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【13日の追悼・横路孝弘氏のつづき・・・私が最も敬愛している政治家は、江田五月氏なのだけど。それはたまたまTVで見ていて、一番、考えが合う&1現実的な視点を持って、わかりやすく話ができる政治家だと思ったから。学歴とか経歴とか全く知らなかったけど
頭いいな~、知識も政治への強い思いがあるな~と感じてた。<あとから「社民連」の人で、東大卒の元裁判官だということを知った。>
横路孝弘氏も同じようなところがあって。何かで話しているのを見て、江田氏同様にいいな~と思ってたのだ、あとから東大時代から江田氏と親友だということがわかった。<ちなみに2人とも社会党系だけど、父の急死に伴って立候補した世襲なのよね。^^;>
2人とも、見識もあるし政治的に懐が深かったので、他の与野党議員からも一目置かれていたし。北海道知事を務めた後、民主党でも重鎮的な役割を果たしていた。民主党が政権をとった05年から衆院副議長に、09年から衆院副議長に。三権の長は横路氏にふさわしい立場であったと思うけど、副議長、議長にならずに党内にいてくれた方が、小沢Gとの党内対立が防げたと思うし。いざという時は、横路氏が代表として仕切ってなって欲しいと重っていた。そうしたら、もう少し民主党政権もいい形で仕事をして、次に期待を残す形で終われたかもと思う。
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『立民 泉代表「憧れの政治家 本当に残念」・・・北海道出身の立憲民主党の泉代表は、記者団に対し、「本当に残念だ。私が小さい頃からの憧れの政治家であり、リベラルの旗手で、平和を大切にする人だった。平和や生活者のための政治という軸を持ちながら、幅広い連携の中で、国民に政権交代を感じてもらえるような枠組みにしていくことが託されたメッセージだと思うので、全力を尽くしていきたい」と述べました。
『立民 小沢一郎氏・・・横路氏とともに当時の民主党の幹部を務めていた立憲民主党の小沢一郎・衆議院議員は、NHKの取材に対し、「大変驚いているし、とても残念だ。横路氏は社会党、私は自民党で、政治家としての生い立ちが全く別だったが、民主党の問題点だった安全保障政策について、2人で時間をかけて話をし、国連を中心に、世界や日本の平和を守ると合意したことが、いちばん思い出に残っている」と述べました。』(以上、NHK2.14)
『細田博之衆院議長は「政界引退後も平和と民主主義の大切さを次世代に伝える活動に尽力された。その功績は大きい」とのコメントを発表。松野博一官房長官は記者会見で、横路氏が北海道知事も3期にわたって務めたことに触れ、「地方と国政の双方で重要な役割を担われた。心から哀悼の意を表したい」と述べた。
自民党の茂木敏充幹事長は会見で「国会でも華々しく活躍し、注目を集める議論をされたと記憶に残っている」とたたえ、共産党の小池晃書記局長は「リベラル派の中心として頑張ってこられた方。残念だ」と死を惜しんだ。』(以上、時事通信2.7)』
野党、特に立憲民主党にこういう政治家がいて欲しいと思う。<枝野くんがもう少し成熟すれば、なれるかな?^^;立民の泉代表は北海道出身で、以前から横路孝弘氏に憧れて政治家を志したと言っていたのだけど。う~ん。(-"-)>
19日、立民党の党大会が開かれた。
4月には統一地方選もあるし。野党第一党を狙っている維新を抑え込むためにも、ここから立民党には頑張ってもらわないといけないのだけど。「これぞ」という方向性が見えて来ず。何だかな~という感じもあった。(~_~;)
<維新の馬場代表は、地方議員が今の400人規模の地方議員を600人規模に増やせなければ、責任をとって代表を辞任するって言ってるよ!(・・)>
『立憲民主党は19日、定期党大会を東京都内で開いた。泉健太代表は統一地方選や衆院補欠選挙で勝利を期すとともに、政権交代に全力を挙げる考えを表明した。「多くの仲間を党に結集し、全力で取り組もう」と訴えた。最優先政策に「子ども子育て予算の倍増」を挙げ、自民党は少子化対策や若者支援に消極的で不十分だと批判した。信頼回復と党再生や、統一選での若手議員増加の目標を盛り込んだ2023年度活動計画を採択した。
泉氏は、統一選や衆院補選に関し「極めて大事な選挙だ。勝利に向けてわれわれの訴えを堂々と展開していく」と強調。大会後の記者会見では、統一選の勝敗ラインを「現有議席増」と設定し、改選を迎える約780人を上積み、約1200人いる地方議員を増やすと言及した。
泉氏は党大会で、ジェンダー平等の実現を目指し「差別をなくし、誰もが生きやすい社会のために、同性婚や選択的夫婦別姓の法整備を進める」と述べ、自民党との違いを鮮明にした。(共同通信2月19日)』
