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自民が阻んだ林外相のG20出席。世耕、林の出世争い、岸田内閣への嫌がらせ目的か?


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 林外務大臣が、国会対応を優先して、インドで行われているG20会合に出席しなかったことが、問題視されている。(**)
 
 G7議長国がG20に欠席するのは異例なこと。しかも、今回はウクライナ侵攻など重要なテーマについて協議される可能性があった。
 それでも、林大臣がどうしても国会で答弁しなければならないような超重要な問題があるなら、国会に出席すべきだったかも知れないのだが。2日の参議院予算委員会で、林大臣への質問は自民党からの1問だけ。林大臣の答弁は53秒だったという。^^;
 
 正直なところ、mewは、また立民党などの野党が「G20出席で国会を軽視するのか」とか言ったので、やむを得ず、国会を優先したのかな~と思っていたのだが。<野党の方々、ごめんなさい。m(__)m>
 立民党は、G20出席に関して何も言っていないとのこと。維新は、2日の国会質疑でG20欠席を批判していたほどだ。^^;
 
 え?じゃあ、何で行かないの?(・・)
 
 何と自民党内(特に参院&A派?)からG20出席に異論が出ていたとのこと。で、自民党主導の参院理事会が国会出席を要請したため、出席を見送ったようなのだ。(>_<)
 
 ここからは、半分くらい個人の邪推なのだけど・・・。<先に言っておくと、国会(特に自民党)では衆院議員は参院議員より上、衆院議員しか首相になれないと思われている。>
 
 自民党参院は、安倍派の世耕弘成幹事長(60・参5期)&その周辺が実権を握っている。そして、世耕氏は、次の衆院選で参院から衆院に鞍替えして、安倍派会長になり、総理の座を目指したいと考えている。<ただ、同じ和歌山県に二階俊博氏がいるので、なかなか思うように動けずイライラしている。>
 
 実は、林大臣(62・参5.衆1)も参院議員だったのだが、世耕氏より一足先に前回の衆院選に出馬して鞍替えに成功し、総理の座を目指している、いわばライバル。
 林氏は、安倍派の対局にいる宏池会(岸田派)に所属しており、韓国や中国との外交もそれなりにこなす。安倍シンパの超保守派は中韓朝を天敵視しているので、林氏が中韓の閣僚と交流するのも面白くないようだ。<ネトウヨ界では林氏は中国の回し者のリンさんと呼ばれているらしい。^^;・・・あ、G20には中国や韓国もはいってるんだっけね。(・・)>
 
 ただ、G20には中国とロシアが参加するので、日本がリーダーシップをとって話を進めたり、存在感を示したりするにも難しかったかも知れず。案の定、米国中心のグループと中国・ロシア側とで対立して、共同声明もうまくまとまらなかったという。<つまり、チョット大変そうだから、出席するのを控えたかもという見方もできるかな、と。(~_~;)>
 
 尚、林外務大臣は、3日からインドで行われるクアッド(日米豪印)の会合には出席する予定だ。(++)
 
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『外務省は1日、インドで開かれる主要20カ国・地域(G20)外相会合に山田賢司副外相を派遣した。林芳正外相の出席を検討したが、国会対応を優先して断念した。林氏は同日、参院予算委員会の基本的質疑に出席し、午前9時から7時間超にわたって閣僚席に座り続けたが、質問は自民党の上月良祐氏による1問のみ。答弁は53秒だった。(毎日新聞23年3月1日)』

 林外務大臣のG20欠席は、国際社会の信頼低下につながる可能性がある。(-"-)

『インドでのG20外相会合への林外相の出席を阻む形となる参院予算委員会の決定は、自由で開かれた国際秩序の堅持に向けた日本外交の決意と覚悟を疑われる事態を招きかねない。

 G20は、国際秩序を揺さぶり、独自の主張を展開するロシアや中国もメンバーだ。対露政策で様子見を続ける国も含まれる。法の支配の重要性を掲げ、中露に対抗する結束を呼びかける日本の外交トップが不在では、その説得力は低下する。

 先進7か国(G7)の議長国を務める日本は、対露制裁とウクライナ支援の議論を主導する役割を期待されている。広範な対露包囲網の形成には、G20議長国のインドとの緊密な連携が欠かせないが、そうした取り組みにも水を差しかねない。インドの現地メディアは「国内事情での外相欠席は、議長国インドをいら立たせるだろう」といった論評を報じている。
 
 首相や閣僚が過度に国会に拘束され、外交活動が制約される問題はかねて指摘されてきた。外務省幹部は「外交上、重大な損失になる」と危惧する。外交上の損失は、国益を損ねることを意味する。与野党と政府は今一度、国会審議のあり方を見つめ直す必要がある。(毎日新聞23年3月1日)』

* * * * *

 ただ林大臣のG20出席を阻んだのは、野党ではないのだ。(@@)
 
