【*1、*2などの関連記事は、記事の最後にあるMoreの部分にあります。】
【世界フィギュア・・・24日には、アイスダンスのRD(リズムダンス)が行われ、2年連続出場の村元哉中、高橋大輔組が出場し、72.92点で11位になった。
高橋が序盤のツイズルで1回転多く回ってしまうミス、後半のステップでもレベルを取りこぼしたのは残念だったが。ラテンのリズムに乗った高橋の表現力は、さすがという感じ。10位以内にはいれば、来年の出場権を2枠獲得することができるので、日本のアイスダンス界のためにも、フリーで頑張って欲しい。o(^-^)o】
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昨日24日の参院予算委員会でも、礒崎関連文書と高市早苗氏の問題が取り沙汰されていたようだが。
当ブログでは、そろそろ高市氏の件はヨコに置いて(大きな問題があったら取り上げることにして)、本題である「安倍内閣のメディア支配」の話に軸を移さなければと思う。
それに後述するように、高市氏が「捏造だ」と言い張って、自己保身的な発言を繰り返していたことで、野党だけでなく、自民党内の議員からも疑問や批判の声が出るようになっており、高市氏の立場は大きく低下したように見える。
たぶん、高市氏が次期総裁の候補になる可能性もかなり減じたことだろう。(・・)
というわけで、今回の記事は、高市氏の件に一区切りつける目的で書くことにする。
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『立憲民主党は文書を官僚の「捏造(ねつぞう)」だと断言する高市早苗経済安全保障担当相は閣僚失格だと主張し、岸田文雄首相に罷免を要求。首相は文書が正確かどうかの精査が先決だとして応じなかった。
「引き続き文書の正確性を議論しなければならない。その段階でいきなり更迭うんぬんというのはあまりに論理が飛躍している」。首相は立民の石垣のりこ氏の罷免要求をこういなした。(略)
石垣氏は「記述は捏造との認識は変わらないか」と高市氏に質問。高市氏は「ありもしないことをあったかのように書いている。だから捏造だと言った」と譲らなかった。
すると石垣氏は「捏造は犯罪だ。(高市氏には)告発義務がある」と指摘。高市氏は「告発するつもりはない」と苦しい答弁に追われた。石垣氏は次に首相に矛先を向け、「保身のため(捏造だと主張し)部下を売り飛ばす一点を取っても、もはや高市氏は任に堪えない」と即時更迭を迫った。(時事通信23年3月24日)』
『維新の音喜多駿政調会長は、放送法の解釈がゆがめられたか否かが最大の焦点にもかかわらず、捏造でなければ閣僚や衆院議員を辞すると高市氏が表明したことで、論点がずれたと指摘。「辞任する必要があるとは全く思わない。軌道修正しないか」と「捏造」発言の撤回を促した。
だが、高市氏は「文書に書かれているようなことはあり得ない」と応じなかった。(同上)』
高市氏は、音喜多氏の「軌道修正したのか」との質問に対し、「相手さまに対して、選挙区の思いをむだにするようなことを申し上げることはけしてございません」と答弁していたのだが。せめて、閣僚辞任、議員辞職するかとの問いに「結構ですよ、と応じたのは言い過ぎでした」と撤回して欲しいものだ。(・・)
磯村関連文書を見ると、高市レクあったとされる15年2月13日以降も、高市氏の言動について記された部分がある。
<「デブリ」は「debriefing」の官僚的略語らしい。「事後報告」のようなもの>
ちなみに「最初大臣は本件についてあまり記憶がなかった様子で、第一声は「本当にやるの?」という記述があるのを見ると、高市氏は忙し過ぎたせいか、この時点でもう「高市レク」を行なったという記憶が薄れてしまっていたのかも知れない。(~_~;)
『大臣レクの結果について安藤局長からのデブリ模様
(平成27年3月6日(金)夕刻)
◯整理ペーパーと「礒崎総理補佐官からの連絡」で大臣にご説明。最初大臣は本件についてあまり記憶がなかった様子で、第一声は「本当にやるの?」。
◯大臣は、最近の自民党からの要請文書やNHK籾井会長の国会審議等を見ていて慎重になっているのかもしれない。整理ペーパーを見ているうちに内容を思い出してきたようで、以下のご発言。
・これから安保法制とかやるのに大丈夫か。
・民放と全面戦争になるのではないか。・総理が「慎重に」と仰るときはやる気がない場合もある。(前回衆院選の)要請文書のように、背後で動いている人間がいるのだろう。
