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今日、いよいよ統一地方選(後半)&衆参補選の投開票日を迎える。(・・)
直前の情勢調査で、安全と言えそうなのは、衆院補選山口4区で安倍晋三氏の後継候補として出馬した自民党の吉田真次氏ぐらい。
山口2区は、自民党の岸信千世氏を、立民党系の平岡秀夫氏が猛追しているという。
和歌山1区は、自民党と維新の候補が激戦。(維新、ややリードと報じるところも。)
千葉5区は、自民党と立民党の候補が拮抗。(立民が優勢と伝えていたところも。)
そして、参院補選・大分選挙区でも、自民党と立民・社民党系の候補が接戦だという。(立社系候補がややリードという情報もあり。)
自民党は一つ間違えれば、1~2勝しかできず、負け越しになるそれがあることから、かなり危機感を抱いている様子。
昨日22日には、岸田首相が朝、羽田空港を出発して、大分、和歌山、千葉と3カ所を移動。選挙応援に飛び回った。<和歌山では、爆撃犯を取り押さえた漁師さんと会ってお礼も。>
また何と和歌山には、東京都の小池知事が選挙応援に行ったとのこと。<二階元幹事長と懇意だしね。>千葉5区にも、麻生太郎氏や菅義偉氏、さらに小泉進次郎氏などが次々に応援に来ていたという。(@@)
* * *
先日の奈良知事選では、自民党候補が維新候補に負けたことから、自民党の奈良県連会長を務める高市早苗氏が批判され、党内での立場が大きく低下したと言われている。(・・)
今回も、もし和歌山1区で自民党候補が負ければ、二階俊博氏(+世耕弘成氏)にとっては大きな痛手となるし。
千葉5区で自民党候補を負ければ、同候補を強く推した麻生派&河野太郎氏に打撃が。さらに河野氏の神奈川仲間である菅義偉氏、小泉進次郎氏にとってもマイナス要素になるだろう。
もし山口2区で、岸信千世氏が敗れた場合は、安倍派にとって痛手となるわけで。 この衆参補選の結果は、今後の自民党内での力関係に、結構、大きな影響をもたらすように思う。(**)
<あと、やっぱ水どう・おにぎりファンとしては、元市職員の大泉潤(57)が現職の工藤寿樹市長(73)に挑む函館市長選が気になってしまうところ。<大泉氏は立民党が支持してるし。・・・そう言えば、おにぎりMちゃんは函館出身だよね。で、お父上は立民党のK市の市議だとか。あ、もしかして市議選中かも。(・・)>
東京都の世田谷区長選も気になっている。当ブログで、社民党の国会議員時代に時々登場していた保坂展人氏が現職区長として頑張っているのだが。(できれば立民党の代表になって欲しかった。)。今回、何と保坂潰しをするために、自民党の対立候補を維新が応援。吉村代表まで応援に来たという。それをきいて、絶対に負けて欲しくないという気持ちになっている。(`´)>
先週、気になったニュースをいくつか。
まず、mew的に嬉しかったのは、岸田内閣が日本学術会議に関する改正法案の閣議決定&国会提出見送りを決めたということだ。(*1)<これも、脱アベスガの流れだよね。(++)>
『政府は日本学術会議法改正案の今国会への提出を見送る。岸田文雄首相と後藤茂之経済財政・再生相が20日、首相官邸で面会して決定した。学術会議の会員選考方法を見直す内容に会議側が反対し、調整が難航していた。
首相は面会後、記者団に「改めて学術会議と丁寧に議論し早期に結論を得るようにしてほしいと伝えた」と語った。(略)
改正案は5人の外部委員で構成する選考諮問委員会が学術会議の会員選びに関与すると定める。諮問委員は学術会議会長が任命する。政府は委員の人選に原則関与しないと説明している。
会議の独立性を損なうとの懸念から学術会議は18日の総会で、政府に今国会提出の見送りを求める勧告をまとめた。協議の場を設けることも要請した。(日本経済新聞23年4月20日)』
* * *
この件については、近いうちに改めて取り上げたいと考えているのだが・・・。
安倍ー菅官邸は、日本学術会議の中に自分たちが好まない会員(特に平和志向、護憲志向の会員、防衛協力に反対の会員とか?)が選ばれていることを、快く思わず。20年秋には、当時の菅首相がついに新会員のうち6名の任命を拒否したことが、大きな問題になった。(-"-)
