【*1、*2などの関連記事は、記事の最後にあるMoreの部分にあります。】
【車いすテニス・・・男子では、引退した国枝慎吾から車いすテニス界を託されたランキング2位の小田凱人(ときと・17)が、準決勝に勝利。国枝と優勝争いをしていたライバル・ランキング1位のヒューイット(英)と決勝で対戦することになった。ダブルスではヒューイット組に準決勝で負けてしまったのだが、シングルスでは是非リベンジして、四大大会の初優勝を飾って欲しい。
女子では、2位の上地結衣が3年連続の決勝進出を決めた。上地は、ここ3年は他の大会も含め、1位のデフロート(蘭)に負けているのだが。今年は3年ぶりの優勝に意欲を示していた。上地はダブルスの決勝でもデフロート組と戦う。また、今大会は4位の大谷桃子もベスト4にはいった。
尚、昨日、混合ダブルスで優勝を果たした加藤未唯は、自らの返球が頭にぶつかってしまったボールガールと再会。<当日、現場でも謝って、本人も「いえいえ」みたいな感じで微笑んでた場面があったのだけど>改めて彼女に謝罪し、プレゼントを渡すと共に、一緒に笑顔で写真撮影を行なった。大会側の、処分に対する判断がどうなるかはわからないが、とりあえず気も地を切り替えて、全英に向けて頑張って欲しい。<ただ、残念ながら、全仏混合のパートナー・プッツ(独)は、全英には出ないため、他の人と組むことになるらしい。>みんな、ガンバ!o(^-^)o】
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維新の馬場代表が、「立民党を叩き潰す」と発言すたことに対して、立民党の泉代表が次のように語ったという。(・・)
『大変に不穏当だ。公党に向かって、しかも党の会合で発言をしたことは、大変驚きますし、あきれます。本当に品のない下劣な発言だなと思う。
維新がもしこれ以上勢力を伸ばして、野党第1党になったら、自民党の「御用野党」になる。全く国会の中での論戦はなくなる。自民党にとっては、もう非常に戦いやすい、最も便利な野党が誕生する。自民党に抵抗も何もしないわけです。論点の洗い出しもしないわけですから。そんな国会にしちゃいけない。
民主主義の国会を守るためにも、われわれ立憲民主党こそが力を増していかなければならない。(党の会合で)(朝日新聞23年6月8日)』
その通り!・・・珍しく(?)泉くんと考えが合っちゃった。(・・)
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昨日9日の国会も、維新の「御用野党」ぶり&自公維国の「与よ党」の結束が見事に発揮されることになった。(@@)
問題が多いと言われている入管法改正案も、立民党などの修正案は無視され、参院本会議で自公維国の賛成多数によって、成立することに。(-"-)
また、自民党の超保守派がLGBT法案に対して強い反発を示していたため、自民党と維新の会が昨夜から急遽、修正案作りの協議を行ない、超保守派が賛成できるような第3の修正案を作成。当日、国会に提出し、ほとんど審議をしないまま、自公維国の賛成多数で可決してしまった。(>_<)
これは、昨日9日の『LGBT法案で、超保守派が造反か&自民・維新が与よ党協議。国会の議論は軽視』の続報になるのだけど・・・。
国会には1・21年に与野党議連(自公維国含む)で作った法案(原案)、2・4月に自民党内で作った与党修正案、5月に維国が作った維国修正案の3つの法案が提出されていたのだが・・・。
自民党内の戦前志向の超保守派は、国会に出されているLGBT法案は「天皇制につながる伝統的な家・家族制度、男女の役割を壊す」「女性の権利、安全性を脅かす」として強い反発を示し、造反する構えを見せていた。(~_~;)
しかし、岸田首相が今国会中のLGBT法案成立に強い意欲を示していたことから(G7の閣僚級会合、解散総選挙に備えて?)、自民党幹部は維新に協力を求めた。
『自民は8日午後、幅広い賛同を得るため、維新に与党案への賛同を求め、維新の主張を盛り込む形で修正に応じる意向を伝達。深夜まで協議を続け、委員会に先立つ9日朝、自民、公明、維新、国民民主の国会対策委員長が会談し、合意した。(朝日新聞23年6月9日)』
