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【世界フィギュア・・・昨日は女子フリーが行われ、SP1位だった坂本花織(22)がフリーでは2位だったものの、日本勢初の2連覇を果たした。(*^^)v祝<浅田真央は3回、安藤美姫は2回優勝しているけど、連覇はしていなかったんだ。(・o・)>
坂本は、5年前に同じさいたまアリーナで行われた世界選手権で、ジャンプにミスが出てSP2位から総合5位で終わった。今回はそのリベンジをするためにパーフェクトを目指して練習を重ねたそうなのだが。後半、3F-3Tで行くはずが、最初の3Fが1回転になるミスが出るなどして(ただ、きちんと3Tをつけたのはさすが!)、目標が達成できず、悔しさが残る優勝になったようだ。でも、昨季、五輪で銅、世フで金メダルをとり、燃え尽き症候群になりそうな中、全日本選手権からしっかりと自分を立て直したのはスゴかったと思う。
とはいえ、近い将来、ロシア勢も戻って来そうだし。今回フリー1位だった韓国のイ・ヘイン(17)や全米女王のレヴィト(16)、全日本で3位になった島田真央(14)のように、高難度のジャンプをこなす若手がどんどん育って来ているので、ここからどこまでジャンプの難度をあげられるかが大きな課題になりそうだ。(・・)
6年ぶりの出場で、SP5位だった三原舞依(22)は、フリー後半でジャンプミスなどが出て総合5位に。かなり悔しさが残る大会になった。でも、関節の難病を見事に乗り越えて、今季はGPファイナルで優勝したし。三原の存在を世界に知らしめる年になったと思う。<SPの戦メリが好きだった。>
そして渡辺倫花(20)は、SP15位から総合10位に上昇。3Aは失敗したものの、他のジャンプはほぼ成功。フリーの仁も彼女にあったいい振り付けだ。
渡辺はフリー後に号泣する中庭コーチに、「こんなので今泣いていたら、今後もたないよって。また来季ここに戻ってくるから、今泣いていたってダメだよ」と声をかけたとか。(~_~;) 3Aがしっかり決まるようになれば、TOP争いができると思う。少しおやすみして、みんな、来季もガンバ。o(^-^)o】
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最近、ついつい礒崎関連文書の話を書くことが多くなってしまうのだが。今回は、他の話を・・・。
ニュース等では、ほとんど取り上げられていないのだけど。参院予算委員会では、「反撃能力」に関する質疑も行われている。(・・)
岸田首相や浜田防衛大臣は、当初、反撃能力(敵基地攻撃能力)についてきかれると「安全保障における“手の内”を 明らかにすることになる」として、質問に対して具体的な答弁を行なうことを避けていたのだが・・・。
国民に対する説明が足りないと批判された上、立民党など野党がしつこく追及を続けたこともあって、岸田首相らもようやくチョコチョコと答え始めたのだが。その基準があまりにも曖昧なので、ますます問題性を覚えるところがあった。(-"-)
そもそも岸田首相は、専守防衛に関して「憲法、国際法、国内法の範囲内で行うものであり、専守防衛を投げ捨てるようなものではない」「防衛3文書の中にまずは外交というものを掲げてこの地域の平和と安定に貢献する」(NNN3.19)と言っているのだが。
「専守防衛」と「平和外交」は異なる次元のものだし。「専守防衛」の理念から考えて、「ここから先はダメ」という一線をある程度、具体的に確立しておかないと、いざ、有事に直面した際に、ズルズルと防衛より攻撃を強化する態勢に傾いてしまい、国民を危険にさらすことになると思うのだ。(-"-)
『反撃能力 いつ使う?・・・どのような場合に使うかという「基準」についても、首相は答弁しました。
政府はこの基準について「相手が武力攻撃に着手した時点」だとしています。ただ、野党は、「相手の着手」がいつなのか、という認定を誤れば、国際法が禁じる「先制攻撃」だとみなされると、追及しました。
〇立憲民主党・杉尾秀哉議員「相手国がミサイルの発射を準備する段階から自国領土への着弾まで、いろんな段階がありますけど、どの段階で着手とみなすことができるのかお答えください」
〇岸田首相「相手方のミサイルの発射、特に第一撃を事前に察知し、その攻撃を阻止することは難しくなってきている」
反撃は、事実上、相手からの最初の攻撃を受けたあとになる、との認識を明らかにしました。
相手の攻撃への「抑止力」が反撃能力を持つ最大の狙いだったはず。岸田首相のコトバ通りなら「抑止力になっていないのでは」との批判の声もあがっています。(同上)』
