【*1、*2などの関連記事は、記事の最後にあるMoreの部分にあります。】
【将棋・・・昨日、順位戦A級プレーオフが行われ、藤井聡太五冠(20)が広瀬章人八段(36)に勝利し、初めて名人への挑戦権を得た。もし藤井五冠が渡辺明名人(38)に勝った場合、史上最年少名人獲得の記録を更新することになる。
昨日は仕事が忙しくて、ほとんど対局が見られず。夜9時過ぎに覗いた時に「まだ、やってる」「藤井、優勢か~」という感じだったのだけど。11時過ぎに帰宅したら、「まだやってた~」とビツクリ。お互いに持ち時間をほぼ使い尽くし、11時45分、125手めでやっと藤井五冠が勝利を決めた。藤井は近時、毎局のように激闘が続いてい大丈夫かしらと案じてしまうのだが。若さ&タフさを武器にガンバです。o(^-^)o】
* * * * *
5日に『加計問題でも「総理のご意向」。官僚は官邸側の言葉をメモして残す。礒崎が総務省に電話』という記事を書いたのだが・・・。
何だか高市内閣府大臣や自民党の対応が、森友・加計問題の時と(やりクチも含めて)同じような感じになって来た。(@@)
17年2月に森友学園の不当な土地購入が問題になった時に、安倍首相(当時)は国会で「私や妻が関係していたということになれば、それはもう間違いなく総理大臣も国会議員もやめる」と明言した。
今回は、高市大臣が「捏造だ。文書に書かれたことが事実なら、閣僚も議員も辞職する」と言っている。^^;
一般的に行政文書のメモ(忘備録)は、関係者の行為や言動を記録しておくために残すものなので、100%とは言えなくとも、ほぼ事実に沿ったことが書かれているわけで。「捏造」だと疑うことはないのだが。
高市氏は、すぐに「捏造だ」と言ったのは、森友問題の時に「行政文書の偽造」がなされたことが頭にあったからかも知れない。財務省が安倍首相の関与が疑われないように、文書の内容を改ざんするという荒業に出ていたのだ。<つまり行政文書は捏造されることがあるんだ、という認識があったということね。(~_~;)>
* * *
17年6月には、安倍首相(当時)のお友達が経営する加計学園の大学獣医学部の新設の認可が問題になったのだが。安倍氏は、この件も「全く知らない」「関与していない」と主張し続けていた。
ちなみに、この時は、朝日新聞が17日に「総理のご意向」などと記した文科省の文書を公表したのだが。
菅官房長官は「怪文書みたいな文書じゃないか」などと発言。しかも、松野博一文科大臣は19日に「文書の存在は確認できなかった」と発表していた。(~_~;)
しかし、野党やメディアから批判が出たため、文科省が再調査したところ、14の文書の存在が確認されたのである。(・・)
『文書を「怪文書」と表現した菅氏は、会見で何度も発言を撤回するかどうかを問われたが、「当初は出所や信憑性が分からない文書だった。事実関係が異なっていることの説明がされず、怪文書という言葉だけが独り歩きしたことは極めて残念だ」と述べるにとどめた。(産経新聞17年6月15日)』
ただし、菅官房長官は、実在する行政府の文書を「怪文書」と呼んだことを批判されたため、翌16日には「怪文書」という言葉を撤回した。(~_~;)
そう言えば、高市大臣も2日に礒崎関連文書の話が出た時には、「怪文書ではないか」と言っていませんでした?^^;
* * *
加計問題の時には、このあと政府に曖昧な対応をされて、結局、事実が明らかにならないまま、逃げられてしまったのだが。今回は、そうならないようにすることが重要だ。(++)
加計問題の時には、安倍側近の萩生田官房副長官や和泉首相補佐官などの官邸スタッフが、文科省の官僚とやりとりしていた。
文書には、「総理のご意向」「官邸の最高レベルが言っていること」「1~2ヶ月単位で議論せざるを得ない状況」などの言葉が記録され、官邸から認可へのプレッシャーがかかっていたことが伺えた。(-"-)
ただ、彼らは「自分たちはそんなことは言っていない」と発言を認めようとせず。
政府も文科省もこれ以上、文書の調査は行わないとしたため、真相がウヤムヤになったまま、幕引きされてしまったのである。(ノ_-。)
