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【競馬・・・JRAでは宝塚記念が行われ、1.3倍とダントツの1番人気になったイクイノックス(4牡)withルメールがきっちりと勝った。これで秋天、有馬、ドバイに続きGI4連勝となる。(*^^)v祝
イクイノックスは、前回、ドバイでは逃げ切り勝利をあげたのだが。今回は、スタートがいまいちで後方2頭めから。途中ペースが落ち着いてしまったので、前残りを警戒したルメールが大外に出して早めに上がって行き、直線で先頭に立って押し切った。「やっぱ、強いかな」という印象。
2着には、細江純子元騎手がスタート直前に「すごくいい」と言っていた10番人気のスルーセブンシーズ(5牝)が。最後方から1着馬よりあとから上がって行き、ラストに鋭い脚でクビ差まで迫った。(GIで牝馬に池添はコワイ。)3着は、こちらも近時、安定して実力を発揮する2番人気のジャスティンパレス(4牡)。
1、3着馬を中心に4~7着までの馬券を買っていたが、2着馬だけ持っておらずアウトだった。(-"-) <昨日は地方も含め、1~5着馬が4頭あるけど、2、3着馬のどっちかがないという哀しいレースがいくつもあって、惨敗。(ノ_-。)>】
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25日、維新の会がついに、公明党に譲っていた関西の6つの選挙区(大阪4、兵庫2)に、自党の候補者を擁立することを決めた。(゚Д゚)
維新は橋下代表時代の2012年、公明党と協議をした上で、1・公明党の現職議員がいる関西の6つの選挙区には、維新の候補者を出さない、2・その代わり、公明党は大阪府議会、大阪市議会で大阪都構想の審議に協力するという合意を交わした。<当時、維新はまだ市議会で過半数の議席がなかったため、都構想の議論を続けるには他党の協力が必要だったのね。^^;>
しかし、維新が提案した大阪都構想は、住民投票によって2度、否定されている。しかも、維新は今年の統一地方選で圧勝し、府議会、大阪市議会とも過半数の議席をとったため、仮にまた都構想を提案するとしても、公明党の協力は必要ない。
また、維新の議員や支持者の中には、憲法9条改正や軍事強化に消極的な公明党を好ましく思っていない人が少なくない。^^;
それゆえ、維新の中では、もう公明党に関西の選挙区を譲るという合意はやめて、6つの選挙区に自党の候補者を出すべきだという声が大きくなっていた。(・・)
もしこの6つの選挙区に維新が候補を立てた場合、21年衆院選において各選挙区で維新が獲得した比例票をもとに考えるとと、5つの選挙区で公明党の候補を上回る票数をとることが可能だという。残る一つも接戦なので、今の維新の勢いから予測すれば、6つとも維新候補が当選する可能性が大きい。(~_~;)
逆に言えば、公明党は現有する13の小選挙区の議席のうち6つを失うことになりかねないわけで、最後の最後まで、維新と選挙協力を行なう道を模索していた。
先週22日にも、北側副代表が定例会見でこんなことを言っている。
『公明党の北側一雄副代表は22日の記者会見で、次期衆院選に向けた日本維新の会との候補者調整に関し、「まだ政党間で協議はしていないが、そういう場面が出てくるかもしれない。話し合う場面が出てくるならば、しっかり協議させていただく」と述べた。(略)
北側氏は、「大阪では時に(維新と)連携してきた。その辺を維新がどう判断するかだ」とも語った。維新に対し、協議に応じるよう秋波を送ったとの見方が出ている。(読売新聞23年6月22日)』
しかし、維新は昨日25日の委常任役員会で、公明党と選挙区調整を行わず、全面対決することを正式に決定した。
『次期衆院選で公明党の現職がいる大阪・兵庫の関西6小選挙区に初めて公認候補を擁立する方針を決めた日本維新の会。馬場伸幸代表は25日、野党第1党を目指す戦いを「党の歴史として最大のヤマ場」と位置付けた。一方、大阪都構想に協力する見返りに維新との“すみ分け”を実現してきた公明は「激戦必至」と対決姿勢を鮮明にする。
維新は9月初旬にも6選挙区の公認候補を決定するが、兵庫2、8区は公募などを経て党本部が指名するのに対し、大阪3、5、6、16区は「予備選」などを含めた「できるだけ民主的な方法」(馬場代表)で選ぶとし、具体的な制度設計を進める。
「統一地方選の結果を見ても、かつてない厳しい選挙になるのは間違いない。ありとあらゆる手段で勝利をもぎ取る」。維新の決定を受け、「常勝関西」と呼ばれる強固な支持基盤を築いてきた公明党大阪府本部の石川博崇代表(参院議員)は声をこわ張らせた。(略)
