【*1、*2などの関連記事は、記事の最後にあるMoreの部分にあります。】
『
まず、16日の『維新・梅村、ウィシュマ支援者がの詐病を誘発を示唆。歪んだ見識で、入管法改正法に賛成する』の続報を・・・。
先週12日から、参議院で入管法改正案の審議が始まった。(-"-)
改正案の柱は、難民認定手続き中は強制送還を停止する規定に例外を設ける(早期送還を可能にする)ことなのだが。入管に収容されている者の待遇などに関しての規定もはいっている。
実は21年、菅政権の時に、この改正案とほぼ同じような内容の法案が提出されたのだが。スリランカ人のウィシュマさん(当時33)が名古屋入国管理局に収容中、適切な医療を受け入れられずに不審死したことが問題視されるなどして、廃案になった。
今回もウィシュマさんの問題が未解決であることや難民認定の不透明さなどを理由に、入管法改正案に反対する声が少なくない。<立民党などは、難民認定に第三者機関を関与させることを提案し、対案を出している。梅村氏は「対案では日本は守れない」と。^^;>
そんな中、維新の梅村しずよ氏は、ウィシュマさんの問題は入管施設の責任ではない(or責任は乏しい)と言いたいがためなのか、12日の参院本会議で、こんな発言をして、ヒンシュクを買った。
「ウィシュマさんの映像を総合的に見ていきますと、よかれと思った支援者の一言が、皮肉にもウィシュマさんに“病気になれば仮釈放してもらえる”という淡い期待を抱かせ、医師から詐病の可能性を指摘される状況へつながったおそれも否定できません」
* * *
梅村氏は16日の法務委員会でも質問に立ったのだが。この時、「支援者が「病気になれば仮釈放してもらえる」と淡い期待を抱かせたのは事実なのか」という複数の弁護士らからの質問に答えて、3連発で「事実はありません」ときっぱりと回答。「ただ可能性は否定できません」と付け加えた。(-_-;)
https://twitter.com/i/status/1658421488930951168
つまり本人は、あくまでも自分が資料や映像を見た個人的な感想(邪推?)として、支援者の言葉がウィシュマさんの詐病につながったかのような話を、本会議の議場で主張していたのである。(-"-)
さらに梅村氏はこの委員会で、「ウィシュマさんは餓死したとの意見もある。ハンガーストライキで亡くなったのかも知れない」とまで言い出した。(゚Д゚)
<尚、磯村氏はこの件をTBSのみが報道している(しかも、部分的に切り取って?)ことにご不満なようで。昨日も同局をけん制するためか、委員会で、わざわざ磯崎関連文書にあった「個別番組と放送法4条」の件を取り上げ、法務副大臣の答弁を求めた上、ツイッターに「もしもし?TBS?私の質疑の冒頭聴いてないのでしょうね」と投稿していたりして。
mewは、昨日の質問部分は全部見たのだが。同氏は表面的には、ウィシュマさんや収容者の医療、支援者などに配慮を示すような言葉を散りばめつつも、入国管理法強化に前向きな姿勢が見てとれた。>
そのTBSの記事はこちら。
『維新・梅村みずほ議員 ウィシュマさん死因「ハンガーストライキによる体調不良だったかも」
日本維新の会の梅村みずほ参院議員が国会で、入管施設で亡くなったスリランカ人女性の死因について「ハンガーストライキによる体調不良だったかもしれない」と主張したことから、一時騒然となりました。
16日の参議院の法務委員会で梅村議員は、入管施設で亡くなったスリランカ人のウィシュマ・サンダマリさんの死因について、次のように言及しました。
日本維新の会 梅村みずほ参院議員
「先ほど他の委員から『餓死だったのではないか』というような言葉もありましたでしょうかね。そういったことも考えうると思うんです。それって死因がわからないわけですから。ハンガーストライキによって体調不良によって亡くなったのかもしれないし、結局死因は…」
(ヤジ:違いますよ!違いますよ!)
「ハンガーストライキとウィシュマさんの状況は違う。でも近しいかもしれない。そういったところも…」
(ヤジ:違う、違う、まったくおかしい!)
