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『
最初に・・・。昨日20日の『袴田の再審を認めた裁判長は、小沢無罪を出した人&検察は特別抗告をするのか』の続報を・・・。
朗報です!<朗希の朗報も欲しいな~。>
東京高検は、袴田巌さんの再審開始決定に対して、特別抗告を行なうことを断念しました~!(**)
『1966年6月に静岡県の一家4人が殺害された「袴田事件」で、東京高検は20日、死刑が確定した袴田巌・元被告(87)の再審開始を認めた13日の東京高裁決定を受け入れ、最高裁への特別抗告を断念すると発表した。再審開始決定が確定し、静岡地裁で再審公判が開かれることになった。
特別抗告の要件は憲法違反と判例違反に限られる。東京高検の山元裕史次席検事は20日、東京高裁決定について「承服しがたい点があるものの、特別抗告を申し立てる理由があるとの判断に至らなかった」とするコメントを出した。
特別抗告の期限は20日で、弁護団は高裁決定後、高検に対し、特別抗告を断念するよう申し入れていた。(読売新聞23年3月20日)』
とはいえ、これでやっと再審が受けられることになった・・・というだけに過ぎないのだけど。これまで「再審」を受けること自体ができなかったわけで。
お姉さんのひでこさんも「57年間、60年近くになったが、本当にこんなにうれしいことはない。57年も吹っ飛びました。再審開始になったからって、裁判終わったわけではないから。これからが正念場」と語り、「うれしい、ありがとう」と何度も何度も繰り返していたという。
再審開始が決まれば、過去4回行われた再審では、全て原告側が無罪になっているし。もし検察側が新たに有罪とすべき証拠を出せない場合は、袴田さんも無罪になる可能性が大きいからだ。(・・)
弁護団や支援者も、事件の証拠が捏造であることを立証するために、設備を作って時間をかけてシャツを味噌漬けにする実験なども行なったりしたわけで。<他に家屋にはいる扉が開けられるかの実験とか、凶器の実験とか行なっていたのをTVで見たことがある。>
『弁護団の小川氏は「事件の証拠が難しいものではなかったことは明らか」と、衣類を袴田さんを犯人とする証拠と認定してきた過去の司法判断を批判する一方、みそ漬け実験を手伝った支援者らにも「(支援者らが)10年、20年もみそに囲まれてやってくれた」と、深々と頭を下げた。(産経新聞23年3月20日)
『嶋勝彦弁護団長は会見で「東京高裁の再審開始決定は特別抗告が成り立たないことを説明しており、断念は当然だ」と語ると、あふれる涙をこらえきれずに机に顔を伏せた。その後、「再審請求時の証拠はそのまま再審公判に使える。一刻も早く(裁判官に)無罪判決を書かせたい」と意気込んだ。
弁護団は今後、静岡地裁で開かれる再審公判で検察側に有罪主張を放棄し、袴田さんの無罪を求める論告をするよう求めていく方針だ。(同上)』
検察側は、再審で有罪立証を続ける価値や自信があるのか、立証を放棄すべきのか、ともかくこれ以上、袴田巌氏や家族を苦しめ、同氏の人生を破壊しないで済むように、人権面も配慮しつつ、よ~く考えて判断して欲しいと思う。(**)
<もしかして、今回の東京高検の判断も、脱アベ効果なのかな~。(・・)>
話は変わって・・・。高市経済安保大臣が、グレ始めている。(@@)
昨日の国会では、礒崎関連文書に記された高市氏の言動だけでなく、高市氏の国会内の言動についても質疑が行われることになった。
総務省は、昨日も「高市レク」があった可能性が大きいという証言を行なった。
『予算委員会で総務省は、高市大臣が「ねつ造」だとしていた「大臣レク」の文書について、作成者や同席者のいずれも「ねつ造との認識はなかった」と話していると明らかにしました。
一方で、大臣レクの存在については記憶にないとの証言もあり、「正確性については確認できない」ともしています。(TBS23年3月20日)』
しかし、高市氏は「捏造」だとした自分の発言を撤回しないと主張し続けている。
* * *
また、15日に高市氏が、立民党の杉尾秀哉議員に「私が信用できない、答弁が信用できないんだったらもう質問をなさらないでください」とキレ気味の答弁を行なったことには、与党内からも批判が出ていたようで。
20日の予算委員会で、何と自民党(安倍派)の末松委員長から、注意される自体となった。(・o・)
高市氏は「末松委員長からのご指導・ご注意につきましては、重く受け止めさせていただきます」と答弁したものの、ややふれくされたような態度だった上、謝罪も撤回もせず。
