立民党の泉健太代表が「衆院選で150議席とれなければ、代表を辞任する」と発言。様々な意味で注目を浴びている。(~_~;)
維新の会が統一地方選で躍進。衆院補選でも和歌山で自民候補に勝って、1議席を奪取した。
他方、立民党は地方選での議席は微増したものの、注目された衆参補選では4戦全敗。当選可能性があるとされた選挙区でも、議席をとれなかった。(-"-)
10日に行われた立民党の両議院議員懇談会は2時間半を超え、出席者106人のうち21人が意見を述べたとのこと。
『出席者から執行部の進退を直接問う意見は出なかったものの、泉代表に対し、「進退を掛けるぐらいの意気込みを見せて欲しい」という声が上がりました。
また、「立憲は何をしたい政党なのか見えない」という指摘のほか、勢いを増す日本維新の会に対し、「立ち位置の違いをはっきり打ち出すべきだ」という意見が多く出ました。(ANN23年5月11日)』
その中でも、蓮舫氏の発言はアチコチで取り上げられていた。(・・)
『蓮舫参院議員は泉健太代表に対して「代表の指示が補選に成果も結果も出てなかった。一番、変えなくちゃいけないのは代表の認識じゃないですか。何をやりたいか、何にしがみつきたいか、何を発信したいか」と厳しく指摘した。「自分で今日夜、持って帰って、しっかり考えてくれ」とした蓮舫氏に対し、泉代表は「家に帰って、よく考えます」と返答したという。(日刊スポーツ23年5月10日)』
で、実はこの10日の会合で(家に帰ってよく考える前に?)、泉代表は「150議席とれなければ辞任」という話をしたらしい。(~_~;)、
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正直なところ、mewはこの発言の記事を読んだ瞬間、「はあ?何、言ってんの?」と。(゚Д゚)
「一体、何を根拠にその数字を」と半ば呆れてしまったところがあった。_(。。)_
西村ひろゆき氏が『「1・5倍っていう目標の時点で自分でも無理だってわかってると思うんですよ」と指摘。「ただ大きい目標を立てることで、その大きい目標を達成してくれるんだったらついて行った方がいいかも、っていう夢見心地な人たちの支持がほしいっていうそういう話なんじゃないか」と半笑いで分析した。
続けて「1・5倍にするのであれば、今までの立憲民主党とは違うこういうことをやりますとか、大きなメッセージをつければ『それは確かにね』ってなる。今回のニュースに合わせてスローガンをつければ、『確かに期待できるかもね』ってなるかもしれないですけど、そのスローガンが一切ないんですよね。なので本当に何も考えてねえんだろうなっていう気がしますよね」とあきれ気味』だったそうだが。
ほぼ同感だ。(・・)
<実際には会見で、多少は党のあり方について話していたようなのだが。メディアのせいなのか、本人のアピールが下手なせいなのか、ほとんど伝わって来なかった。^^;>
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そもそも何で150人という数が出て来るのか。(・・)
まさか維新の馬場代表が統一地方選前に「地方議員を400人から600人に1.5倍増やせなければ代表辞任する」と言って実現したから、それに対抗しようとしたわけではないでしょうね~。_(。。)_
全国何百カ所で行われる大・中選挙区制の地方議員の選挙と、小選挙区制がメインの衆院議員の選挙とでは、話が全く違う。
しかも、立民党では、つい先日まで選挙区に少なくとも150人の候補を立てるとか、できれば200の選挙区での出馬を目指すとか、そういうレベルの話が出ていたばかりなのだ。^^;
しかも、この話はみっともないツイッター合戦のおまけがついた。(~_~;)
泉代表は12日の朝、10日の両議院懇談会に関するニュースを引用する形で、こんなツイートをしていた。
「出來なかったら辞任。という発想ではなく、立憲民主党の議席を伸ばすという決意と覚悟を示しました。立憲民主党は、米国民主党のように中道とリベラルが主軸の党として、皆様の生活を向上させるために働きます。」
