維新の馬場代表は、もし今回の統一継砲戦で地方議会の議員よ首長が600人以上にならなかったら、代表を辞任すると言っていたのだけど。700人超えを達成し、ご満悦の様子。
次の目標は、衆院選で野党第一党になることだという。(-_-)
『日本維新の会の馬場伸幸代表は24日の記者会見で、統一地方選の結果、維新の地方議員と首長が計774人になったとする独自の集計結果を発表した。首長が8人を占めるという。馬場氏は600人以上としていた目標と比べ「大きく上回った」と強調した。目標を達成できなかった場合、代表を辞任すると表明していたが、続投することとなった。(共同通信23年4月24日)』
『(日本維新の会 馬場伸幸代表)「いまの政府与党がやっている政治の方向性が少しおかしいじゃないかということが、国民の皆さま方の認識として日々大きく膨らんできているのではないかなというふうに思います」(略)
『「いつあるかわからない総選挙、衆議院選挙に向かって、なお一層一致団結してやって参りたいと思います。野党第一党の議席を衆議院でお預かりをすると」(>(日本維新の会 馬場伸幸代表)
> 「いつあるかわからない総選挙、衆議院選挙に向かって、なお一層一致団結してやって参りたいと思います。野党第一党の議席を衆議院でお預かりをすると」MBS23年4月24日)』
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でも、統一地方選後半の市議選では、立民党もそう悪くなかったようだ。<参政党にも要注意だわね。>
一方、自民党も今一つ冴えず、公明党がやや深刻な状況に陥っているという。
『市議選の獲得議席数を国政政党ごとにみると、自民党は710で、前回より12増えた。公明党は国政政党で最多の891だったが、前回を10下回った。立憲は269で72増、維新は154で108増と、いずれも勢力を大きく伸ばした。
一方、共産は560(55減)、国民民主は65(30減)、社民は30(23減)と退潮が目立った。参政は国民を上回る67議席を獲得した。れいわは25、政治家女子48は1だった。(
以前、ブログに書いた渋谷区の知人(立民・長妻支持)は、区割り変更で(大嫌いな?)丸川珠代氏が新東京7区に来ることが決まり、ガッカリしていたのだが。
「区議選で立民の5人の候補が全部、当選した」と喜んでいた。そして驚いたことに「自民党の候補が14人立って7人しか当選しなかったんだよね~」という話が。(・・)
そうしたら「杉並区の区議選でも、自民党の候補が16人中7人が落選した」という情報が。しかも「落選したのは、みんな現職議員。それも4期とか6期のベテランが落ちてた」らしい。(・o・)
また、公明党は、これまでほぼ100%の当選率を達成して来たのだが。23日に党開票した練馬区で11人の候補者のうち何と4人が落選。全国の市区議会議員選で計10人が落選したとのこと。98年に公明党が再結成して以来、2桁の落選者が出るのは初めてのことで、かなりショックを受けているという。(~_~;)
自民党は、統一地方選(前半)の大阪府、大阪市の首長選、議員選でも維新に惨敗したし。衆院補選(和歌山1区)でも、維新候補に負けたし。
他の地方議員選でも、保守系の票が維新に流れていることから、かなり危機感を覚えているらしい。^^;
自民党の重鎮・伊吹文明氏は「維新の勢いは、民主党政権の前夜に似ている」と言って、警戒していたという。(@@)
『■自民党・伊吹文明元衆院議長(発言録)
関西の人たちは実感していると思うけど、やっぱり維新の勢いってのはすごいんですね。いずれ全国に及んでいく可能性もあると思ったり、逆に全国まで行って政権を取るということになると、その時点でダメになるということもあるんですよ。
(2009年に)我々が政権を失ったとき、民主党の鳩山政権ができたときの前夜と非常によく似ていましたね。あのときは無駄さえ省けばなんでもできる、「わたし民主党公認の○○です」と言うだけで、事前活動をほとんどしていない、あるいは地域でなじみのない人が当選してね、地域活動を一生懸命やっている人が落選した。私自身も12回の選挙で、あのときだけは小選挙区で後れをとって比例復活した。
だから維新のみなさんが言っておられることがどうしてこれほど受けるのかってことを、我々はよく考えておかないといかんですね。(自身が会長を務めていた二階派の会合で)(朝日新聞23年4月20日)』
<確かに09年の民主党、近時の維新には、ある種の勢いや風みたいなものを感じるけど。
