今週から、ちょっとアレコレ忙しくなるので、ゆっくりPCに向かえる時間が減ってしまいます。時事タイムラインについていけない日も増えそうです。
できるだけ毎日、記事を更新して行きたいと考えていますが。蓄えている興味深い記事のコピペ出しを織り交ぜつつ、長短様々、誤字脱字拙文多々、更新時間バラバラになるかと思いますが、どうか大きな心で受け止めて下さい。よろしくお願いいたします。m(__)m
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さて、先週、マイナカードに関して、驚くべきニュースが出ていた。
政府は先月、マイナカードに関わるデジタル庁と厚生労働、総務の3省庁による「総点検本部」を立ち上げ、様々なトラブルについて調査、点検を進めることを発表したが・・・。
しかし、それとは別個に、何と政府の第三者機関である「個人情報保護委員会」が、マイナンバーカードの相次ぐトラブルを受け、デジタル庁に立ち入り検査を検討しているというのだ。(゚Д゚)
<個人情報保護委員会は16年に設置された政府の第三者機関。消費者問題やITに詳しい有識者らで構成され、独立性の高い立場で、行政機関や事業者が個人情報を適切に管理しているかどうかを監視・監督する業務を担っている。>
『マイナカード問題、デジタル庁に立ち入り検査を検討…政府の個人情報保護委
政府の個人情報保護委員会が、マイナンバーカードの相次ぐトラブルを受け、デジタル庁に立ち入り検査を検討していることがわかった。マイナンバーと預貯金口座をひもづける「公金受取口座」の誤登録が起きた事案を踏まえ、同庁の責任は重いと判断した。個人情報の管理に問題が確認された場合、マイナンバー法などに基づく行政指導をすることも視野に入れている。
「公金受取口座」の誤登録は、4日時点で計940件が確認されている。口座登録を支援する自治体窓口の共用端末で、前の利用者が終わった後に、ログアウトしなかったことが主な原因とされる。同委は「正確な操作手順の徹底のほか、操作手順に伴うリスク軽減の管理ができていなかった」とみている。
松野官房長官は7日午前の閣議後記者会見で、立ち入り検査が検討されていることについて、「独立した専門的見地から同委が判断する」と述べた。その上で「一連の事案を重く受け止め、政府一丸となって、総点検、再発防止、国民の不安 払拭ふっしょく のための丁寧な対応を推進する」と強調した。
一方、河野デジタル相は記者会見で、「デジタル庁として同委の求めに応じて適切に対応していきたい」と述べた。(読売新聞23年7月7日)』
『デジタル庁に「立ち入り検査」の衝撃!河野太郎大臣“クビ宣言”突きつけられメンツ丸潰れ
いくら言い繕っても、責任は免れないということだ。マイナンバーに別人情報が紐付けられるトラブルが相次いだことを受け、政府の第三者機関である個人情報保護委員会(個情委)が近くデジタル庁に立ち入り検査を実施する方針を固めたことが7日、判明した。マイナンバー制度の所管庁が検査対象になるとは衝撃だ。河野デジタル相は今ごろ、真っ青になっているのではないか。
個情委は公金受取口座の誤登録に関し、デジタル庁のリスク管理と対策に不備があったと問題視。自治体の支援窓口の端末で誤登録が相次いだことを受け、「自治体が端末を利用する際の正確な操作手順を徹底せず、リスクの軽減などができなかった」とデジタル庁の責任を重く見ている。
公金受取口座の誤登録をめぐっては、家族ではない別人の口座が登録されるミスが940件に上る(今月4日時点)。河野大臣は「自治体の支援窓口でのログアウト忘れにより、同一口座が本人と別人に紐付けられてしまった」と、自治体に“責任転嫁”する説明を繰り返してきた。しかし、そんな言い訳は個情委に通用しなかった。制度を直接所管する官庁が行政指導を食らうなんてことになれば、前代未聞である。
「委員会の求めに応じて適切に対応する」──。河野大臣は7日の会見で、個情委の立ち入り検査に言及。「現時点で何か決まっていることはない」と詳細を明かさなかったが、その表情は普段の会見よりもこわばっているようだった。』
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『「マイナンバー制度の所管庁たるデジタル庁が『個人情報を保護できていない』との烙印を押されたも同然で、河野大臣のメンツは丸潰れ。“クビ宣告”に等しいと思います。9月前半を軸に検討されている内閣改造で、河野大臣は交代させられるのではないか。岸田首相にしてみれば、立ち入り検査は河野大臣を更迭する十分な理由になりますから」(永田町関係者)