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今、立民党に最も主張して欲しいことは、「9条改憲、軍備拡張は慎重に」「平和外交による戦争回避」「脱原発」。そして「LGBT差別禁止、同性婚」「選択的夫婦別姓制度」「女性の働き方」「子育て」「女性や子どもの人権」などなどだ。
岸田文雄氏が総裁選に出た時の公約は、旧民主党の代表にしたいぐらいの脱安倍的なリベラルな内容だったのだけど。
ただ岸田氏は首相になってから、安倍-菅政権が作った路線や党内の諸派閥になかなかあらがえず。自分の思う方向に進めずにいる。(~_~;)
維新は、「改革」路線の主張が目立っており(地方選でも「行政の無駄を省く」とか)平和や生活の安心、人権などの政策ははあまり目立たない。教育無償化の公約に力を入れているが。実は思ったほど実現できていない。^^;
民主党が07年の参院選で阿部自民党に勝利した時も、09年に政権交代を実現した衆院選も「国民の生活が第一」をスローガンにしていたのだが。
立民党も、ここで改めて「平和・リベラル志向」であることを前面に出した方がいいと思うのだ。(・・)
泉代表をはじめ、立民党の保守派の中には、立民党もそれなりに改憲や安保軍事に前向きな姿勢を示さないと、政権がとれないのではないかと考えている人もいるようなのだが。<てか、本人がそういう思想なだけなんだろうけど。>
そんなことは、自民党や維新、国民党に任せておけばいい。<または、自維国に移ってくれていいんだよ。(・・)>
自民党内では、09年に民主党に負けて下野した後、党内でどのようにしたら政権が奪還できるか、各派閥や議員仲間同士で様々な議論が行なわれたという。(・・)
当時は、谷垣禎一氏が総裁を務めていたのだが。谷垣氏は岸田首相と同じ宏池会系で、党内では平和・リベラル志向が強い政治家で、さほど好戦的ではなかった。
しかし、最大派閥の安倍派を中心に、党内の議員の中には、民主党を徹底的に叩くべきだとして、特に社民連出身の菅直人氏が首相になってからは「サヨク政権を許すまじ」という流れが強まり(+脱原発への反対も強く)、東日本大震災が起きても尚、ひたすら菅民主党バッシングを行なう戦法をとったのだ。<この民主党のイメージをダウンさせる作戦の効果は、今も尾を引いている。(-_-;)>
さらに、左派政権に勝つには、正反対のもっと保守的な主張をすべきだとの意見が通り、あえて「国防軍」などを明記した憲法改正案を発表することに。また、ソフトな谷垣氏では民主党に勝てないとして、安倍晋三氏が再登板し、憲法改正や軍事強化に加え、アベノミクスなる新自由主義的な経済政策を打ち出すなど意図的に民主党と逆の方針をアピールして、支持を得たのである。(~_~;)
逆に07年の参院選では、安倍一次政権が「憲法改正だ」「日米安保軍事の強化だ」「イラク特措法だ」とやっている時に、民主党が「国民の生活が第一」をぶつけて勝ったわけで。同じ方向で戦っていてはダメなのである。(・・)
立民党はその辺りをもう1回、きちんと分析、研究して、戦略を練った方がいいと思う。(**)
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また、mewが心配になったのは、どの政党と連携するかという部分だ。
泉代表は、維新との連携に前のめりで、『2022年の臨時国会で日本維新の会と「共闘」したことを挙げ「国会の歴史に残る快挙であり、今後の国会運営のモデルともなる」とアピール』していたのだが。mewは維新との連携には大反対だし、党内にもそのような声が多い。
『立民内では、リベラル系が共闘に懸念を強める。岸田政権の原発再稼働方針を支持する維新に、泉氏が「すり寄るのでは」と疑心暗鬼になっている。
立民内の最大勢力でリベラル系集団「サンクチュアリ」の重鎮は「維新を信用していいのか。だまされているのではないか」と指摘。若手は「(泉氏から)共闘の説明もない。安全保障政策も右に寄りつつある」と警告した。リベラル系では、枝野幸男前代表の再登板への期待が根強い。(時事通信23年2月19日)』
岡田幹事長は、立民と共に連合の支持を受ける国民党と合流することを念頭に、「政権交代可能な政治をつくり出すことができるのは立民だけだ。働く人々を代表する政党は一つで十分だ」と述べていたのだが。(共同2.19)
自民党にすり寄る国民党が、働く人々を代表する政党だとはとても思えない。(-"-)
・・・というわけで、立民党には、自分たちのあり方や戦略をもう一度見直して欲しいし。4月の地方選の結果がイマイチだったら、代表の交代も含めて、再起動した方がいいかも知れないと思っているmewなのでだった。(@_@。
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