政府&自民党の保守派は、学術会議の会員を決める際に、第三者による「選考諮問委員会」が関与できるようにすることなどを盛り込んだ改正法案を準備していたのだが。
これには国内外の多数のノーベル賞受賞者などの学者たちが、反対の声明や意見を発表。学術会議も総会で「勧告」をまとめ、抵抗を示していた。(**)
この岸田内閣の決定には、学者や表現者の世界、野党からは高く評価されているが。自民党内の保守派は、かなり不満の様子。
『「本当にけしからん」「首相は何を考えているのか、分からない」
改正案の提出見送りを受け、自民党内の閣僚経験者や中堅からは、怒りや批判の声が渦巻いた。(略)
自民党内には「『改革不要』という誤ったメッセージになりかねない」(自民党議員)と懸念が広がっている。(略)
デュアルユース(軍民両用)の先端技術研究を否定するなど、学術会議の〝偏向〟ぶりは経済成長の妨げにもなってきたとの批判もある。(夕刊フジ23年4月21日)』
今後、岸田批判、岸田おろしの要因になる可能性があるという。(~_~;)
そして、これは14日の『Jアラート、ミサイル見失っての発信&陸自ヘリ墜落の捜索も難航=戦争はしない方がいいね』に関連するなのだが。
昨日22日、浜田防衛大臣が、北朝鮮の衛星発射に備えて、自衛隊部隊に「破壊措置準備命令」を出したという。(・o・)
『浜田靖一防衛相は22日、北朝鮮による「軍事偵察衛星1号機」の発射に備え、自衛隊部隊に「破壊措置準備命令」を出した。これを受け、自衛隊は沖縄県に地上配備型迎撃ミサイル「パトリオット(PAC3)」を展開する準備に入る。海上配備型迎撃ミサイル「SM3」を搭載したイージス艦も、展開に向けた作業を進める。(略)
ワシントンでの米韓首脳会談を26日に控え、北朝鮮が近く衛星を発射する可能性が高まっている。(毎日新聞23年4月22日)』
* * *
13日に北朝鮮がミサイルを発射した際も、浜田防衛大臣は「破壊措置命令」を出したと言われている。
防衛省は当初、ミサイルの軌道を計算したところ、北海道南西部に着弾するおそれがあると推測。北海道にJアラートを発信すると共に、万一に備えて、迎撃も考えたと見られている。(ただ、迎撃の準備が可能だったのかは不明。^^;)
しかし、その後、ミサイルと思われる影がレーダーから消失。政府は20分後に「北海道に落下しない」と発表したのだが、実際はミサイルがどう飛んで、どこに落下したかわからなかったという。(~_~;)
『防衛省は21日、北朝鮮が13日に発射した弾道ミサイルについて、新型の3段式・固体燃料推進方式の大陸間弾道ミサイル(ICBM)級のミサイル1発だったとみられると発表した。当初、北海道周辺への落下が予測され、全国瞬時警報システム(Jアラート)を発令する契機となった物体については、ミサイルの弾頭そのものではなく、ブースター(推進装置)など「飛翔(ひしょう)中に分離することで生じたもの」(担当者)だったとの見方も示した。(毎日新聞23年4月21日)』
要は、防衛省がレーダーでとらえたのはミサイルの弾頭部分ではなく推進装置だったので、途中で切り離されて(破壊or落下して)レーダーから消えてしまったのだろうと。で、その物体の軌道を計算すると北海道に落下する危険性があったので、Jアラートを発信したのだが。3段式ミサイルだったので、2,3段めの噴射によって軌道が変わり、日本のEZZ圏外に落下したのではないかということらしい。^^;
防衛省が、それなりに問題を検証して、発表したことは評価したいが。ただ、こんな状態で、きちんと次のミサイルor衛星の軌道をとらえて、破壊措置を実行に移せるのか、疑問を抱かざるを得まい。<何故、沖縄に総意を設置するのか。そういう情報がはいっているのかも疑問。^^;>
反撃能力云々の前に、まずは「専守防衛」に徹して、自国の領土と国民を守るために、情報収集&防衛の体制などをしっかりと整備すべきなのではないかと、改めて言いたいmewなのだった。(@_@。
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