問われる個人情報保護委の本気度
トラブルだらけ(マイナポータルサイトから)
来年秋に現在の健康保険証を原則廃止する政府方針に逆風が吹き荒れる中、立ち入り検査は政権運営にとって都合がいい側面もあるという。
「マイナンバーカードと保険証の一体化に賛成している日本医師会すらも、『現行の保険証の有効期間延長』を言い始めました。政権が『保険証廃止』に突っ走るか、仕切り直すのか、決めるタイミングは今しかない。そこで、独立性の高い個情委の立ち入り検査が『保険証廃止の延期』へ方針転換する理由になり得るワケです」(同前)
「河野大臣のクビ」と「保険証廃止の延期」に、個情委による立ち入り検査を利用しようとする政権の思惑すらも透けるのだ。(日刊ゲンダイ23年7月7日)』
まあ、こちらも政府のやることなので、「形だけ~」で終わることもあり得るけど。やや意固地になっている岸田内閣が、この委員会の検査をいいきっかけにして(うまく大義名分、口実に使って、あくまで「個人情報保護のため」ってことで)、柔軟に方針を変えて行けるといいんですけどね~。(・・)
最初にも書いたように、政府は先月末、岸田官邸の下に関連省庁が集まってマイナンバー制度のトラブルに関する総点検を行なうことを決定。岸田首相は、8月上旬まで中間のとりまとめ報告を出すように指示している。(・・)
ただ、すべてを点検するには、各自治体の協力を得る必要があるわけで。急に多大な労力を要請されても、人も時間もお金も足りないというのが現実だろう。(-"-)
『「自治体への思いやりに欠けるひどい対応です。今、続出しているトラブルは、政府がマイナカードの普及を急ぐあまり、自治体の業務が膨れ上がったから生じました。その反省もなく、総点検も自治体を追い込む形で進めている。これでは同じ誤ちを繰り返すだけ。詰めの甘いチェックになり、ミスも起きてしまう。点検後にトラブルがなくなるとは到底思えません」(「共通番号いらないネット」事務局の宮崎俊郎氏)(日刊ゲンダイ7月1日)』
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突然の政府の総点検の発表に、各自治体も困っている様子。
『政府は当面、総点検の作業を急ぎ、信頼回復につなげたい考え。ただ、具体的な手法はこれからで、大阪府の吉村洋文知事は「どういう手順に基づいてチェックするのか、速やかに出してほしい」と注文を付ける。秋までの点検完了という政府方針にも「無理がある」(佐竹敬久秋田県知事)との不満が漏れる。(略
相次ぐトラブルへの不信から、各地ではマイナンバーカードを返納する動きも広がる。政府は2024年秋に健康保険証を廃止し、カードと一体化した「マイナ保険証」に切り替える方針。関係各省はカードを返納しても、個人情報とマイナンバーのひも付けを解除することはできないなどと説明するが、「国民が不安を感じている中での制度移行は決して望ましくない」(服部誠太郎福岡県知事)との声は根強い。(時事通信23年7月8日)
『トラブルが続くマイナンバー制度で政府が秋までに取り組む総点検について、全国知事会の平井伸治会長(鳥取県知事)が6日、河野太郎デジタル相と面会し、全体の作業工程やスケジュールを速やかに明らかにするよう求める要望書を手渡した。平井氏は面会後、記者団に対し、秋の期限について「柔軟に捉えていただきたい」と語った。
要望書は、費用を含め地方自治体に負担が生じないよう配慮することや、地方との意見交換を丁寧に行うことも求めた。(朝日新聞23年7月6日)』
しつこく言うように、本当であれば、マイナンバー制度もマイナカード制度もここでいったん立ち止まって、何が問題なのか整理をする&不具合のあるところはしっかり改善して、安心、安全だと確信の持てる機能がら一つ一つ使うようにすればいいと思うんのだけど。
こういう「一度にあれもこれもでなく、慎重に一つずつ」というのは、昭和の考え方なんでしょうかね~。(~_~;)
岸田首相は、このマイナ問題が政権を左右する可能性が大きいのだから、ここでこそ「きく耳」を発揮して頑張らないと、秋以降はどうなるかわかりませにょ~と、アツをかけてみたいmewなのだった。(@@)
THANKS