ただ、民主党は09年に政権奪還する何年も前から、大阪を含め全国でジワジワと地盤を固めていたし。(04年参院選では自民党とほぼ5分。06年参院選では上回っていたからね。>
維新は吉村人気があるとは思うけど。でも、特に大阪では、地方議員が日ごろから地道に選挙区を回って、ポスターも貼りまくって草の根運動を続けて来たときくし。両方とも慈善活動はしているわけで。(むしろ自民党の方が、「自民党」って言えばOKみたいな地域が多い気がする。)そこを見誤ると、大阪で維新を逆転するのは難しいかも。(~_~;)>
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ちなみに、この伊吹氏の発言に対して、維新の藤田幹事長がこんなことを言っていたそうだが。
『日本維新の会の藤田文武幹事長は21日の記者会見で、2009年衆院選で政権交代を果たした民主党が3年3カ月で下野したことを巡り「維新は同じようにならない。地に足を着け、本当の意味で政権を取る」と強調した。(共同通信23年4月23日)』
短期政権云々の前に、維新の会が、自民党と組まずに(ほぼ)単独で政権をとれると思っているのかな?(・・)
<てか、維新は何の話をしてても、すぐに民主党系の批判につなげようとするところがあって。彼らのこういう言い方がイヤだ!あと10年ぐらい、サル発言のことも言い続けそう。(-"-)>
そして、公明党もかなり困った状態になっている。_(。。)_
『公明、統一選の落選者12人 98年以降で最多 当選率も最低
公明党の山口那津男代表は24日の記者会見で、23日に投開票された統一地方選後半戦の結果について、擁立した1213人のうち10人が落選したと明らかにした。前半戦と合わせた統一選全体では、立候補者数1555人に対し、12人が落選した。党によると、落選者数は公明党が再結党した1998年以降で最多、当選率99・2%は過去最低だった。
公明は毎回の統一地方選で、公認候補の「全員当選」を目標に掲げている。山口氏は過去最多の落選者数について「日本維新の会の新人が積極的に立候補し、大量得票した。一方で投票率がそれほど上がっているわけではなく、既存の勢力が割を食った」と分析。自身の責任については「私自身の力が及ばなかったと、厳しく問いかけなければならない」などと語った。
後半戦で落選した10人のうち4人は東京都練馬区議選の候補者だった。公明は、衆院小選挙区定数の「10増10減」により選挙区が増える東京のうち、練馬区で候補擁立を模索しているとされ、今回の結果は今後の選挙区調整にも影響を与えそうだ。【畠山嵩】(毎日新聞23年4月24日)』
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公明党は選挙戦略(応援の動員、集票活動、票の配分などなど)において、優れた能力、実績を有している政党なのだが。<昔、区議会選で、1~2票単位まで票数を杯分し、数を合わせていたのを見たことがある。^^;>
支持者の高齢化や党の方針変更などの影響によって、選挙の力が少しずつ衰えている、という見方が出ている。(~_~;)
昨年(22年)の参院選でも、公明の比例選での得票は約618万票と、21年の衆院選比例選から約93万票減り、2001年に「非拘束名簿式」が導入されて以降、最も少なかった。^^;
次の衆院選では、維新との契約(?)が終了することに。維新は12年の衆院選から公明党の現職議員がいる、6つの選挙区(大阪4、兵庫2)に候補者を立てていなかったのだが。次の衆院選からは、全ての選挙区で候補者を擁立すると宣言しているため、さらに議席を減らす可能性が大きい。
公明党は、10増10減で区割りが変更される選挙区に、新たな候補を擁立したいと考えているのだが。自民党は簡単にOKしそうにない。
また、自民党内には、公明党が選挙で頼りなくなっていることや9条改憲に慎重なことから、連立解消することもアタマに置きつつ、維新、国民との関係を強化した方がいいという意見も出始めている。(@@)
公明党のHPに記された方針は、平和&リベラル志向で賛同できるものが多いだけに、自民党や維国ゆ党に左右されず、もっと同党のいいところを活かして行って欲しいと思うのだけど。<いくら連立政権を組んでるからって、公明党が9条改正に賛成したら、もう平和の党とは呼べないでしょ~。(**)>
立民党だけでなく、公明党も、ここで根本的に党のあり方を考えるべき時期に来ているのではないかと思うmewなのである。(@_@。
THANKS