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しつこく、維新・梅村みずほ氏の国会での暴走発言に関する話を・・・。
<関連記事・17日『L法案、安倍に申し訳ないって(汗)+維新の梅村「事実ではない」無責任推論を次々と主張』
維新の梅村みずほ氏が、21年に名古屋入国管理局で病死したウィシュマさん(当時33)に関して、国会で「支援者が、病気なら仮釈放されると言い、詐病が指摘された可能性がある」「ハンストによるう体調不良で亡くなったかも知れない」などと発言。しかも、本人いわく、事実ではなく、あくまでも可能性が否定できない自分の考えだという。(-_-;)
そして、梅村氏が国会という公の場所で、根拠のない無責任な発言を行なっていること、またウィシュマさんや関係者の人権や尊厳を傷つけるような内容も含まれていることに対して、遺族や与野党から批判が続出している。(**)
この件に関して、維新の藤田幹事長は「梅村議員は党の看板を背負っているので、事実関係を正確に把握したい」「(音喜多)政調会長にヒアリングを行なう」と正面から答えず、やや逃げ気味だったのだが。
音喜多政調会長にきいたところ「党として問題提起した」「梅村が書いた原稿を政調がチェックした」と、党が関与してやっていたことを認めたという。(゚Д゚)
* * *
ウィシュマさんの遺族は、梅村氏の発言に強く抗議している。
『遺族は会見で「詐病やハンストといった発言は事実無根だ」として梅村氏への「強い抗議」を表明した。妹のワヨミさん(30)は監視カメラのビデオ映像に言及し、「ビデオを見れば、姉が病気だったのは明らか。詐病など一切ない」と反論。もう一人の妹のポールニマさん(28)は「ビデオを見れば姉がどれほど苦しんでいたかわかるはず。姉は食べたいけど食べられないとか、病院に連れて行ってと懇願していた」と訴えた。(朝日新聞23年5月17日)』
また、『名古屋入管でウィシュマさんに面会した支援団体「START」も「ウィシュマさんに『病気になれば仮放免される』と発言したことは一度もない」として梅村氏に抗議した。(同上)』
『弁護団の駒井知会弁護士は「ハンストや詐病の可能性があるとの主張は事実無根のデマだ。梅村議員の発言はウイシュマさんの尊厳を死してなお、踏みにじるものだ」と指摘した。(毎日5.17)
<NEWS23(5.17)によれば、法務省も、支援者がこのようなことを言って淡い期待を抱かせたことは、把握していないという。>
与野党議員からも、批判の声が出ている。
『立憲民主党 泉健太代表「人権感覚を疑う。推測・憶測で本人の名誉を傷つけることもできない。あってはならない」
公明党 高木陽介政調会長「結論から言うと不適切だと思います。公人として事実を確認した上で、事実に基づいて発言をするべきであろうと」(TBS23年5月17日)』
『国民民主党の古川元久国対委員長は「認識が違う」と指摘。共産党の穀田恵二国対委員長は「党の人権無視の体質が表れている」と断じた。(時事通信23年5月17日)』
一方、『日本維新の会の藤田幹事長は、記者会見で「梅村議員は党の看板を背負っているので、事実関係を正確に把握したい。発言は、誤解を招くようなことがあって騒がれていると思うので、適切か不適切かは、事実関係を把握した上でコメントしたい」と述べました。(NHK23年5月17日)』
『日本維新の会の藤田幹事長は「政調会長にヒアリングを行う」としています。(MBS23年5月17日)』
で、『維新の音喜多駿政調会長は17日、記者団に「より良い表現方法があったかもしれないが、我が党として問題提起した。ご遺族の受け止めもあるので、説明する義務があり、丁寧に対応していきたい」と語った。(毎日新聞23年5月17日)』
<中日新聞、有料記事(5.17)の小見出しは『「間違いと思わない」 維新政調会長』『日本維新の会の音喜多駿政調会長は17日、同党の梅村みずほ参院議員の発言を釈明。「より良い...』
