【*1、*2などの関連記事は、記事の最後にあるMoreの部分にあります。】
【将棋・・・21,22日に名人戦第4局が行われ、藤井聡太六冠が渡辺明名人を69手で下し、最年少名人タイトル&七冠獲得に王手をかけた。(・o・)
今回は、藤井が圧倒的な勝率を誇る先手の番。これに勝とうとすれば、羽生九段も試みていたことだけど、藤井が見たことのないようなパターンを用いつつ、積極的に攻めて行くしかない。渡辺は果敢に攻めたけど、途中で攻めがうまくつなげず。
2日めにはいって、藤井が一気に攻勢をかけ、わすか69手で、夕食休憩の前に対局が終わってしまった。う~ん、恐るべし、藤井六冠。
第5局は、長野の「藤井荘」で行われることから、もう七冠のお膳立てができているかのように言うメディアもあるけど。今度は渡辺の先手番だし、名人3連覇中の力と粘りを見せてくれることを期待している。o(^-^)o
少し前に、渡辺明の妻が描いている将棋漫画の話をしたのだが。藤井も読んだことがあるとか。youtubeのボイコミでも『将棋の渡辺くん』をやっているので、将棋に興味のある方は是非。<将棋に興味がなくても、面白いかも。>】
* * * * * ☆
先週辺りから、広島G7サミットの効果もあってか、岸田内閣の支持率が急上昇。
自民党内では、早速「早く解散総選挙を打つべきだ」という声が高まって来た。
早ければ、今国会終了直後の6月下旬に解散し、安倍元首相の1周忌に近い日を投票日にするという案が出ているという。(・・)
自民党としては、今後、また内閣支持率が低迷する可能性もあるので、今のうちにしっかり勝っておいた方がいいと。また、何より、勢いのある維新の会の衆院選の準備態勢が整わないうちに、戦いを済ませた方がいいという考えもあるようだ。^^;
維新は、できるだけ289の全選挙区に候補者を擁立させたいと言っているのだが。前回21年の衆院選では94の選挙区にしか候補者を出しておらず。今から維新塾を開いたり、公募を行なったりして、候補者を決めるとのこと。
維新の藤田幹事長は先月、「早期解散なら自公の維新潰し」だとけん制していたのだが。もし6月下旬に解散されたら、とても全選挙区での出馬はできないと見られている。(~_~;)
また実は、自民党の方も十分な体制にあるわけではない。次の衆院選では10増10減による区割り変更が行われるのだが、新選挙区の候補者がまだ決まっていない地域があるからだ。(-"-)
しかも、公明党と新選挙区の候補者調整で対立し、公明党が東京都では自民党候補を推薦&支援しないと言い出した。(・o・)
党内では、公明党の言うことをきく必要はないと強気の議員がいる一方、「公明党の支援がなければ当選できない」と困惑している議員もいる様子。
近時は、憲法改正やLGBT法案などで公明党と意見が合わないことも多いことから、ついに連立解消かと懸念する声まで出始めている。(~_~;)
公明党は、10増する選挙区のうち、 東京28区で同党の候補者を立てることを自民党に伝えた。
しかし、自民党は、他の3つの選挙区はOKしたものの、東京28区は既に自民党からの立候補予定者が決まっているとして拒否し、協議が続いていたのだが。公明党がこれに納得せず、ついには怒鳴り合いにまで発展したという。(゚Д゚)
『「ちょっといいですか」
9日、自公両党の幹事長と国会対策委員長同士が国会内で会談後、退出しようとした自民の茂木敏充幹事長を、公明の石井啓一幹事長が呼び止めて、言った。
「東京で2人擁立し、比例と重複立候補にします。自民の推薦はいりません」
東京で2人擁立とは、公明がすでに29区で公認を発表した現職の岡本三成衆院議員と、新たに擁立を希望する28区を指す。
石井氏はさらに続けた。「かわりに(東京の自民候補)28人を推薦しません」(朝日新聞23年5月21日)』
『「先日、(自民党の)茂木敏充幹事長と(公明党の)石井啓一幹事長が会談しましたが、部屋の外にも聞こえるほどの怒鳴り合いになっていました」(自民党関係者)
衆院小選挙区の「10増10減」に伴う選挙区調整を巡り、自民党と公明党の対立が深まっている。発端は公明党側が「新設の東京28区(練馬区東部)にも候補者を擁立する」と通告したことだった。
「公明は、『もし自民党が東京28区を譲らないならば、東京の自民党議員には推薦を出さない』と一歩も引かない構えを見せています」(政治部記者) (現代ビジネス23年5月24日)』
* * *
公明党が自民党がと連立政権を組んでから20年余りになる。
