委員会(JOC)前会長(75)から推薦を受けたと述べた。森氏は「電通出身者が理事にいたほうがいい」と思い、それまでに高橋被告が集めた資金の一部が使途不明瞭という「よからぬ 噂うわさ 」も耳にしたものの、最終的に理事就任を受け入れたと説明。人脈が豊富な高橋被告を「便利」と考え、スポンサー集めなどのマーケティングを担当してもらうことにしたと話していた。
森氏はまた、「スポンサー決定は、理事会の決議により、会長の私に一任されていた」と供述。実際のスポンサー探しや交渉、組織委のマーケティング専任代理店だった電通とのやりとりなどは高橋被告や組織委職員が行い、自身は了承する立場だったとした。
AOKIがスポンサーになる前、森氏は、高橋被告の誘いで青木被告らと会食したことを認めた。AOKI側がスポンサー就任や日本代表選手団の公式服装の受注を望んでいることを知り、青木被告に「ラグビー・ワールドカップが開催される頃までにAOKIさんがスポンサーに決まっている」と発言していたという。(読売新聞22年12月23日)』
テスト大会の談合事件に関しては、東京地検が昨年11月ごろから本格的な捜査を行なっていたのだが。森喜朗氏が事情聴取を受けたという話はきいていない。
逮捕された大会運営局元次長の森泰夫氏は、森喜朗氏との関係を強調。週刊文春にとれば、「俺は森元首相の親戚だ」と言っていたという。^^;
『「元首相から任された」実力者 逮捕の組織委元次長
独占禁止法違反容疑で逮捕された東京五輪・パラリンピック大会組織委員会大会運営局元次長の森泰夫容疑者(55)は日本陸上競技連盟出身。調整能力にたけた実務家として知られ、組織委会長だった森喜朗元首相からの信頼も厚かったとされる。(略)
森容疑者をよく知る知人は「自分の人生の節目という感じで、一生懸命やっていた」と振り返る。組織委トップの森元首相に直接面会し仕事を進めることもあり、周囲には「森元首相に『任された』といわれた」と、うれしそうに話していたという。
一方、森容疑者を古くから知るスポーツ業界関係者は「成功させれば何でも許される、という『ノリ』があった」と指摘する。
逮捕前、受注調整とされた行為に関し「五輪を無事に開催するためにやってきたことだ」と周囲に強調していたという森容疑者。組織委関係者は「まじめで実直だった。談合事件は、組織の問題でもある」と語った。(産経新聞23年2月8日)』
『「『俺は森喜朗の親戚だぞ!』と周囲に威張り散らしていたんです。あれは本当なんですかね……? 何にせよとにかく高圧的なので、組織委でも『森派』と『反森派』がいました。(略)」
組織委の中には公務員や大手企業からの出向組などコンプライアンスを重視するメンバーもおり、森容疑者の態度に疑問を持ち、談合に異を唱える者もいたというが、彼らの声が聞き入れられることはなかった。
「どの競技会場をどの会社に割り振るかは、森さんが決めていました。本当にそうなのかはわかりませんが森喜朗元会長との親戚関係を公言し、自分の意向は森元会長の意向だと匂わせていたので、代理店も文句を言いづらかったようです。もちろん関係者からは『このやり方はおかしい』という声もあがり、一部の広告代理店の“良識派”は『競争入札でお願いしたい』とも主張しました。だけど森さんや電通幹部はこの声を完全無視。これまでのサッカー大会などでの成功体験が、彼らを傲慢にしていたのだと思います」(文春オンライン23年2月8日)』
森喜朗元首相は、相変わらずエラそ~な感じで、政治家等の会合に出ている様子。先日は、「日本はウクライナ支援し過ぎ」「ロシアが勝ったらどうする?」などと、またまた問題発言をしていたし。安倍派の運営にもクチを出しているとか。
このまま、何の責任も追及されずに済んでしまうのだろうか?_(。。)_
そして・・・大阪府は今回の電通幹部の逮捕を受けて、電通を入札資格停止にするという。大阪は25年大阪万博、夢州IR計画を控えており、かなり痛手になる可能性がある。(@@)
『大阪府、電通を入札資格停止に 万博イベントへの影響懸念
大阪府は10日、東京五輪・パラリンピックの事業を巡る談合事件で元幹部が逮捕された広告最大手の電通について、府発注事業の入札参加資格を1年間停止する措置を決めた。2025年大阪・関西万博を運営する日本国際博覧会協会は、府に準じて今後の協会発注事業に電通の参加を認めないと説明。電通が得意とする機運醸成イベント実施にも影響しかねない状況だ。 (共同通信23年2月10日)』
電通は万博誘致委員会のオフィシャルパートナーを務め、19年1月に国と大阪府・市、経済界の協力のもと万博協会が設立されて以降、今回のライセンス事業以外にも、すでに計8件(60億円規模)の事業を落札している。(-"-)
大阪府の吉村洋文知事は10日、『「大阪府がこういうふうに判断しているので、おそらく今後入札資格にかかわってくると思う」とした。「日本における大手の広告代理店事業者はそれほど多くありませんから、電通が今後1年入札資格停止になるのは大きい意味を持つと思う。今後さまざまな万博の事業を展開していく上でも影響があると思います。でもこれはルールですから。どういう会社であっても、ルールに基づいて判断します」と語った』
尚、昨年12月18日の『電通JVが、維新主導の万博キャラ事業を受注。府議会から疑問』にも書いたように、電通主体のJVは(電通が談合の疑いで家宅捜索にはいられた後なのに)、ミャクミャクに関する契約をしているのだが、それはOKらしい。(~_~;)
『協会は昨年11月、電通がテスト大会での談合事件で家宅捜索を受けた直後、同社などで構成する共同事業体(JV)と公式キャラクター「ミャクミャク」のライセンス運営管理の契約を締結している。指名停止前のため、契約は引き続き有効という。(共同2.10)』
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維新幹部でもある大阪の吉村知事、松井市長は、安倍-菅官邸と強いパイプを持っており、政府の支援を得て、埋立地の夢州の開発を計画。25年の大阪万博誘致に成功したものの、建設工事も含め、様々な問題が噴出している。
また、万博後は、夢州にカジノや国際会議場などを建設するIR構想を立てていたのだが。大阪府内では、カジノ施設の建設やIR構想に多大な費用をかけることに反対している人が少なくないという。^^;<安倍ー菅政権が終わって、以前ほど強い権力による支援は受けられないかも。>
この辺りは改めて書きたいと思うが。4月の大阪府知事選、大阪市長選でも、万博やIR構想の諸問題が争点になるようで・・・。大阪府、大阪市の方々には、今後の影響も含め、しっかり判断していただきたいと願っているmewなのだった。(@_@。
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