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ここ1~2年、周辺の人たちと立民党や維新の会について色々と話をしたり、あまり政治に関心のない人たちにリサーチしてみたりして、アレコレ考えて来た。(・・)
これから追々、何回かに分けて、耳にした話や自分の考えなどを書きたいと思っているのだが。これは、あくまでも、mew&周辺の人の感想や意見、mew個人のリサーチ結果を記したものなので、その点、ご留意いただきたい。m(__)m
今回は、維新の会の話(その1)を・・・。
mewがこのブログを始めたのは、05年9月、小泉郵政解散総選挙の真っ最中、本気で「このままじゃ。日本がアブナイ!」と思ったからなのだが。
ようやく安倍二次政権の危機を乗り越えたかと思った矢先に、維新の会の躍進による保守二大政党制の危機を迎えているのをヒシヒシと感じ、改めて「日本がアブナイ!」と叫びたくなっている。(@@)
* * *
東京では4月に区議選が行われたのだが。mew周辺の区の選挙では、維新候補が何人も上位で当選していた。
当選したほとんど候補は、女性か若い男性で、勢いや元気のありそうな人たちだった。<実際、「元気そうだから」「やる気がありそうだったから」「何か新しいことをしてくれぞう」と投票した人がいた。世田谷区では、「吉村がわざわざ応援に来てたから」と投票した人も少なからずいたようだ。^^;>
驚いたのは、ほとんどの人が、維新の政策については知らないことだった。<詳しく知っている人はmew周辺では皆無。知っていても「身を切る改革」「ムダの削減」「教育を無償に」ぐらい?>
驚いたのは「憲法改正に反対」「平和主義が大切」「医療や福祉を重視」などと言っていた人たちが、維新に好感を抱いていたことだ。
彼らは、維新が憲法改正や軍事増強に積極的であることや、医療福祉の効率化をはかろうとしていることを知らないのである。(-"-)
そして、やはり吉村洋文府知事に好印象を抱いている人が多かった。(++)
「イケメン、さわやか」「一生懸命さが伝わる」「若くてやる気が見える」「コロナの時に頑張っていた」「演説た会見で、ジョークもまじえていて、面白い」「親しみを感じる」など評判がよい。
また、吉村が日本維新の会のTOPとして、国政に関与したり、国政政党を引っ張っていると勘違いしている人が少なからずいた。吉村が国会議員だと思っている人、首相にしたいと思っている人もいた。^^;
<吉村は大阪府知事であって、国会議員ではない。おおさか維新の代表であると同時に日本維新の会の共同代表も兼ねているが、日頃は国政にも、国政政党運営にもほとんど関与していない・・・と言っても、わかりにくいようだ。てか、実際、複雑過ぎるよね。(-_-;)>
後日に、立民党に対する感想についても書くつもりだが。逆に、立民党には、若さや勢い、親しみを感じにくい様子。その分、無党派層は、維新に流れる可能性が大きくなっている。
24日の『維新にあって、自民・立憲にないもの・・・庶民の心を掴んで放さない決定的な理由』にアップした記事にも書かれていたけど。
維新はどうやら「庶民の気持ちをわかってくれる政党」になりつつあるようだ。(~_~;)
先月、自民党の伊吹元衆院議長は、維新の会の勢いを見て、「我々が政権を失ったとき、民主党の鳩山政権ができたときの前夜と非常によく似ていましたね」と言っていたのだけど。
mew&その周辺では、何か今の維新の会のイケイケぶりは、2001年に小泉政権が始まった時や05年の郵政解散総選挙の時に似ている感じがするという意見が多かった。(・・)
チョットだけ小泉政権のことを思い出してみよう。(@@)
00年4月、脳梗塞で倒れた小渕恵三首相の後継として、森喜朗が急遽、総理総裁に選ばれたのだが。、森にはこれという政策もなかった上、「神の国発言」「無党派層は寝ていて」発言、「えひめ丸ゴルフ事件」など問題のある言動が多かったため、支持率が激減して何と1桁に。森自身も、(当時は秘匿していたが)前立腺がんを患っていたこともあり、1年で首相を退任を決めた。
この後、行なわれた自民党総裁選に、小泉純一郎が、橋本龍太郎、麻生太郎、亀井静香と共に出馬したのだが。当初は他の3人より知名度も力もなかったことから、当選可能性は小さいと考えられていた。
ところが、当時、世間で人気があった田中真紀子が小泉の応援につき、全国各地での街頭演説に同行。小泉は容姿もよかった上、「自民党をぶっ壊す!」「私の政策を批判する者はすべて抵抗勢力」と過激な発言を繰り返していたことからも注目され、ワイド・ニュース・ショーが毎日のように小泉の選挙活動を放送したこともあって、国民からの支持が急増し、いわゆる「小泉旋風」を巻き起こした。
同年7月には参院選が控えていたことから、党内からも「選挙の顔」としての期待が高まり、小泉は総裁選で圧勝して首相に就任。一挙一動が注目され、一時は80%を超える支持率を示したこともあった。(・o・)
当時は、バブル崩壊後、長く景気低迷が続く中、閉塞感が漂っていたことから、何かぱっと現状を突破できるような勢いのある者が求められていたのではないかと察する。<小泉も「何か新しいことをしてくれそう」な感じだったのよね。>
小泉は、竹中平蔵や大企業などの新自由主義者のバックアップを受け、ひたすら「改革」をアピール。「官から民へ」(小さな政府)、「中央から地方へ」などの「聖域なき構造改革」を打ち出した。
おそらく国民の多くはこの「改革」政策は理解していなかったと思うが。02年に自ら訪朝し、北朝鮮の拉致被害者の帰国を実現させたことで、支持を確実なものにした。(++)
* * *
あまり長くなるの何なので、1回めはここら辺で終わりにしたいが。
小泉政権では、コスパ重視、個々の人間&生活軽視の新自由主義政策によって、非正規やリストラが増え、経済格差、生活格差、医療、教育もろもろの格差が広がることに。<小泉は「痛みを伴う構造改革」と言っていたが、本当に痛い目にあった人がたくさんいた。_(__)_>
しかも、小泉は安保軍事に興味がなく、周辺スタッフと米国にお任せにしていたこともあって、日本はアフガン、イラク戦争の支援のため、インド洋やイラクに自衛隊を派遣することになってしまった。(ノ_-。)
それを安倍二次政権が進めて、今の日本の国政につながっている。(-"-)
そこに、同じく9条改憲、軍事増強、新自由主義の維新の会が野党第一党になって、保守二大政党制ができてしまったら、もはや平和・リベラる志向の国民の声はほとんど国政に反映できなくなってしまうわけで。
何とかここで、悪しき流れを食い止めたいと、切に願っているmewなのである。(**)
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