梅村議員は先週、「支援者の一言がウィシュマさんに『病気になれば仮釈放してもらえる』という淡い期待を抱かせ、医師から詐病の可能性を指摘される状況へつながったおそれも否定できない」と主張し、支援者などから抗議の声があがっていました。(TBS23年5月16日)』
* * * * *
東京新聞も取り上げていた。(・・)
『梅村みずほ参院議員「死亡女性がハンスト、詐病」と根拠乏しい発言連発 ウィシュマさん事件巡り
入管難民法改正案を審議している参院法務委員会で16日、日本維新の会の梅村みずほ氏が2021年に名古屋出入国在留管理局で死亡したスリランカ人女性のウィシュマ・サンダマリさん=当時(33)について「ハンガーストライキによる体調悪化によって亡くなったのかもしれない」と述べた。根拠の乏しい発言をする梅村氏に遺族支援者から反発が強まっている。
出入国在留管理庁(入管庁)は22年3月、参院法務委でウィシュマさんのハンストに関し「事実は把握していない」と明言している。
梅村氏は12日の参院本会議でも「支援者のひと言がウィシュマさんに『病気になれば仮釈放してもらえる』という淡い期待を抱かせ、医師から詐病の可能性を指摘される状況につながったおそれも否定できない」と発言。ウィシュマさんが詐病だった可能性について入管庁の調査報告書に記載はない。
ウィシュマさん遺族の弁護団の高橋済弁護士は「死亡を招いた背景には外国人を疑う入管庁の体質がある。支援者やウィシュマさん自身を責めるのは筋違いで両者への冒涜ぼうとくだ」と話した。(池尾伸一)(東京新聞23年5月16日)』
そして、15日の『自民にズタズタに修正されたLGBT法案+共同で作った野党は納得いかず+超保守派もまだ不満』の続報を・・・。
16日、自民党の総務会で、LGBT法案の(ズタズタの)修正案が了承された。(-"-)
LGBT法案に関しては、既に21年に自民党も含む超党派の議員によって法案が作成され、各党の合意も得ていたはずだったのだが。21年の五輪前も、自民党の安倍元首相をはじめ超保守派議員が反対して成立させられず。
今回は、G7広島サミットを前に法案成立させるよう岸田首相から指示を受けたにもかかわらず、また超保守派の抵抗にあった。(ーー)
今回、自民党が「差別は許されない」を「不当な差別があってはならない」という文言に修正したのも、(何か法律にしては妙な言い回しだな~って思ったのだけど)安倍元首相が国会答弁で使用した表現だったからだ。そうすれば、超保守派議員が何とか納得してくれるのではないかと考えたのである。^^;
『2年前の法案には「差別は許されない」との文言があったが、「禁止事項との解釈をされた場合、例えば自分が女性だと主張する男性が女湯に入ることができなかった場合に訴訟に発展するおそれがある」などの反対論が党内から相次いだ。
その結果、「不当な差別はあってはならない」との文言に変更されたが、この表現はもともと、安倍元首相が総理大臣在任中に国会で答弁した表現だ。
安倍元首相は2年前の法案に対して慎重な姿勢を示しており、今の党内の反対派は安倍元首相に近かった保守系の議員が多い。修正した文言には、そうした議員らの理解を得る目的も透けて見える。(略)
自民党の遠藤利明総務会長は16日の総務会後、記者会見で「全会一致で了承いただいた」と語ったが、なお党内の不満はくすぶっている。
総務会に出席していた反対派の自民党・安倍派の高鳥修一衆議院議員は、「本当は了承されていない。反対多数にもかかわらず了承をとったことを前提としているので、極めて不正常な運営だ」と憤った。
その上で、了承されたことについて力なくこう語った。
「自分の師であった安倍さんに申し訳ない」(FNN23年5月16日)』
自民党は、こういうところでも「脱アベ」できずにいるのだ。(ノ_-。)
公明党は、自民党の修正案に一歩前進だとして賛成する意向を示したが、立民党は、「超党派の合意で作った法案から後退、改悪されている」として反対している。<おそらくは共産党、社民党なども反対だろう。>
果たして、ゆ(よ)党の維新と国民党はどうするのだろうか。自民党に配慮し、「一歩前進だ」として賛成するのだろうか。LGBT法案においても、この2党の動きを注視しているmewなのだった。(@_@。
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