【*1、*2などの関連記事は、記事の最後にあるMoreの部分にあります。】
【コロナ・・・沖縄で新型コロナウィルスの感染が拡大。12日~18日の定点観測の患者数は1医療機関あたり28.74人で、感染者数は推計で7千人を超えているとのこと。(人口比で考えると東京で7万人以上に相当。)入院患者数は500人を超え、今年1月の第8波を上回った。既に一般患者の入院や救急医療に支障が出ており、このままでは来週にも医療崩壊するおそれがあるという。(@@)
TV等ではこのニュースをほとんど伝えず。政府も何の反応も示していないのだが。医療体制が崩壊しても「コロナはただの風邪」「何も特別なことはしない」で押し通す気なのだろうか。(-"-)
ちなみに東京は定点観測で5.99人。これは新規感染者数が1000人超だった4月中旬の6倍に当たる。ただ、今は発熱や咽頭痛の症状があっても、医療機関で検査しない人が増えているので、下手すると数倍の感染者がいるかも知れないという。医療機関の検査は有料だし、正式にコロナだと判明すると、会社や学校、家族に様々な面で迷惑がかかる可能性があるからだ。<それゆえ、もしかしたら芸能界も含めて「体調不良のためお休み」ということにするケースが増えているとか。> ただ、今月にはいって埼玉県や鳥取県の高校がコロナのため学校閉鎖をしたとの報道も出ている。
重症化リスクのある高齢者や基礎疾患のある人はもちろんだが、若い人たちの中ではあとから後遺症が出る人が増えているようなので、まだまだ油断せず、自分なりに気を付けましょう!o(^-^)o】
* * * * *
今週、国会&国会議員に関して気になったニュースを3つ。
10日の記事に、れいわの山本太郎代表が暴力行為によって懲罰動議を出された、という話を書いた。
山本代表が、参院内閣委員会で入管法改正案が強行採決されようとしていた際、委員長席に詰め寄るため周囲をガードしていた自民党議員をかき分けようと(よじ登ろうと?)した時に、その手が自民党議員の顔に当たったため、暴力行為だとみなされたのである。(@@)
ただ、(決して褒められたことではないが)法案の強行採決が行なわれる際に、委員長席の周囲に与野党議員が集まって、ぶつかり合う場面はよくあることだ。それゆえ、山本氏の行動を暴力行為と見て懲罰動議にかけるのはいかがなものかという声も出ていた。^^;
結局、山本氏は懲罰動議に付されることなく終わったのだが。その理由が「???」だった。
『参院議院運営委員会は20日午前の理事懇談会で、8日の参院法務委の議事を妨害したとして、懲罰動議が出ていたれいわ新選組の山本太郎代表に対し、今国会での懲罰を見送る方針を決めた。石井準一議運委員長(自民党)は記者団に対し「山本氏から『反省しております』との言葉もあった。(見送りは)理事会の大体の総意だ」と述べた。(産経新聞23年6月20日)
しかし、山本氏はこの判断を受けて、21日の会見で「自分は反省しています」とは言っていないと主張している。
『自民の石井準一議運委員長(65)は、懲罰を審議しない理由として山本氏から反省の言葉があったとしたが、山本氏は「『反省しています』とはひと言も言っていない。委員会などで自民党の先生から声をかけられたときに『楽しみにしてます』とは言いました」と否定した。(よろず~23年6月21日)』
『山本氏は、参院で自身への懲罰が審議未了で見送られたことに「私は暴力をふるっていないから。何かしらもみ合いの中で手が触れるとかいうボディータッチっていうのは、もっとハードなものが過去の国会でいっぱいある。みんなでやる時は許可するけど、お前ひとりでは許さんぞというのは意味がわからない。これを暴力だというなら(懲罰を)やるべき」と話した。』
『山本氏は「自民党の中からも、この懲罰をかけることで議会制民主主義というものを自分たちで潰しにいくことになる、手足を縛ることになるからそれはやりすぎだ、やっちゃまずいだろうという話があった」と説明。さらに「暴力をふるったというレッテル貼りはできたので、自分たちが出したものを引っ込める落としどころとして、一番座りがいい『本人が反省したようだ』という部分になったのかもしれません」と推測した。』(同上)