それを受けて、末松委員長は、答弁と終えて、委員会室を退席しようとする高市大臣をわざわざ呼び返して「『私は信用できないから質問をなさらないでください』という表現については、これはぜひ適切な表現ではないんで、ある面で敬愛の精神というのを忘れている言葉だと思っておりますので」と、さらなる注意を行なったのである。(゚Д゚)
その後も高市氏はなかなか答弁の謝罪や撤回には応じず、委員会は一時中断することに。
結局、「『敬愛の精神が必要』という末松委員長からのご注意を重く受け止め、『私が信用できない、答弁が信用できないんだったら、もう質問はなさらないでください』という答弁についてのみは、撤回をさせていただきます」と、撤回には応じたものの、最後まで謝罪を行おうとしなかった。(-"-)<「」の発言部分はTBS23年3月20日より>
国会での態度が、何かもう反抗期でグレ始めた中学生のように、なっているのである。(>_<)
高市氏がイラ立っているのは、この礒崎関連文書のことだけではない。
以前にも取り上げたが、奈良県知事選で県連会長の高市氏が推している平木省候補(何と総務大臣時代の秘書)が、もう公示日直前だというのに、自民党の推薦さえとれずにいるのだ。(@@)
高市氏は高齢化している現職の荒井知事を退任させて、新しい候補を擁立する計画を立てていたのだが。党本部や県連の中に、荒井知事の続投を望む人が少なからずいた&二階元幹事長がそのバックについたことから、高市氏の提案が通らず。
しかも、もし自民党系の2候補の分裂選挙になれば、維新の候補が漁夫の利を得る可能性あるという。(゚Д゚)
この件については、改めて取り上げたいのだが。高市氏は分裂選挙を回避するために、何度も荒井知事に面会を申し出ているのだが。荒井知事は高市氏に会おうとせず。
自民党本部に推薦を出すように求めても、選対委員長の森山裕氏やそのバックにいる二階元幹事長が荒井氏と旧知の仲であるため、高市氏の要請に応じず。
もしこのまま高市氏の推す候補が負けた場合、しかも維新候補が勝った場合、高市氏の自民党内での立場は失墜するおそれが大きい。_(。。)_
高市氏は先月27日、何と平木氏の推薦について18回もツイートしたという。
『高市氏は18回のツイッターで、県連が平木氏への推薦を決めた経緯について、「手続きに瑕疵(かし)があった旨の報道。選対委員会では平木氏を推す委員が圧倒的多数。投票箱を用意したのに、『県連会長一任』の声に皆が了承。票数が報じられると知事に恥をかかせるという『武士の情け』だった」と説明した。
その上で、「推薦が遅れて困るのは、他党との関係だ。公明党県本部は、自民党本部より先に推薦するわけにもいかないと気を使って待ってくれている」と強調した。(略)
「平木氏と知事の1本化をしない私を批判する報道も多々拝見した。知事には面会を申し込んだが、拒否されている」とも苦言を呈した。(朝日新聞23年2月27日)』
しかし、平木氏が推薦を得たという情報はまだ出ていない。しかも、今回の礒崎関連文書は、荒木知事の推薦を望む自民党議員や平木氏の立候補を望まぬ総務省官僚が、高市氏を窮地に陥れるために、オモテに出させたのではないかという風聞も流れているようで・・・。それが高市氏の心をさらに逆撫でしているかも知れない。(-_-;)
* * *
高市氏はまた、今月18日には、国会対応に関する不満などを15回もツイートをしてイラ立ちを示したという。(~_~;)
《3月から、総務省文書騒動で役所の公務は殆どできなくなりました。国会答弁最優先ですから、海外でセキュリティクリアランスが無いばかりに不利益を受けている企業の非公開ヒアリングには終盤しか参加できず、多くの企業が参加される経済安全保障の講演会もドタキャン。「国会軽視」はしていません》
《立憲民主党の小西洋之(小西文書)の争点は安倍政権下において放送法の解釈が変更されたのか、放送行政が歪められたのか、だったはずなのに、いつから高市早苗の捏造発言へと争点が移るようになったの?争点が全く別の次元になった時点で今回の一連の騒動の浅さを物語っているのだが》《放送法のどこがどういうふうに解釈変更されたんですか?これさ、解釈変更されたと主張する小西洋之に立証責任がありますよ》
高市氏はもしかして、自分が安倍首相の後ろ盾(ごヒイキ)があったからこそ、安倍二次政権で党三役や閣僚に起用、総裁候補にもしてもらって、党内でそれなりの地位を築けたことに気づいていないのだろうか。
これ以上、国会でグレていると、もう総裁候補になれる可能性はなくなるかもな~(期待込み)と思うmewなのだった。(@_@。
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