どうやら、このツイートに対し、蓮舫氏が「その場に伝わったとは思えないですが、こういう弁明はどうなのか」と疑問ツイートを投げかけると、泉氏はそれを受けて、「弁明?弁明などしていません」と反論。
12日午後には、「150議席を達成せねば辞任』を明確にしました。でも『達成しなかったら辞任』という後ろ向きの思考ではない。生活の向上や平和を願うリベラルと中道の力が結集し、党に集う全議員が信頼を得られる努力を重ねよう!それによって150議席を上回る力があると信じている。」とツイート。
そして13日に「なぜ同じ党の仲間であり、幹部経験者でもあるのに、こんな投稿をツイッターでされるのですか?やめませんか」と投稿。敢えてメディアや立民叩きが好きなネット民に香ばしいネタを提供することになった。^^;<ツイート内容は、ほぼ日刊スポーツ5.13より>
両者がやり合った感じのツイートは削除されたのだが、これらの投稿がメディアに報じられ、立民党のダメダメさを浮彫りにしたのであった。(-"-)
泉代表としては、自分自身も党も鼓舞したい、士気を高めたいと思って言ったことなのだろうけど。逆効果になっちゃったかも。(ノ_-。)
<蓮舫氏も蓮舫氏だけど。(ただ彼女は、ある意味で噛みつくのが仕事だし?^^;)泉代表が蓮舫氏のツイートをスル~しておけば、こんな騒動にならなかったのに~。・・・あ~、イラつく!2人とも、不器用過ぎ。(`´)
このあと自維の議員やアンチ立民のネット民がこれをネタにアレコレ言うかと思うと、尚更にイラ立ってしまう。(>_<)>
ただ、泉代表が12日の会見で、維新と国会活動で協力することをやめると明言したことは評価したい。(**)
『泉氏はこの日、巨大与党に対抗するため、昨年から始めた日本維新の会との国会対応での「共闘」を終了させる考えを示した。将来的な選挙協力につなげることを期待した協調だったが、方針転換する。
泉氏は「維新は自民党と方向性、スタンスが変わらない」と指摘。協調関係については「自民に対抗する姿勢が見られないなら、立憲として独自の道を歩いていく。自民と似通った考えでは政権選択の選択肢にならない」と強調した。(朝日新聞23年5月12日)』
mewは、意見の合うものに関しては、国会で他の政党と協力すること自体、悪くないと考えている。それがより多くの民意を反映することにつながると思うからだ。(・・)
しかし、憲法改正&審査会の活動に熱心な維新の会は、もともと改憲議論に消極的な立民党を批判しまくっているのだが。立民の小西洋之氏が審査会に関して「サル発言」をしたことに怒り、謝罪しないと国会で協力はできないと主張。<改憲と他の法案は別問題だと思うんだけどね。^^;>
それに維新や国民党は自民党と協議して、修正案を少し盛り込んでもらう代わりに、法案に賛成する(&で、立民を批判する)ことが少なからずあるし。今後も共闘を続けることにはムリがあるという声が出ていた。(~_~;)
また、自民党の議席を減らすために、野党(非与党?)が選挙協力を行なうことは重要だと思うのだが。維新は立民党の議席を上回って野党第一党になることを目指して、立民候補が出る選挙区に全て対抗馬を送ることを考えているため、選挙協力することなどあり得ないのである。(~_~;)<後日また書くけど、むしろ自民と維新の超保守系は、協力して立民潰しを考えているぐらいで。^^;>
そんな中、先週、何故か維新の遠藤国対院長が、立民党に揺さぶりをかけようとしたのか、「立民党との協力を再開してもいい」と言い出して、「え?どうしたの?」と思ってたのだけど。立民党はそのツリには飛びつかず、国会での共闘をやめることにしたのだ。(++)
まあ、mewはもともと泉代表にほとんど期待していないので、できれば新代表の下で衆院選を戦いたい気持ちが強いのだけど。<というか、もし来年まで衆院選がなかったら、泉くんはずっと代表を続けるの?(・o・)>
泉氏は会見で150という議席数に関して、「潜在的な無党派層の支持は存在する。本来の力が発揮できれば、実現不可能とは思わない」と語ったとのこと。
そう思うなら、ともかく1日も早く、その潜在的無党派層の頭と心をつかむような立民党の方針をしっかりとわかりやすく発信して欲しいと、切に願うmewなのだった。(@_@。
THANKS