* * *
この懲罰をしないという判断に対しては、維新の音喜多政調会長もお怒りの様子。自らのツイッターで「日和って折れるなら自民党側の責任も問われる」と異論を唱えていた。(@@)
『音喜多 駿(日本維新の会 政調会長・参議院議員)
@otokita
「理事会の大体の総意だ」というのは詭弁。維新は懲罰委員会にかけるべきだと一貫して主張してきた。
れいわの共同代表が「(山本太郎氏は)反省していない」と公言しており、自民党の理屈は破綻している。これで日和って折れるなら、懲罰を軽々に振り上げた自民党側の責任も問われる。』
う~ん。自民党が日和ったというよりも、率直なところ、面倒臭かったんじゃないだろうか。^^;<てか、東京リベンジャーズを意識して「日和った」って言ってるのかな。(-"-)>
れいわでは、大石あき子共同代表が採決時にプラカードをあげて抗議した件で、懲罰動議に付されたばかり。
今回、自党の議員がけがをしたと言ってるので懲罰動議を検討したものの、先日、下手に審議をしたり、処分を決めたりすると、山本代表や維新の議員、支持者もうるさく言って来て、コトが長引きそうだし。もう会期末で、今後のスケジュールもあるので、下手にさわらないでおこうっていうのが、正解ではないかと思う。(・・)
話は変わって・・・。これも妙な感じがしているのだが。
18日の記事に、自民党の高野光二郎参議院議員(48・高知・麻生派)が、秘書に暴力行為を行なったことが発覚したという話を書いたのだけど。
『自民党の高野光二郎参院議員(徳島・高知選挙区)は22日、尾辻参院議長に議員辞職願を提出し、許可された。私設秘書だった男性を殴打した責任を取るとして辞職を表明していた。辞職に伴う補欠選挙は、10月22日に行われる。(読売新聞23年6月22日)』
本人は当初、「気合を入れる意図で胸のあたりをポンとたたくつもりが、鼻に当たってしまった」と釈明をしていたものの、秘書が「うそだ」と反発。その後、急に議員辞職をすると言い出して、あっと言う間に辞職願を出して受理されたのである。<何故、急に変わったかのか、不思議。^^;>
しかも、自民党の高知県連は党紀委員会を開き、「党員の品位を汚した」などとして23日、最も重い処分の「除名」を党本部に上申するという。
何かもっとオモテに出していない問題があるのかな~、なんてついうがった見方をしちゃいますよね。(・・)
* * * * *
最後に、今国会でも党首討論が1回も開かれなかった。(-"-)
党首討論は1999年、(小沢一郎氏の発案で?)始まったもの。英議会のクエスチョン・タイムを参考に、週1回。与野党党首の討論が行われることになった。
2000年代前半、自民党の小泉総裁と民主党の菅直人代表の党首討論はかなり面白かったので。夜のニュースがかなり取り上げていて、政治に関心のない人も結構見ていたような記憶がある。(・・)
しかし、いつの間にかどんどん形骸化してしまい、いまや毎週どころか、1国会に1回、果ては1年に1回も行われなくなっている。最後に行われたのは菅政権下の21年6月だ。
そもそも党首討論の時間が、1回45分しかないことが問題だと思うのだけど。複数の野党の党首がそれぞれ質問したいと言い出すと、ひとり5~10分ほどしか質問できないため、議論にならずに終わってしまう。
もしきちんと毎週1回行なうことになっていれば、野党第一党の党首が半分、他党の党首が残りをかわりばんこに質問に立つなど工夫することもできるのではないだろうか。<SNSで若い世代からもリクエストお題をもらうなんて工夫もありかと。>
国民の政治への関心、各政党への理解を深めるためにも、もっと積極的に党首討論を行なうようにして欲しいと思うmewなのである。(@_@。
THANKS
【下の2つのランキングに参加しています。できれば、2つともクリックして頂けると、有難いです。組織票は全くなく、記事を読んで下さる方々だけが頼りなので、よろしくお願いします。m(__)m】
↑もう1クリックが、ブログを続けるエネルギー源に"^_^"