小選挙区制になって、自民党vs.非自民党との戦いが激化。もともと自民党とは対立関係にあった公明党は新進党に参加したものの、同党が98年に分裂。自民党vs.民主党の構図ができつつあったため、公明党は困ってしまったところがあった。
<公明党は平和リベラル志向の中道政党ゆえ、政治理念的には民主党に極めて近いのだが。民主党の一部の議員と対立していたため、同党への合流をためらったという。>
結局、公明党は小沢自由党などと共に自民党につくことを選択(自自公連立)。この時、自民党は、公明党が要望をきき、中選挙区に戻すことを検討すると約束したのだが。この約束はすっかり反故にされてしまった。(~_~;)
自民党としては、公明党の支持団体・創価学会の選挙力がバツグンであることから、小選挙区で彼らの選挙支援を得られることに大きなメリットがあったのだが。公明党は、小選挙区で多少自民党支持者の支援を得られるものの、選挙ではあまりメリットはなく・・・。(一時、自民党が「選挙区は自民党、比例は公明党」とかやっていたけど。^^;>
中選挙区時代は50人以上いた衆院議員も、いまや30人台に減少。自民党は近時、大幅に議席を増やしているのに、公明党にはプラスの要素がないのだ。(-_-;)
しかも、公明党は維新の会と大阪都構想の審議に協力することを条件に、公明党の現職議員がいる大阪、兵庫の6つの選挙区で維新の候補を立てないという約束を交わしていたのだが。
大阪府、大阪市の議会で単独過半数の議席をとった維新は、今後、衆院選で公明党の現職議員のいる選挙区にも、自党の候補を立てる可能性があると言い出した。^^;
となれば、公明党としては尚更、新たな選挙区を数多く確保したいところ。そこで自民党との調整を行なう前に、空白区となっていた東京29区、埼玉14区、愛知16区で独自候補擁立を発表。さらに、公明党の票数が確保しやすい練馬区南部を含む東京28区での候補者擁立を主張した。
しかし、自民党は他の3つの選挙区は容認したものの、練馬28区は既に自党の候補者が決まっているとして拒否。お互いに引かず、対立が続いていたのである。(-"-)
<どうも萩生田都連会長が28区を譲る気がない様子。萩生田氏は公明党を好まず。公明党も超保守派の上、旧統一教会と関わりがあった萩生田氏を不快に思っている。機会があれば、この辺りの対立に関しても書きたい。>
* * *
自民党内には、憲法改正や軍事増強などで慎重な言動を行なう(butLGBT法案をなどには積極的な)公明党を好ましく思わず、もう連立を解消していいという声さえ出ているのだが。
その一方で、公明党の支援なくしては、小選挙区で当選は困難だという議員も少なからずいるのも事実。
そこで茂木幹事長は、東京28区は譲歩してもらい、東京12区、15区などでの出馬を提案したのだが。公明党は、その案は呑まなかった。
『公明党は24日、衆院小選挙区の「10増10減」で新設された東京28区(練馬区東部)の候補者調整に関する自民党の回答を受け入れられないとして、東京都内の選挙区で自民候補を推薦しない方向で調整に入った。(略)
公明党の石井啓一幹事長や西田実仁選対委員長、東京都本部代表を務める高木陽介政調会長らは24日、対応を協議。この後、西田氏は記者会見で、自民側から東京28区の候補者はいないと説明を受けていたと明かし、「誠実な協議とは言えない」と非難した。既に公明が候補者を決めている東京29区(荒川区など)では、自民に推薦を求めない方針だ。
自民は公明に代替案として候補者が決まっていない東京12区(北区など)や同15区(江東区)を打診したが、西田氏は「これまで一度も出ていない案でのめない」と拒否した。(時事通信23年5月24日)』
これを受けて自民党がどのような対応をするのか。公明党が、東京以外の選挙区でも選挙協力をしないとか、連立解消をするとか、そこまで話が発展するのか。<もしかしたら、維新との選挙区調整の話も絡んでるかも。>
以前から、公明党は日本の平和と生活安定のためにも、早く連立解消すべきだと訴えているだけに、非常に興味深く今回の交渉をウォッチしているmewなのである。(@_@。
THANKS
【下の2つのランキングに参加しています。できれば、2つともクリックして頂けると、有難いです。組織票は全くなく、記事を読んで下さる方々だけが頼りなので、よろしくお願いします。m(__)m】
↑もう1クリックが、ブログを続けるエネルギー源に"^_^"