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袴田再審、検察はメンツのために有罪立証か+最高裁、性自認とトイレで画期的な判決+ryuchell


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【*1、*2などの関連記事は、記事の最後にあるMoreの部分にあります。】  

 気になったニュースを2つ。
 
 いわゆる袴田事件の被告とされた袴田巌さん(87)の再審公判を巡り、静岡地検が10日、有罪立証をする方針を示したという。

 袴田事件は1966年、静岡県清水市の味噌製造会社専務宅で火災が発生し、ほぼ全焼した家屋の中から専務(41)とその妻(39)・次女(17)・長男(14)の4人の焼死体が発見されたというもの。警察は、従業員だった元プロボクサーの袴田巌さんが、売上金を盗む目的で専務ら4人を栗小刀で刺した後、ガソリンをまいて放火したとして逮捕した。
 袴田さんは拷問に近いような取り調べで、犯行の一部を自白したものの、裁判が始まってからは一環として無罪を主張。有罪判決が確定後も、無罪を主張し続け、ようやく再審の開始が確定したところだ。

<詳しいことを知りたい方は、こちらのサイトがわかりやすいかも。
http://free-iwao.com/what/
 mewは、これまで(もう何十年も前から)いくつもの記事やどきゅめんだり―などを見たのだが、侵入経路や栗小刀などなどの面から見ても、袴田さんは冤罪である可能性が極めて大きいと考えている。(・・)>

  今年3月、東京高裁が再審開始を決定したのだが。その際、事件から1年2カ月後に現場近くのみそタンクから見つかった5点の衣類に付着した血痕の変色状況について、血痕には「赤みが残らない」とする弁護側の主張を全面的に認めた。さらに、血痕の色調などから「5点の衣類」が捜査機関によって捏造(ねつぞう)された可能性があるとまで言及した。
 弁護団側は、「5点の衣類」は「事件とは無関係の捏造証拠で、袴田さんのものでもない」と主張。再審の審理でも、証拠から排除するように要求していた。
 
 検察側は最高裁への上告を見送り、再審決定を受け入れた事件で、もはや有罪立証は行わず、早い段階で、袴田さんの無罪が確定すると見られていた。
 
 しかし、東京地検は3ヶ月にわたり、改めて証拠とされた衣類の検証を行なった結果、再審でもでも有罪立証を行なうことに決めたという。(-"-)
 
 元東京高裁の弁護士が言うように、OBが立証したものに捏造の可能性があると指摘されたことを不快に思い、組織のメンツにこだわって有罪立証を続けるとしか思えない。(`´) 
 
『元東京高裁部総括判事の門野博弁護士の話 長期にわたった再審請求審で審理は尽くされ、袴田さんの冤罪(えんざい)はほぼ明らかになっている。検察側が主張・立証予定に挙げた論点は、これまでの裁判所の審理で退けられてきたものばかりで、再審無罪の流れは変わらないだろう。これ以上の審理の長期化は、袴田さんの人権擁護の観点から不条理だ。検察が有罪立証の方針を断念できなかったのは、組織のメンツにこだわっているからとしか思えない。』(毎日新聞23年7月10日)』

逮捕当時30歳だった袴田巌さんは既に87歳。無罪を信じて、巌さんを支えて来た姉の秀子さんは90歳になる。巌さんは長い拘禁生活の影響で認知能力が衰えているものの、姉と共に、早期の無罪確定を待っている。1日も早く2人のもとに、無罪の確定判決が届けられるようにと祈っている。(ー人ー)

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 もう一つ、昨日、最高裁で画期的な判決が出された。(・・)
 
 最高裁は11日、性同一障害だと診断され女性として生活する(いわゆるトランスジェンダーの)経済産業省の50代男性職員が、庁舎で女性トイレの使用を制限されていることに関して、二審判決を破棄し、違法だと判示した。

『トランスジェンダーで、戸籍上は男性だが女性として生活する経済産業省の50代職員が、庁舎で女性トイレの使用を制限されているのは不当として国に処遇改善などを求めた訴訟の上告審判決が11日、最高裁第3小法廷であった。今崎幸彦裁判長は、国の対応について「裁量権の範囲を逸脱し違法」と述べ、制限を不当と判断した。

 裁判官5人全員一致の意見。職員の勝訴が確定し、経産省は対応見直しを迫られる。
 最高裁がLGBTなど性的少数者の職場環境を巡り判断を示すのは初めて。性的少数者への理解増進法が6月施行されたが、国の具体的な指針はなく、企業などの取り組みに影響しそうだ。(時事通信23年7月10日)』

『原告は男性として入省後の1999年に性同一性障害と診断された。女性として生活しているが、性別変更に必要な性別適合手術を健康上の理由で受けられず、戸籍は男性のまま。09年に女性として勤務したいと上司に伝え、化粧や服装、更衣室の利用は認められたものの、女性トイレは執務室から2階以上離れたフロアのものを使うよう制限された。人事院に救済を求めたが、人事院は15年に経産省の対応に問題はないとする判定を出した。

