【*1、*2などの関連記事は、記事の最後にあるMoreの部分にあります。】
【テニス・・・錦織圭は今週、チャレンジャーに出場予定だったのだけど、キャンセル。膝の状態がまだ十分でないらしいのだが、これで3週連続の欠場となる。28日からの全米は48位のプロテクトランキングを使って出場する予定で、全米用のウェアも発表したばかり。全米のことを考えて大事をとっているのか、思ったより重い状態なのか・・・心配だ。(ノ_-。)
今週は西岡良仁がW&SOP(マスターズ)に出場する。全仏以降、得意なはずのハードで5連敗していて、ランキングも45位と下降。全米に向けて、立て直しをして欲しいところだ。ガンバ!o(^-^)o
地方競馬・・・お盆休みの期間も、全国あちこちの競馬場でレースを開催中。南関は14,15日、浦和・大井の時間差ダブル開催をする。競馬ファンの方々は、よろしくお願いします。m(__)m
以前はお盆期間に2~3回は行ってたのだけど、コロナが始まってから全く行っておらず。でも、おうちで大散財しない程度に楽しむです。o(^-^)o】
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これは6月30日の『与野党が河野、細川に小選挙区制導入の話をきく+細川の発言に玉木が驚く・・・』の続きになる。(・・)
94年に衆院選の選挙制度が中選挙区制から小選挙区比例代表並立制に変えられてから30年を迎えようとしている。国会では、衆議院の選挙制度をめぐる与野党協議会が設置され、今後の制度見直しも頭に起きつつ、まずは選挙制度が変更されたその経緯(いきさつ)を把握をするため、ヒアリングを行なっている。(@@)
ちなみに、mewは小選挙区制や比例制の話が出始めた時から、反対の立場だった。大雑把に言えば、小選挙区制の場合、死票が多くなって国民の意思が反映しにくくなるし。比例選も含めて、日本にはまだ政党文化(小選挙区の場合は、二大政党制)がまだ根付いていないと考えていたからだ。
また、05年、09年、12年の衆院選を見て、わずかな票の違いで大量の議席が一党に流れたり、オセロの駒をバ~ッとひっくり返すような感じで政権交代が起きるのを見て、ますます小選挙区制はアブナイと思うようになった。(-"-)
それゆえ、今回の与野党協議会の活動をきっかけに、是非、中選挙区制に戻すことを検討して欲しいと願っている。(-人-)
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ところで、6月30日の記事では、細川氏と河野氏の意見を書いたのだが。今回は、小選挙区制導入の実質的な立役者である小沢一郎氏の考えをとり上げてみたい。
小沢氏は、自民党の議員だった頃から、金権政治を打破し、政権交代可能な議会制民主主義を達成するためには、政治改革が必要だと主張。93年に自民党を離党した後、細川護熙氏を担いで8党連立政権を樹立。自民党の河野総裁の協力も経て、やや強引に小選挙区制の導入を実現させた中心人物だからだ。(・・)
小沢氏は最近のインタビューで小選挙区制導入に尽力した理由について、このように語っている。
『小沢: 実は、小選挙区制度の主張っていうのは、立候補した時からずっとしてきたんだよね。小選挙区っていう選挙制度に意味があるんじゃなくて、それはあくまでも手段。日本の現状を打開して、本当の議会制民主主義を作るためにはまずは選挙制度を変えようということ。要するに当選者が一人。一人というのは二者択一、どっちか選ばなきゃならない。日本人って、まぁ、みんなにいい顔しながら妥協して行こうという生ぬるい感じがあるけど、それではいつまでも自立できない。
一人を選ぶということで、そういう日本人の性格的な問題を解決することが一つ。それからこの二者択一は、ちょっとの票で当落が決まるから政権交代が可能だと。昔は「小選挙区では自民党一党独裁が続く」と社会党や共産党がよく言ってたけど、それは嘘だったよね。その証拠に、その後、政権交代ができたじゃない。だからこの二つでもって、僕は小選挙区制度を最初の立候補した時から言い続けてきた。
(デイリー新潮23年6月23日)』
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『「政権交代可能な議会制民主主義をつくらなければいけない」というのが僕の最初の選挙の時からの公約だ。日本の社会には小選挙区制度の導入が必要だ。日本は「和をもって貴しとなす」、悪く言えば「なあなあ」の社会。もっと自立し、自分の主張をきちんと言えるようにならないと駄目だ。小選挙区制は旗幟(きし)鮮明にしなければならず、日本人の自立を促せるのが一つの大きな理由だ。もう一つの理由は、小選挙区制は割合わずかな票で政権交代が可能になる。政権交代があって初めて民主主義だ。日本はまだ完全な民主主義国家ではない。
―中選挙区制の復活論が出ている。
愚論だ。中選挙区制にすれば野党は過半数の候補者を立てられない。政権交代が起きない。(時事通信23年7月8日)』
『―二大政党制は必要か。
二大政党制は象徴的にそう言うだけで、政党が二つとは限らない。少なくとも基本的な哲学の違う二つのグループが存在することが大事だ。連立でもいい。自民党は内向きで日本人的な哲学をバックボーンとする政党。一方でもっと外向きの、オープンでリベラルな政党も必要だ。それが時に応じて政権を担当することでちょうどいいところに行く。(同上)』
小沢氏には、政治的な理想を思い描く部分とドロドロの現実の中で政治的な判断や行動をする部分があるので、言葉通りに受け止めれないところが多々ある。(-"-)
ただ、小沢氏がよく言う「政権交代可能な議会制民主政を作るべき」「政権交代がなく、一党が長い間、政権をとり続けると、腐敗が起きる」という考え方は、正しいと思うし、賛同する。
しかし、小沢氏の発言を見ると、ともかく「政権交代ありき」であって、政権交代後の国政運営を考えていないような感じがするし。小選挙区制の導入によって、「生ぬるい日本人に二者択一を迫り、自立を促す」というのは、あまりに上から目線の奢った見方だとも思う。(-"-)
また、冒頭書いたように、mewはわずかな票差で大きく議席数が変わるところに小選挙区制の危険性がある(実際の民意が反映されていない)と考えるのだが。小沢氏は「割合わずかな票で政権交代が可能になる」をメリットだと考えるわけで、その辺りも考えが合わない。(~_~;)
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しかも、小沢氏は当時から小選挙区制にすれば、政治理念を共有する二つの大きなグループが作られるようになり、二大政党制(orそれに近い形)が徐々に出来上がると言っていたのだが。実際のところ、全くそうならなかったのを見て、疑問や批判の声を上げる人も少なくない。(・・)
<小沢氏の頭の中では、「自民党+保守勢力」vs.「非自民党&平和リベラル志向の勢力)」という図式ができていたのではないかと察する。>
この辺りは、また後日に続きを書きたいが。一時は「自民党vs.民主党」という二つの大きな勢力ができて、二大政党制に近づいたかと思ったものの、いまや、その民主党も分裂しているし。維新なども台頭し、野党側は多数の政党がバラバラに活動して、政権監視の役割すら果たせていない。(-_-;)、
それどころか、小選挙区制の下で政権を確保するために、自民党は基本的な理念が違う社会党と連立政権を組んだり、ここ20年はかなり考え方が違う公明党と連立政権を組んだりしているわけで。却って、国民の意思がスムーズに反映しにくい形になって、議会制民主主義が歪んでしまったのではないかと思ったりもするmewなのである。_(。。)_
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