まあ、今回の場合は、メインの礒崎首相補佐官が、総務省のやりとりを認めているので、文書に書かれたようなやりとりは存在したのでないかと推察されるのだけど。^^;
高市氏は、昨日8日の国会で、自分の名が挙がっている4枚の文書に書かれたことは、「事実ではない」と言い張っていた。
『総務省の公表文書では、高市氏に関する記述が4文書ある。立憲民主党の小西洋之氏が予算委で「全部捏造でよいか」と尋ねると「結構だ」と答え、「大変迷惑している」とも述べた。(毎日新聞23年3月8日)』
『立憲民主党・小西洋之参院議員「高市大臣が早く『ねつ造』という発言が虚偽であることを認めて、この委員会での発言の通り大臣を辞職し、議員を辞職することを求めます」
高市経済安保相「ありもしないことをあったかのように作ることを、『ねつ造』というんじゃないでしょうか。わたしは『ねつ造』と少し強い言葉を使ったかもしれないが、これが事実であれば私は責任を取りますよ。でも、事実じゃないですから」(略)
高市大臣は、安倍政権で総務相だった当時に関する記述について、「放送法に関して法解釈などについて、安倍元首相と電話で話したことはない」と述べ、あらためてねつ造だと主張した。(FNN23年3月8日)』
「もう開き直るしか道はない」と思っているのだろうか。(-_-;)
しかし、困ったことに、松本現総務大臣まで、自分の省庁の官僚が作った文書の正確性に疑問を唱えている。^^;
『小西議員が、一般論として、行政文書を作成する際にねつ造はあるのかと質問したのに対し、総務省の担当者は、「ねつ造のようなものは、行政文書の中にあるとは考えにくい」と説明した。
一方、松本総務相は、「作成者や作成経緯が不明な文書にある日付と作成日が符合しないものがあり、精査を進めている」としたうえで、「正確性が確保されているとは言い難い」と述べた。(同上)』
自民党の世耕参院幹事長(当時は安倍内閣の官房副長官)に至っては、「はあ?意味不明」としか言えないような擁護の仕方をしていた。(゚Д゚)
『自民党の世耕弘成参院幹事長は7日の記者会見で・・・「外形的に行政文書だからといって、真実を伝えているかどうかは別問題だ。関係者で精査してもらいたい」と述べ、真偽の確認を続けるよう求めた。
文書に記されている当時の礒崎陽輔首相補佐官の発言に言及。首相補佐官は省庁に指揮、命令する権限を持っていないとして「補佐官としてではなく、一人の議員として意見を言ったと捉えるのが普通だ」と説明した。(産経新聞23年3月7日)』
礒崎氏が首相補佐官であったからこそ、総務省OBである山田首相秘書官も使いつつ、「上から」(官邸から)総務省とやりとりができたし。「俺と総理で決める」とか「俺の顔をつぶすようなことになれば、ただじゃあ済まないぞ。クビが飛ぶぞ」とか恫喝して、圧力をかけることもできたわけで。
礒崎氏がひとりの議員として力がないことは、それこそ世耕氏が一番よくわかっていることだろう。^^;
* * *
そう言えば、山田首相秘書官がこんなことを言っていたのが、文書に残っている。
『礒崎補佐官は官邸内で影響力はない。総務省としてここまで丁寧にお付き合いする必要があるのか疑問。今回の話は変なヤクザに絡まれたって話ではないか。(略)(総務省も)本気でこの案件を総理に入れるつもりなのか。総務省も恥をかくことになるのではないか。』(山田総理秘書官レク・2015年2月18日官邸より)
ちなみに、この人は、菅義偉氏が首相になった時に、内閣広報官に起用され、記者会見を仕切る役割を担って注目されていた、あの山田真紀子氏だった。(・o・)
山田秘書官は、法解釈について書くときに、再登場する予定なのだが。さすが総務省の次官候補(初の女性局長)だっただけあって、安倍側近の官邸スタッフの力量をしっかり見抜いていたようだ。(・・)
いずれにせよ、ここはモリカケ問題のようなウヤムヤ逃げ切りをさせないためにも、しっかりと真相を追及する必要があると思うmewなのである。(@_@。
THANKS
【下の2つのランキングに参加しています。できれば、2つともクリックして頂けると、有難いです。組織票は全くなく、記事を読んで下さる方々だけが頼りなので、よろしくお願いします。m(__)m】
↑もう1クリックが、ブログを続けるエネルギー源に"^_^"