・一度総理に直接話をしたい。→平川参事官に今井総理秘書官経由で総理とお話できる時間を確保するようその場で指示。(3/6/金~3/8/日の間)』
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『・礒崎補佐官に対し、一度「(高市大臣から)答弁は準備します」とお伝えしていること』『◯本件大臣レクの結果について桜井総務審議官にはご報告済。→3/6/金夕刻、礒崎補佐官付(山口氏)に対し、安藤局長から大臣レクの結果をご報告する時間の確保・日程の調整をメールで依頼。』の記述もみられる。
また、『山田総理秘書官からの連絡【政治的公平の件について】(平成27年3月13日(金)17:45)』には、『・政治的公平に関する国会答弁の件について、高市大臣から総理か今井秘書官かに電話があったようだ』との記述も見られる。
高市氏が「捏造だ」とまで言った総務省の文書(高市レク、高市発言など)に関して、総務省は「捏造があったとは、考えていない」「レクがあった可能性が高い」などとする調査結果を発表しているのだが。
総務省は、さらなる調査を行なう予定はないということで、結局、どちらが正しいことを言っているのかハッキリさせられないまま、終わってしまう可能性が大きい。(ノ_-。)
しかも、参院予算委員会は来週で終わってしまい、高市氏を追及する機会も減ってしまうため、残念ながら、高市氏がこの件で逃げ切る可能性が大きくなって来た。(-"-)
ただ、高市氏は、この件でかなりのダメージをくらった感があるし。これで、もはや総裁を目指すのは難しくなったようにも思える。(・・)
もはや、あの文書が「完全に捏造だろう」と思う国民は、そう多くはないように思う。
朝日新聞の3月の世論調査でも『高市早苗経済安全保障相が「捏造(ねつぞう)で内容は不正確」とした説明について聞くと、「納得できない」62%が「納得できる」17%を上回った。』『高市氏の「捏造」との説明について、内閣支持層でも58%、自民支持層の56%が「納得できない」と答えた」とのこと。(朝日3.19)
高市氏を次期首相にという期待も低下するのではないかと察する。(~_~;)
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また、野党だけでなく、自民党内にも高市氏に対する批判の声が出るようになって来た。^^;
高市氏が「信用できないなら質問しないでほしい」と野党議員に答弁したことには、参院予算委員会の末松委員長(自民党安倍派)が苦言を呈して、撤回を行なうように要請する事態もあった。
『自民中堅は「捏造は言い過ぎで、政府答弁の不一致を招きかねない。高市氏は静かにしていればいいのに、自ら形勢を不利にしてしまっている」と嘆く。だが高市氏は複数の月刊誌5月号に「文書は捏造」と主張する手記やインタビューを掲載するなど周囲の懸念を気にするそぶりはない。政界の後ろ盾だった安倍晋三元首相の死去後、党内で孤立を深めているとの指摘もある。
高市氏は昨年末の防衛増税方針決定の際にはツイッターで「真意が理解できない」と首相を公然と批判するなど、これまでも言動が物議を醸してきた。公明党幹部からは「政権にリスクになりかねない。もう辞めさせるべきだ」との声も飛び出している。(毎日新聞23年3月23日)』
21日の『高市、国会でグレる。奈良県知事選もうまく運ばず。ツイート連発で反抗』に書いたように、奈良県知事選では保守分裂選挙に。県連会長の高市氏が推す候補を自民党本部が推薦せず、窮地に陥っているし。
離脱した安倍派からも好まれていないことから、もはや総裁選に出ることさえ難しいだろうな~と思う(安堵している?)mewなのだった。(@_@。
p.s ちなみに24日は、国会中継の際に、質問席のすぐ横で派手な色の衣服をまといエラそ~にしている片山さつき氏が、末松委員長の代理を務めていたとのこと。
『高市氏は、当時の状況について詳細に振り返り。持論を答弁し始めた。最初は高市氏の答弁を聞いていた片山氏は、野党の指摘もあり「大臣おまとめください」「簡潔にお答え下さい」「簡潔におまとめください」と、答弁をまとめるよう何度も指示をする流れになった。高市氏も「はい」「もうまとめますが…」と応じたものの、主張を続けた。片山氏が、業を煮やしたのか「大臣、時間がありますので答弁をおまとめください」と、注意する場面もあった』とか。(日刊スポーツ3.24)
何だか安倍元首相がバックについていた女性議員同士のバトルをかいまみる感じがあった。(~_~;)
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