ツイッターの中に『ウィシュマさんや支援者を冒涜した #梅村みずほ の質疑について、受止めを問われた #音喜多駿 政調会長。 ニヤニヤ笑いつつ「問題提起を『党として』やった」「梅村が書いた原稿を『政調がチェック』」と、党を代表して行われた質疑だったと認めつつ、次の予定ガーと逃亡。Shoji Kaoru 💙💛@Shoji_Kaoru 』という情報も。>
つまり、少なくとも維新の幹部(政調会長)は事前にあの国会での発言を了承していたということですよね!(++)
藤田幹事長も「梅村は党の看板を背負っている」=「党を代表している」と言っているのだし。他の幹部も含めて、12日に梅村氏が本会議場で問題発言を行なったことは知っているはず。それでも、その後の梅村氏の発言を放置した(許容してた?)ってことになるんじゃないかな?<可能性は否定できないよね。(・・)>
維新を応援しているor維新に好感を抱き始めた人たちに、このニュースが届いているのだろうか?届いても、何とも思わないのかな?(・・)
話は変わって・・・。
昨日17日に立民党の泉代表が、連合の芳野会長と会談。維新や共産党と選挙協力を行わない意向を伝えたという。
『立憲民主党の泉健太代表は17日、連合の芳野友子会長と東京都内で会談し、次期衆院選に向け、国民民主党を含めた連携を強化する方針を確認した。
会談では、泉氏が衆院選で日本維新の会や共産党との選挙区調整を行わない考えなどを説明し、国民民主との選挙協力を念頭に、連合の側面支援を要請した。芳野氏は「立憲と国民民主を一枚岩に近づけていきたい」と応じた。
泉氏が衆院選で150議席以上獲得できなければ代表を辞任する考えを10日の党会合で示したことについて、芳野氏は会談後、記者団に「辞任については本人が考えることだが、組織は継続していかなければならない。その都度その都度、トップが代われば、社会での信頼感など課題が出てくる」と指摘。その上で「性急に判断するべきではない。継続することも責任の一つだ」と語った。【安部志帆子】(毎日新聞23年5月17日)』
芳野会長は、維新と共産党を好んでおらず。<会長が懇意にしている自民党はOKなのかな。^^;>芳野氏にとって都合がいい代表だからなのか「150議席とれずとも辞任しなくていい」とまで言って、泉代表に期待を寄せているようだ。(-_-;)
* * *
とはいえ、国民党はここ1~2年、さんざん立民党を批判していて。4月の衆院補選・千葉5区でも、立民党の協力要請を拒み、敢えて対抗馬を立てたため、自民候補に漁夫の利を与えてしまったし。今、憲法改正論議でも入管法改正案などでも、維新、自民と協議を行ない、ゆよ党化しているし。本当は何とか自民党か維新と連携したいのではないかと思うのだけど。
もはや自民党に相手にされず。維新にも無視され、このままじゃ当選が困難だと思ったのかも知れない。^^;
『国民民主党の榛葉賀津也幹事長は12日、国会内で連合の清水秀行事務局長と面会し、次期衆院選での立憲民主党との選挙協力の可能性について「協力できるところはしっかり協力したい」と伝えた。
榛葉氏は「立憲も200人(の候補者擁立)を目標に頑張るというから、協力できるところは協力しながら、しっかり切磋琢磨(せっさたくま)し、モノ申せる政治体制を作りたい」と述べた。
また、4月の衆参5補欠選挙などを念頭に「日本維新の会が今、勢いを増しているが、働く者を代表する政党として対抗できるよう頑張る」とも語った。【安部志帆子】(毎日新聞23年5月17日)』
でも、国民党は電力労連に配慮して、「脱原発」を主張しなくなってるし。しかも、ここから憲法改正や安保軍事関係の審議も本格化することを考えると、とても立民党とは(少なくとも元祖・立民党の議員とは)うまくやって行けそうにない気がして、ちょっとユーウツになってるmewなのだった。_(。。)_
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