衆院補選の山口4区は安倍晋三氏、2区は安倍氏の実弟・岸信夫氏が出馬・当選をしていた選挙区。
今回の補選では、安倍晋三氏の後継候補として元市議の吉田茂雄氏が、岸信夫氏の後継候補として長男の岸信千世氏が出馬している。
しかし、安倍氏と懇意だった議員や関係者にとっては、どうしても安倍晋三氏の存在が大きい様子。<安倍家は戦前からの衆院議員・世襲だしね。>
それゆえ、選挙応援でも、ついついこんな言い間違えをすることがあったという。(@@)
『「アベシンジ候補こそが…」衆院補選、安倍氏後継候補の名前間違える
安倍晋三元首相の死去に伴う衆院山口4区補選で、安倍氏の後継候補、吉田真次氏の出陣式があり、伊藤昭男後援会長が吉田氏を「若き有望な候補」と紹介した。最後に思わず「このアベシンジ候補こそが……。ああ、ごめん」と発言。会場にいた支援者から笑いと拍手が起きる一幕があった。伊藤会長は安倍氏の後援会長でもあった。
その後にあいさつに立った自民党安倍派の萩生田光一政調会長は、「私の心配は、この下関のみなさんは投票所に行って、白い投票用紙に向かったら、『安倍』としか書いたことがないんですよ。後援会長でさえ、候補者の名前を間違える」とフォローした。「この選挙期間、その思いは心の中にしまって、吉田真次に切り替えましょう。それが安倍先生の思いをつなぐ第一歩だ」と呼び掛けた。(朝日新聞23年4月11日)』
『「安倍信千世」 自民・遠藤総務会長、岸氏の名前間違える 衆院補選
衆院山口2区補選に自民公認で立候補した岸信千世氏(31)の出陣式で、党総務会長の遠藤利明氏が「安倍信千世」と名前を言い間違える場面があった。
岸氏の伯父にあたる故・安倍晋三元首相と遠藤氏は同じ時に衆院議員に初当選した「同期」といい、「岸(信介)総理のお孫さんだから」と自分が頑張っても評価されないことを安倍氏がぼやいていたエピソードなどを披露。安倍氏の話を続けた後、「そして、この安倍信千世……。どうも『安倍』と言っちゃう。ごめんなさい。岸信千世の思いをかなえさせて頂きたい」とあいさつを締めくくった。(朝日新聞23年4月11日)』
選挙応援で候補者の名を間違えるのは、一番やっちゃいけないことだと思うのだけど。よりによって、後援会長とか党の総務会長が間違えてしまうとは・・・。(・o・)
安倍側近の萩生田氏の「私の心配は、この下関のみなさんは投票所に行って、白い投票用紙に向かったら、『安倍』としか書いたことがないんですよ」という言い方には、ちょっとム~ッと来るところが・・・。他の候補者に投票した人だって、いるもんね。(-"-)
<小さな声で言うけど、高市の次は萩生田を失脚させたいとひそかに思っているmewなのだ(・・)>
山口4区で安倍晋三氏の後継者として出馬した吉田真次氏は、安倍氏と同じ超保守派。安倍氏が会長を務めていた超保守議連「創生日本」に準じて「創生下関」なるグループ(下関市議会の安倍系会派)を作って活動をしており、安倍氏からも目をかけられていたという。
もう出陣の時は、いかにもって感じだったのだ。(~_~;)
『「志半ばで倒れた安倍先生の魂を継いでいきたい」。自民党新人で前山口県下関市議の吉田真次候補(38)(公明党推薦)は、安倍氏の地元でもある同市の広場で第一声を上げた。(略)
出陣式では、安倍氏の「最側近」の一人だった萩生田政調会長や下村博文・元文部科学相ら安倍派国会議員も並ぶ中、昭恵夫人があいさつに立ち、「(吉田候補に)たすきが手渡された時、いろいろなことを思い出して涙が止まらなかった」と声を震わせた。吉田候補は安倍氏が目指した政治を継承する決意を示し、「この地を美しく、誇りある国への出発点としたい」と力を込め、遊説に繰り出した。(読売新聞23年4月11日)』
* * *
吉田氏がどんな人なのか・・・デイリー新潮(2月7日)の記事から抜粋すると・・・。
『吉田氏は、下関市豊北町出身。伯母が安倍派の豊北町議(その後下関市と合併したため下関市議に)だったことで、若い頃から政治に興味があった。それもあって関西大学法学部の政治学科に進んだ。』
『大学卒業後、吉田氏は自民党の大阪府議(後に維新の会に移籍)の秘書になった。
「伯母の縁で秘書時代に安倍さんに気に入られ、2011年、26歳という若さで下関市議選に出馬しました。事実上、安倍事務所が吉田さんを擁立した形でした。選挙では安倍さんから組織票をまわしてもらい、難なく初当選を果たしました」』