自民党大阪府連幹部は「公明さんが維新とバチバチやるならそれはそれでええんちゃう?」と距離を置き、「党本部が公明候補の支援を決めれば一生懸命やるだけだ」と語った。【井上元宏、宮本翔平、野田樹】(毎日新聞23年6月25日)』
<自民党の支持者で保守度・新自由主義度の高い人は、同じ選挙区に公明と維新の候補がいたら、維新に入れちゃいそうな気がする。(~_~;)>
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公明党は、関西の6選挙区で苦戦するおそれがあることも考えて、東京、埼玉、愛知などの選挙区で新たな候補を擁立することを発表したのだが。
新東京28区の候補擁立で自民党ともめたことから、東京では自民党と選挙協力を行なわないと宣言した。(@@)
しかし、東京を含め全国の自民党候補の中には、各地域の公明党(の支援団体の創価学会)の組織票を得られないと当選が難しくなる人が少なくない。維新の候補が全国の選挙区に出て来るとなれば、尚更だ。比例復活も難しくなるかも知れない。^^;
そこで自民党は、何とか公明党の選挙支援を得たいと考え、公明党に譲歩し始めている。(・・)
『自民党は22日、次期衆院選で公明党が小選挙区に擁立する方針の全11候補を推薦する方向で調整に入った。
週明けにも公明と選挙協力に関する合意文書を交わす。早期の衆院解散・総選挙を見据え関係修復を急ぐ考えで、選挙協力解消に発展した東京で、どこまで歩み寄れるかが焦点だ。
推薦は、公明が議席を持つ北海道、大阪、兵庫の7選挙区に加え、自公間の調整が未決着の埼玉14区、東京29区、愛知16区、広島3区を想定している。既に関係都県連に調整を指示。自民の梶山弘志幹事長代行は20日の記者会見で「二十数年間連立与党を組んできたのだから、しっかり話し合いをしていくことが重要だ」と述べた。(時事通信23年6月23日)』
しかし、この自民党本部の譲歩作戦がうまく行くかどうかはビミョ~だ。^^;
『公明は東京での自民との協力解消を宣言。同29区でも自民の推薦を求めない強硬姿勢を崩さず、石井啓一幹事長は22日の中央幹事会で「従来の方針に変わりはない」と明言した。
自民側にも「公明党を推薦するなら、他の選挙区で支援してもらうのが筋」(都連幹部)と反発がくすぶる。(同上)』
『23日、自民党の森山裕選挙対策委員長が小牧市内で擁立見送りについて、説明を行う会合を開き、県連の幹部のほか地元の県議会議員や市議会議員など約60人が参加しました。
「16区は公明党さんに頑張っていただくということが党本部の結論でございますので、そのことにご理解をいただきたくお願い申し上げた」(自民党 森山裕選対委員長)(略)
一方、会合に参加した16区内の県議会議員は「自民党の候補を選挙に出すべきで、地元としては誰一人納得できていない」と話しました。(メーテレ23年6月23日)』
『自民党が次の衆院選の広島3区で公明党現職の斉藤鉄夫国土交通相を推薦する見通しになった21日、両党の広島県組織の幹部は対照的な姿勢を見せた。公明党側に今後の選挙協力への期待感が広がった一方、自民党側からは斉藤氏が「与党統一候補」になることに強い拒否反応も出た。(略)
複数の関係者によると、石橋氏の処遇について党本部から「次の衆院選で比例中国の当選圏内の順位にする」「衆院選後に速やかに3区支部長へ選任する」との方針が示されたという。ただ、党県議の一人は「口約束ではないか。信用できない」と不満を口にした。
3区の与党統一候補は自公両党の本部と県組織の4者が協議して決める約束だった。公明党は協議を経ず斉藤氏の擁立を発表。自民党県連内には不信感が根強くある。別の党県議は「党本部が斉藤氏を推薦しても、与党統一候補と認められない」と言い切った。(中国新聞23年6月23日)』
自民党内には、今後、憲法改正実現に向けて本格的な動きを行なうことを考えて、改憲に慎重な公明党に選挙でそんなに譲歩をする必要はないと。そして、そろそろ公明党との連立を解消すべきではないかという声まで出始めている。<世論調査でも、自公は連立解消した方がいいという意見が増えて来た。>
とはいえ、岸田内閣の支持率は下落傾向にあることを考えると尚更に、議員の多くは公明党の選挙支援が望むとだろう。(票だけでなく、街頭演説の応援(サクラ)とかもやってくれるし。)
個人的には、改憲慎重派の立場から、自公には連立を解消して欲しいところなのだけど。今後、両者の関係がどうなるのか、ウォッチして行きたいと思うmewなのだった。(@_@。
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