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自公与党の修正案では、21年の原案の「性指向と性自認」を「性指向と性同一性」に書き換えていたのだが。維国の提案により「性同一性をジェンダー・アイデンテイティに」に修正。
21年原案の「差別は許されない」は、自公案と同じく「不当な差別があってはならない」と修正された。<合理的な差別はあって然るべしと主張する人がいたので。>
21年の原案にあった「法の目的」、「学校設置者の努力」、「民間団体等の自発的な活動の促進」などに関する条項はバッサリと削除。
そして、維国案にあった「保護者の理解と協力を得て行う心身の発達に応じた教育」、「すべての国民が安心して生活することができるよう留意する指針の策定」が追加された。
* *
ジェンダーアイデンティティは、性自認、性同一性に当たる英語なのだが。
何だか法案の中に、一般国民に馴染みのないカタカナ英語が急に出て来るのも、何か奇妙な感じが。(~_~;)<超保守派は、日本語を大事にしないのかしら?^^;>
要は、形だけLGBT法案は作るけど、中身はできるだけ骨抜きにして、差別禁止ではなく、あくまでも理解の増進に重きをおいたものにしようと。
LGBTの権利を強く認めるようなものにはしないように、という考えをもとに作られた法案であって。LGBTの人たちの権利擁護のために作られた法案ではないのである。(・・) <超保守派は、LGBTは「生産性がない」とか公言しているぐらいだし。^^;>
LGBTの団体関係者等からは、全体的にLGBT法案の趣旨が後退してしまったことに対する疑問や批判の声が出ていた。
特に「差別は許されない」が「不当な差別があってはならない」と修正されたことや、「すべての国民が安心して生活することができるよう留意する」と記されたことに、残念に思う人が多かったようだ。(-"-)
『LGBT法連合会 林 夏生 代表理事「正直、1人の当事者としてこの文言を見たときに、LGBTとされる人々に対して理解を進めるということが、そんなにも誰かの安全を脅かすことなのか。私達の存在ってそのようなものとして社会に認識されているのかと思うと本当に辛くなります」
9日夕方、会見を開いた性的マイノリティの当事者はこのように懸念を示し、「人権に関する法律の中にこんな文言が入るなんて見たことも聞いたこともない」と再考を求めました。また、「当事者が不幸になってしまう修正だ」ともしていて、 改めて修正を検討してほしいと訴えています。(TBS23年6月9日)』
ただ、TVのニュースワイドショーでは、この件は深く扱っていないし。ネットを含め、政治の詳しいニュースを見る人が減っているので、もしかしたら国民の多くは「あ、LGBT法案ができたんだ」という認識を抱くかも知れず。「自公維国の思うツボ」になるのだろう。(-_-;)
* * * * *
また、9日には、自公維国の賛成多数で、収容者や難民認定希望者の人権に問題があると批判されている入管法改正案が参院で可決され、成立してしまった。
立民党は「難民認定に関して、第三者機関の判断が必要だ」と修正案を出していたのだが。完全に無視されてしまった。<よ党じゃない野党は、対案を出しても無視されるのだ。^^;>
8日の法務委員会でも、9日の本会議でも、野党の怒号が飛び交う中、強引に採決が行われた。
『立憲民主党 石川大我 参院議員「審議が尽くされた?そんなわけはありません!審議は続行すべきです!この法案は、一般的な法案とは違います!人の命がかかっているんです!」・・・
ウィシュマさんの遺族 ワヨミさん「私たち家族の願いは、姉と同じことを繰り返さない法律を作ることでした。でもこの法案はまた同じことを繰り返すでしょう」・・・
日本で育ったクルド人の高校生(15)「お父さんお母さんもトルコに帰らされたら、殺される可能性とかもあるので…それが一番怖いです。将来の不安が本当にあります」(TBS23年6月9日)』
3日の『維新のムネオが「国益なくして、人権なし」と発言。維新の国家主義的な発想・・・』という記事にも書いたが。
もし維新の会が野党第一党になったら、自民党と協力して、国民の人権よりも国の利益を重視する法律作りや政策実行がどんどん進められてしまうおそれがあることを、早く多くの国民に気づいて欲しいと切に願っているmewなのである。(@_@。
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