『思想的には安倍さんより右ですね。市議になってすぐに、市議会議場で国旗掲揚しようと提案したこともありました。もちろん否決されましたが、それ以来、彼は“日の丸ボーイ”とか“ミスター右翼”と呼ばれていました」』
『「国会で安保法制が審議されている最中の8月31日、議会運営委員会が『平和安全法制の速やかな確立に関する決議案』を議会に提案したのです。(略)
吉田氏は、「東シナ海、朝鮮半島における不安定な情勢は、我が国の国民生活の大きな脅威と言わざるを得ない」「反対する野党や一部メディアが徴兵制反対、子どもたちを戦場に送るななどとあり得ないことを主張し、危機感を煽っている」「戦争に巻き込まれるという方々には我が国の歴史を、正しい教科書でしっかり学んでいただきたい」と主張した。・・・「結局、この決議案は否決されました」』
『「吉田さんは、安倍さんとは家族ぐるみの付き合いをしていました。彼には2人の娘がいるのですが、安倍さんからもかわいがられていた。昭恵さんも彼のことを気に入っていましたね。衆院選があるときは、吉田さんは安倍さんにべったりくっついて、手伝っていました。そのせいか、自分は首相と昵懇の仲だということを自慢しているようで、若いのに他の議員に対して上から目線でした。安倍さんの支援者は別として、それが鼻につくと言う人もいましたね」』
ネットの一部では、吉田氏が2016年頃、ツイッターにかなり差別的な書き込みをしていたという話が出ていた。<失言大魔王ジュニアになりそう?^^;>
そもそも吉田氏のツイッターには少し前まで、プロフィール欄に「我が日本国、天皇陛下万歳」の文字が。アイコンも「日の丸」だった。(魚拓画像を目撃・・・あ、日の丸ボーイなんだもんね。(>_<)>
『最近、外国人であることで差別されたという報道が目立つが、悪意や差別という意識がない言動にそこまで過剰に反応することはどうなのか。
安倍政権が、移民政策を推進し、人権擁護法などを成立させるような政権でなくて本当に良かったと思う。午前9:30 · 2016年10月11日 吉田真次@yoshida706』
また、蓮舫氏に関する替え歌の動画を引用し、『「ちょっと 国籍が ダブってた 違法人」頭から離れません。アッポーもパイナッポーも吹っ飛んだ』なんて茶化したりもしている。午後0:48 · 2016年10月22日
こちらは、ブログの記述だが。『今年のノミネートが発表されました。「神ってる」や「トランプ現象」「ポケモンGo」はわかりますが、「保育園落ちた日本死ね」はどうなんですかね?そんなに流行りましたか?
そもそもこの言葉が気にくわない。「中国死ね」や「朝鮮死ね」はヘイトスピーチだとか言われ、「日本死ね」は流行語大賞にノミネートか。誰が選んでるのかと思ってメンバーを見たら、あぁなるほどなという感じです。これこそまさに印象操作で作られたもの。そんなの流行ってないし、くだらないと思います。
もし私が審査員を任されたら、まずはトップ3は「二重国籍」や「違法人」、「ガソリーヌ」でしょう。」2016年11月19日』
* * *
ただ、タクシー券の私用が問題になったことも。
『不正が発覚したこともある。吉田氏が副議長だった2018年1月から2019年8月にかけて、市の公用タクシーチケットを私用に使ったことも市議会で問題になった。議長と副議長が私用の飲み会でタクシ-チケットを頻繁に使っていると市民から声が寄せられたのだ。吉田氏は私用で14回使い、金額は12万8900円だったが、いまだ返金されていない。』(デイリー新潮2.7)
また、この辺りはもう少し調べてみたいのだが。旧統一教会が強く要請していた「青少年保護法案」の要望書に名前が載っていた。<書類の画像を目撃。>
山口4区には、旧統一教会の情報に詳しい有田芳生氏が出馬しているので、安倍晋三氏や吉田真次氏と旧統一教会の関係をしっかり調べて、指摘して欲しいと思う。
まあ、ふつ~だと、安倍氏の後継者が圧勝しそうな感じがあるのだが。有田氏も頑張っているし。安倍家のライバルである林家の芳文外務大臣が、どう動くかわからないと言うし。少しでも相手の票を減らしたいと、あわよくば勝ちたいと思っているmewなのである。(@_@。
THANKS