【将棋・・・棋聖戦第1局5番勝負が5日、ベトナム・ダナンの「ダナン三日月」で始まった。藤井聡太棋聖(20=竜王・名人・王位・叡王・棋王・王将との七冠)が佐々木大地七段(28)に113手で勝利して1勝めをあげた。
タイトル戦が海外で行われるのは、19年4月に叡王戦第1局が台湾・台北市で行われて以来のことだという。2人は前日にビーチなどを観光し、初のタイトル戦に挑む佐々木もリラックスした表情を見せていた。
藤井はハードスケジュールだけど対局の際に訪れた場所や現地の食べ物を楽しもうと姿勢が、ストレス軽減につながっているのかも。この日も、おやつに「チェー」(ベトナム風ぜんざい)、昼食に「コムガー」(鶏肉+ごはん)を注文。現地の食べ物を楽しんでいた。
佐々木はこのタイトル戦まで、公式戦で藤井に2勝2敗とタイ。次の王座戦でも藤井への挑戦権を得ており、ここから12番勝負になる。5日も後手ながら見せ場があったし。先手で臨む次の戦いが楽しみだ。ガンバ!o(^-^)o】
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4日、立民党の蓮舫がテレビで泉代表に対して苦言を呈したという。
『立憲民主党の蓮舫参院議員は4日放送のBSテレ東番組で、次期衆院選の獲得議席が150未満なら辞任するとした泉健太代表の発言に注文を付けた。「覚悟の一つだと思うが、そのために何をするかの発信がまだ不十分だ。党所属議員や支援者に向けて早くそれを出すべきだ」と述べた。
公認3候補が全敗した4月の衆参補欠選挙では、勝利に肉薄し党の可能性を示したと指摘。一方「対自民で頑張ろうという時だが、泉氏の発信力や発言力、リーダー力は残念ながら十分ではない」と苦言を呈した。(共同通信23年6月4日)』
思わず、「その通り!」って叫びたくなった。(++)
泉代表は「次の衆院選で150議席とればければ、代表を辞任する」と覚悟を示したのはいいのだが。その後、これぞという方向性を示さず、いまだにフラフラしているような状態なので、おそらく所属議員や支持者の多くは、イライラしていることだろう。(-_-;)mew,too.
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泉代表は5月15日に、BSフジの番組でこのように述べている。
『泉代表は、立憲民主党が150議席を獲得できなければ代表を辞任するとしている次の衆議院選挙について「あくまで立憲民主党として、まず独自でやるものだ」と述べ、日本維新の会と共産党とは選挙協力や候補者調整を行わない考えを示しました。
また、先月の衆議院千葉5区の補欠選挙で野党5党がそれぞれ候補者を擁立し、自民党に敗れたことに触れ「『野党だから足し算すればよい』と各党が思っていない以上は、野党で競い合わなければいけない。立憲民主党として、リベラル中道という姿勢をしっかり打ち出していく」と述べました。(NHK23年5月15日)』
もしこの言葉通り、立憲民主党として「リベラル中道」という姿勢をしっかり打ち出していくのであれば、議員や支持者の多くがその方針に賛同して、戦うor応援することだろう。(・・)
しかし、泉氏個人は、もともと民主党、国民党で前原誠司氏に近かった議員で、中道というよりは保守寄りで、党内左派よりも国民党や維新の方が考えが合うタイプ。
今でも「共産党と選挙協力するなどとんでもない」、「できれば維新や国民党と選挙協力や政治活動をしたい」という思いが強い。(~_~;)
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それゆえ、つい5月半ばに「維新とは選挙協力をしない」と明言したばかりなのに、維新OBの橋下徹氏が「選挙区の候補者を決めるために、維新と予備選をしたらどうか」という話をしたときいて、こんな発言をしてしまうのだ。
『■立憲民主党・泉健太代表(発言録)
(次期衆院選で、野党候補者一本化のための予備選を行う可能性を問われ)野党第1党は常にいろんなことをもっとかなあかんですよ。いろんな政党と、何かあるかもしれないっていう気構えを持つ必要がある。
自民党の大きな政治を変えるために、予備選をやる。そういう思いが維新にあるのか。立憲民主党を潰すのが先に立ってるから、日本維新の会から予備選の話が出てこない。予備選の考えは維新にはないと思う。