 小法廷は、経産省が10年に原告の同僚を対象に説明会を開き、女性職員数人が違和感を示したとして制限を決めた点について「明確に異を唱える職員がいたことはうかがえない」と認定。その後も制限の見直しを検討しなかった対応も問題視した。

 さらにホルモン投与を受けている原告が性暴力に及ぶ可能性は低く、他の女性職員とトラブルが起こることは想定しがたいとも言及。他の職員に対する配慮を過度に重視し、原告の不利益を不当に軽視したとして、人事院の判定は裁量権の逸脱・乱用で違法と結論付けた。

 小法廷は2審判決を破棄し、人事院判定を取り消した1審・東京地裁判決(19年12月)が確定した。人事院判定を取り消す司法判断が確定するのは初めて。原告は国に約1700万円の損害賠償も求め、2審は国に11万円を支払うよう命じていたが、この賠償命令も11日に確定した。(毎日新聞23年7月11日)』
 
<『「男に戻ってはどうか」。職員は上司から差別的発言を繰り返し受け、精神的苦痛で長期の休職を余儀なくされた。発言の違法性は一、二審で認定されたが、確定した賠償額は11万円。会見で、職員は「極めて少額の賠償を命じた判決が維持されたのは、はなはだ不本意」と強調した。(東京新聞23年7月11日)』 

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 この判決では、珍しいことに、5人の裁判官がすべて補足意見をつけていた。それだけ、きちんとそれぞれの見方、考え方を関係者、ひいては国民に伝えたかったのではないかと察する。

『「性的マイノリティーへの誤解が払拭できない現状で、感覚的な利害調整は許されない」。性的少数者の職場環境を巡る最高裁判決の補足意見で、弁護士出身の渡辺恵理子裁判官はこう指摘した。判決では裁判官5人全員が補足意見で自身の見解を示した。

 渡辺裁判官は「自認する性別に即した社会生活を送るのは重要な法益で、原告の経済産業省職員にとっては生きていく上で不可欠だ」とする一方、他の女性職員らの利益も軽視できないと説明。「偏見が払拭できない現状の下、感覚的な利害調整は許されない。客観的かつ具体的な調整が必要だ」とした。

 トランスジェンダーの職員が女性トイレを利用する際、他の女性職員が一様に不安を持つわけではないとも言及。「可能な限り両者の共生を目指し、教育などを通じたプロセスを期待したい」と結んだ。

 学者出身の宇賀克也裁判官は、戸籍上の性別変更で性別適合手術が要件となっていることに着目。手術は生命への危険を伴うとし、「受けていない場合も、可能な限り性自認を尊重する対応をすべきだ」とした。

 裁判官出身の今崎幸彦裁判長は、企業などへの教訓として「トランスジェンダーの置かれた立場に配慮し、真摯(しんし)に調整を尽くす責務があると浮き彫りになった」と述べた。(時事通信23年7月11日)』
 
<渡辺裁判官は「経産省側が説明会で女性職員が違和感を抱いているように「見えた」という理由で、感覚的に利害を判断したことを問題にしていたようだ。>

『今崎裁判長は補足意見で「職場の規模や人間関係など事情はさまざまで、一律の解決策になじむものではない」と指摘。「トランスジェンダー本人の意向と他の職員の意見をよく聞いた上で最適な解決策を探っていく以外になく、今後、事案の積み重ねを通じて指針や基準が形作られることに期待したい」とした。(時事通信23年7月11日)』

* * * * * 
 
 この判決は、あくまでもこの経産省の職員に関してのものであって、全ての職場のすべてのトランスジェンダーに該当するとは言えないのだが。<経産省が国の機関&本人が国家公務員であること、職場では周囲も女性として接していたことなども大きな要素になっていると思う。>
 
 この判決をきっかけに、今後、議論が加速することを期待しているmewなのだった。(++)
 
【追伸・・・つい先ほど、昨日、タレントのryuchell(27)が他界したというニュースを見て、ショックを受けている。自殺の可能性が大きいという。(親愛の情を込めて敬称略で)
 実は「建築関係トントントン」の頃から頭の回転が早さやユーモアのセンスが好きで、部分的なファンだった。近時は、「性自認」の問題で離婚したことで注目されていたのだが。強い批判を浴びながらも、近時もLGBTQのイベントに参加して「自分に正直に」と呼びかけており、マイノリティや様々なことで悩む若者にとって心強い存在だった。また沖縄出身で祖父が米兵であったことなどから戦争への意識も強く、「戦争は、人が人でなくなる恐ろしいものだ」と平和の大切さを強く訴えていたのも印象的だった。色々と苦しいことがあったのだろうけど、ともかく残念でならない。今はただ安らかに眠って欲しい。パートナーのpecoちゃんと息子さんのことが気がかりだ。】
 
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by mew-run7 | 2023-07-13 00:50 | 政治・社会一般

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