* * *
反撃(敵基地攻撃)能力の最大の問題点は、ここにある。(**)
そもそも自民党内で、敵基地攻撃能力の話が始まったのは、タカ派議員たちが「攻撃を受けるのがわかっているのに、敵基地を攻撃できないのはおかしい」「それでは、国土が守れない。相手の攻撃への抑止力がない」、「座して死を待たず」とか言い出したことにある。^^;
岸田首相が言うように、近時は移動式のミサイル発射台、地中や水中(潜水艦)などからのミサイル発射なども可能なことから、相手方のミサイルの発射、特に第一撃を事前に察知し、その攻撃を阻止することは難しくなってきているのだが。
攻撃された後で反撃を行なうのでは、「抑止力」にならないし。攻撃される前に撃った場合には、憲法の「専守防衛」の理念に反するし、国際法が禁じる「先制攻撃」だとみなされるおそれもあるわけで。
本当はこの国会で、その部分をもっとはっきりさせて欲しかったのだが。野党は、6月の会期末までには、この点をもっと追及して欲しいと思う。(・・)
最後に、安倍派の動きを・・・。(・・)
安倍元首相が昨年7月に他界してから、安倍氏が会長を務めていた自民党最大の派閥(96人)である清和会は、なかなか次の会長を決められず。とりあえず、集団指導体制をとることにして、ずっと「安倍派」を名乗ったままだ。(~_~;)
一部の議員が、ベテラン幹部の塩谷立氏を会長にしようと動いたのだが。若手・中堅議員から反対が出たため、実現できず。下手に動くと、派閥が分裂しかねない状態にある。将来、首相の座を狙うステップとして、安倍派会長の座を狙う幹部が何人もいる上、派閥内にある旧岸・安倍派と旧福田派のグループの議員が、対立するおそれがあるからだ。^^;
しかも、安倍派は、安倍元首相の事件を機に問題になった旧統一教会と関係していた議員が多いことから、幹部議員(特に旧統一教会との関係の深い議員)はオモテだって言動しにくい状況にあった。_(。。)_
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しかし、今年1月31日、萩生田光一政調会長が、ラジオの番組で安倍元首相の一周忌をめどに同派の新会長を選出すべきだと発言。しかも、萩生田氏は番組でのやりとりの中で「私で役立つことがあると皆さんが言ってくれるのであれば、どういう立場でも頑張るつもりだ」と発言したことから、事実上、会長候補に名乗りをあげたような感じに。^^;
一方、同じく会長の座を目指している世耕弘成参院幹事長は、3月12日のテレビ番組の中で『新会長を選ぶ時期について、安倍氏の一周忌にこだわる必要はないとの認識を示した。一周忌までに決めるとの合意があるかを問われ「なかなかできていない。(時期を)決めにかかると難しい」と述べ』、萩生田氏をけん制したという。(東京3.12)』
そんな中、清和会の元会長で、いわば後見役でもある森元首相が突然、こんなことを言い始めた。
『森喜朗元首相は23日、東京都内の会合で、安倍晋三元首相の死去後、不在となっている自民党安倍派会長を巡り、いずれかのタイミングで一人を選出すべきだとの考えを示した。「どこかで誰か一人、代表を決めなければならない」と述べた。森氏は安倍派の運営に強い影響力を持つ。
安倍派所属の萩生田光一政調会長、世耕弘成参院幹事長、松野博一官房長官、西村康稔経済産業相、高木毅国対委員長の5人の名前を挙げ、投票やくじ引きで決める案に言及。選出時期については「今国会が終わる頃なのかどうか」と語ったが、明示はしなかった。(共同通信23年3月23日)』
そして、昨日、名前をあげた幹部らと会食を行なったという。
『自民党安倍派の萩生田光一政調会長、世耕弘成参院幹事長ら5人は24日夜、東京都内のホテルで森喜朗元首相と会食した。
森氏は同派に影響力を持っており、派閥運営を巡り意見を交わしたとみられる。
森氏と会食したのは他に、西村康稔経済産業相、松野博一官房長官、高木毅国対委員長。森氏は23日の会合で、同派会長候補としてこの5人の名前を挙げていた。(時事通信23年3月24日)』
正直なところ、自民党ひいては日本の国政や諸権力を牛耳っている清和会は、分裂した方が日本のためになると思っているのだが。(最近、森氏が絡むとろくなことがないしw)その期待を込めつつ、今後の派閥内の争いがどうなるか、注目しているmewなのだった。(@_@。
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