 立民党の斎藤参院国対委員長は、『インドで開かれるG20外相会合に林外務大臣が予算委員会審議のため出席を見送ったことに触れ、「私どもはG20の外務大臣出席について反対をしたという事実は、申し訳ないが、全くありません。G20については、はじめから政府が大臣を派遣しないという方針であったと私は認識をしていますから、そこのところ、ぜひ事実誤認のないように、よろしくお願いをしたい」と述べました。』(立民党HP3月2日より)
 
 維新の会の音喜多政調会長も、2日の国会質疑で、「昨日この場所に座られて答弁何回ありました?1回ですよね。時間にして53秒ということで、私はこれ、林外務大臣の無駄遣いであったと言わざるを得ないと思うんです」と批判している。

 岸田首相は、それに対して「国内での公務の日程・内容等を総合的に勘案し、最終的に政府・外務省として山田賢司外務副大臣とすることが適切であると判断をいたしました」と答弁することしかできなかった。(-"-)(「 }内はTBS3.2より)
 
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 実は、今回、林大臣のG20欠席を決めたのは、自民党が主導している参院予算委員会の理事懇談会(バックには世耕参院幹事長)だったのだ。(・o・)
 
『外務省は林氏の会合出席を模索したが、基本的質疑は、国会が首相以下、全閣僚の出席を求めるのが原則で、自民党の藤川政人筆頭理事は2月28日、国会内で記者団に「いたずらに外交日程に穴を開けるつもりはないが、国会のルールを優先してもらう」と述べていた。(毎日新聞3.1)』
  
『理事懇談会では、23年度予算案の審議を巡り、岸田首相と全閣僚が出席する「基本的質疑」を3月1、2日に行うことで一致した。3日には、首相と鈴木財務相、要求された閣僚が出席する「一般質疑」を行うことでも大筋合意した。(略)
 
 自民党の世耕弘成参院幹事長は記者会見で、「基本的質疑は非常に重要度が高い」と述べ、外交日程よりも優先せざるを得ないと説明。クアッド外相会談については、「(3日は)通告した閣僚に対する質疑なので、ぎりぎり間に合う可能性もある」と語り、野党と調整して出席を模索する考えを示した。(読売新聞23年3月1日)』
 
* * *

『自民党の藤川政人・参院予算委筆頭理事は「いたずらに外交日程に穴をあけるつもりはないが、基本的質疑は国会のルールを優先してもらう」と強調。世耕弘成・参院幹事長も「全閣僚出席の基本的質疑は非常に重要度が高い。外務大臣から直接答えを聞いてみたいという議員や国民も多い」と国会優先を主張した。

 これまで自民党は、特に安倍元首相周辺が「総理や外相が国会審議に縛られて外交ができない」「野党が外遊を認めない」とさんざん文句を言ってきたはずだ。一体どうなっているのか。それに、岸田首相が熱望するウクライナ訪問は「国会の事前承認は不要」と特例を認める声が相次いでいるのに、林外相のG20出席は原則論で阻んだ。

「憲法の“30日ルール”で予算案の年度内成立が確実になり、外相の海外出張は参院が軽んじられるというメンツの問題はあるでしょう。衆院に鞍替えしてすぐ大臣になった林氏に対する複雑な感情も、参院側にはあるのかもしれません」(政治ジャーナリスト・山田厚俊氏)(略)

 「参院議院運営委員会で日銀の次期総裁候補の植田和男氏の所信聴取を行った際も、世耕さんは自ら質問に立って『アベノミクスを継承するのか』と迫っていた。安倍派の後継レースで萩生田さんに後れを取っている焦りがあるのだろう。だから、安倍元総理と確執があった林外相の足を引っ張ることで派内や支持者にアピールする狙いもあるのではないか」(自民党ベテラン議員)

 そんなタイミングで2月28日夜に麻生副総裁と萩生田政調会長が会食したことも臆測を呼んでいる。林外相の外遊に反対した筆頭理事の藤川氏は麻生派だ。
 G20欠席をめぐる混乱は林外相への嫌がらせなのか。それとも、G7外交に浮かれる岸田首相を揺さぶる党内政局の一環か。(日刊ゲンダイ23年3月2日)』
  
<麻生副総裁は、G20欠席に疑問を呈していたそうだが。額面通りに受け取ることはできない。^^;>  
  
 まあ、この動きが「岸田おろし」を目的としたものかどうかはわからないが。岸田内閣への嫌がらせ、揺さぶり行為、足引っ張り行為ではあるかも知れず。自民党は、やっぱ外交よりも自分たちの出世争いの方が大事なのかなと思ったりもするmewなのだった。(@_@。
 
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by mew-run7 | 2023-03-03 02:21 | 自民党について

「平和で平穏で楽しい生活が一番!」アンチ超保守&安倍・菅・維新の立場から、左右ではなく、mew基準の視点で、政治や競馬、スポーツなどについて書く。写真は溺愛馬トロットスター


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