自民党と違う価値観で政治をつくる側として、元気な人や力のある人がどんどん伸びればいいっていう国じゃなく、元気のない人を底上げして国力を高める。そういう方向性が最低限一致するとなれば、全然予備選はありうる。(ネット番組で)(朝日新聞23年6月4日)』
はあ?(゚Д゚)
維新は、オモテ向きは「自民党と戦う」と言っているが、基本的には立民党よりも自民党の方が価値観が重なっている政党だ。
しかも、次の衆院選で自民と維新が相当数の議席をとったら、一気に憲法改正の国会発議、国民投票まで話を進めることを考えている政党なのである。(-"-)
自民党と維新は、立民党を潰すという考えも共通している。だから、維新は、次の衆院選で、まずは立憲民主党を潰して、野党第一党になることを最大の目標にして掲げているのだ。^^;
それに、維新は新自由主義思想をメインにしている政党ゆえ、「元気な人や力のある人がどんどん伸びればいいっていう国」にしたいとも考えている。「元気のない人を底上げして国力を高める」というリベラルっぽい考えはほとんどない。
泉代表だって、そんなことはわかっているはずでしょ~。<わかっていないとしたら、明日にでも代表をやめて欲しい。(-"-)>
まあ、そもそも「予備選」なるものの必要性を感じないのだが。維新とは共通点がほとんどないので、維新との予備選や候補者調整など考えられまい。(>_<)
立民党と国民党との関係も、はっきりさせて欲しいところだ。(・・)
立民党と国民党は、元民主党が分裂してできた政党だし。支持団体も同じ連合ゆえ、連合の幹部は2党が選挙協力や政治活動で連携する(できれば合流する)ことを強く要望しているし。
泉代表など一部の立憲幹部、榛葉幹事長など国民党の一部も、積極的な姿勢を見せている。^^;
しかし、国民党の玉木代表や前原代表代行は基本的に、立民党と協力する気は全くないのである。(**)
前原氏は、もともと保守勢力を結集して自民党に対峙できる大政党を作ることを最大の目標にしているので、民主党時代から橋下維新と連携の話を進めていたし。今も地元の京都では、22年の参院選で維新候補を支援したり、京都市議会で維新と連携したりと、維新との関わりを強めている。(-_-;)
一方、玉木代表は、自民党との連携、与党入りを模索していたのだが。<昨年の政府予算に賛成。今もちょこちょこ自公or自公維と政策、法案協議を行なっている。>
自民党の中には、労組の票も欲しいことから、国民党や連合との関係を強化すべきだという声もあるようだが。公明党が強い抵抗を示していることから、現段階では、連立与党入り(閣外協力も含む)は難しい状況だ。<自公連立が解体したら、話は別だけど。>
それもあって、国民党は最近、維新との連携も考え始めているようだ。(~_~;)
『衆院選を巡り、国民は連合から立民との候補者調整を求められているが慎重だ。国民幹部は、安全保障や原発などの基本政策の隔たりが大きいことを理由に「選挙協力は難しそうだ」と語る。
こうした中で、国民は維新との連携を強めている。両党は3月、緊急事態下で国会議員の任期を延長する憲法改正条文案を発表。LGBTなど性的少数者への理解増進法案の対案を国会に提出するなど足並みをそろえる。維新への接近で非自民の中道層を取り込む思惑もあるとみられる。(時事通信23年6月5日)』
しかし、連合は維新を好んでいない。
『ただ、国民を支援する連合には維新との選挙協力への根強い抵抗がある。維新は「身を切る改革」を掲げて官公労批判をしていたためだ。国民内からは「維新との選挙協力になれば、他党候補を応援することになり、比例票が掘り起こせない」(若手)との懸念も出ている。(同上)』
このような状況を受けて、泉代表が国民党の関係を維持しようとするのか、それとも立民党として独自の路線を貫き、向こうから協力したいと言って来る人とは選挙協力するような形をとるのか。まずは、どこら辺の考えをきちんと示して欲しいところ。
でも、次の衆院選で立民党の議席を大きく低下させないためには、何より泉代表が辞任して、新たな陣営で選挙に臨むことが、最も有効な方法ではないかと思ったりもするmewなのだった。(@_@。
THANKS