【*1、*2などの関連記事は、記事の最後にあるMoreの部分にあります。】
【世界陸上・・・男子110mHの泉谷駿介が準決勝で1位で通過。決勝では、スタート直後に両足がつったようで、2台めで後ろ足を引っかけてからスムーズなリズムを保てず。(たぶん、そのあとも2~3台接触してた。)それでも、13秒17で5位に入賞した。"^_^"
ここにも書いた気がするが、GGや日本選手権で13秒1を切ってから、決勝に行けるかもと期待していたので、嬉しい限り。自己ベストの13秒04出せれば、メダルが手に届いたけど。本人も言うように、こういう大きな大会で、しっかり3本走り切る力をつけることが重要なのかも知れない。今後もガンバ!o(^-^)o
男子3000m障害では、三浦龍司、青木涼真が日本勢としては20年ぶりに予選を通過して、決勝進出に進出した。21歳の三浦は東京五輪で7着入賞した有望選手。今大会はメダルを狙っているとのことなので、積極的な走りをして欲しい。 今日は、3人予選突破した男子400mの準決勝も楽しみだ。o(^-^)o】
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ちょっとストレスが溜まっているので、22日の『約束破りの処理水放出。地元の強い反対は続く。やるなら全国に放水を・・・』の続きを。
まず、今週、ムカついた&哀しくなったことを書きたい。私は滅多にニュース・サイトの素人コメントは見ないのだが(目が腐っちゃいそうだから)。知人が怒っていたので、たまたま見てしまったところ・・・。
福島の漁業関係者や市民団体が、第一原発の処理水放出に反対しているのに対して、「中国の回し者かorスパイか」とか「賠償金を上げるために、ごねているだけ」などと書き込む人が少なからずいるのを見て、「何で、こんなこと書けるのかな~。こんな発想するのかな~」と残念に思った。(-"-)
いわゆる超保守系のネトウヨの中には、中国や韓国を嫌悪するあまりに、中国、韓国の意見には反対すべし。それらの意見に沿う人は「反日」という、短絡的な思考の人が少なからずいる。
今回も、中国政府や韓国人の一部が処理水放出に反対しているのを受けて、日本人でも同じように反対する人は「中韓の回し者=反日の悪いやつにされ、金欲しさにごねるやつとまで中傷されてしまうわけで。同じ日本人として、怒りを通り越して、哀しくさえなる。(ノ_-。)
もし本当に日本を愛するのであれば、中韓がどうのという前に、彼ら的にいう「同胞」の福島やその周辺の県民、漁業関係者が窮地に追い込まれている状況を見て、どうしたら彼らを救済できるのか、日本の伝統的産業でもある漁業や伝統的の食材である魚の安全をいかに守って行けばいいのか、政府の処理水放出の機縁方は適切なのかどうか、自分の頭で考えて欲しい。(・・)
どうせならネトウヨの間で、「風評被害から福島の漁業を守ろう」「福島の魚や海産物をどんどん食べよう」「ネットでも拡散しよう」と積極的にPRして欲しい。
岸田首相や東京電力の社長も「風評被害から守るよう30年間、責任を持つ」と言ったからには、政府機関の職員、自民党の議員、東京電力の職員は(震災時の幹部、職員も含む)は率先して、30年にわたり、福島の魚や海産物を購入し、食して欲しいと。その姿をしっかりと公表して、PRもして欲しいと思うmewなのである。(@@)
あと昨日の記事に、トリチウム入りの処理水を放出する以外にも方法があるという話を書いたのだが。
ネットの記事にも、そのような話が載っていた。(・・)
『ジャーナリストの須田慎一郎が8月21日、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」に出演。福島第一原発の処理水の海洋放出について解説した。(略)
須田)最終的には、漁業従事者の方の納得が必要になってくると思います。メディアは取り上げませんが、実はトリチウムを除去する仕組みはもう完成しているのです。
飯田)完成している。
須田)ただ、コスト面で折り合いが付くかどうか。融点の違いを利用して除去することが可能なので、やるべきことはやった方がいいのではないでしょうか。もちろん日本の福島第一原発の方が、中国の原発から出てくる処理水に含まれるトリチウム濃度に比べて、はるかに低いレベルなのですが。(略)
「だから胸を張って放出すればいい」という議論もあります。しかし、漁業従事者のことを考えると、除去できるものは除去した方がよかったのではないかと思います。(略)
須田)東電のなかでも、いくつかの事業者を含めて入札が行われていますが、スピーディーに進んでいかないのです。もっと早く進めてもいいのではないかと思いますけれどね。
飯田)技術はあるのですね、日本には。
須田)あるのです。(ニッポン放送23年8月21日)』
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『中国は7月下旬、ロシアとともに、日本政府に20項目の質問リストを提出。「海洋放出より周辺諸国への影響が少ない」として、処理水を蒸発させて大気中に放出する方法などを提示。国際原子力機関(IAEA)にも同様の文書を送っていた。
8月21日、中国外交部の汪文斌(おう・ぶんひん)報道官は、この点について確認を求められ、「中国は数回にわたり海洋放出は安全で妥当な処理方法ではないと指摘しているが、日本は経済的なコストから海洋放出を選んでいる」と日本側の姿勢を批判。「核汚染水を海に放出する案を強行するのをやめ、他の選択肢を議論し、責任ある方法で福島の核汚染水を処理するべきである」と答えた。
処理水を蒸発させて大気中に放出する方法は、日本政府内で一時検討されたが、大気中の放射性物質のモニタリングが海洋よりも難しいなどとして見送られていた。(SmartFLASH23年8月22日)』
別に中国が言う前から、日本でも処理水を蒸発させて大気中に放出する方法が検討されていたのだが。コストの問題に加え、大気中に放出すると周辺住民の不安が増すなどの懸念が示され、いつの間にか立ち消えになってしまったときく。(-"-)
昨日も少し触れたが、この処理水の海洋放出は、岸田内閣が決めたものではない。
安倍内閣の間に検討&ほぼ決断されて、最終的には菅内閣の時に決定されたものだ。<それゆえ、岸田首相が矢面に立たされるのはちょっと可哀相な気もしている。>
『処理水の海洋放出は、菅内閣が2021年4月に決定した。今年7月には国際原子力機関(IAEA)が放出の妥当性を認める包括報告書を公表した。(読売新聞23年8月23日)』
当時から23年中には放出実施をという話が出ており、今春には、8月24日頃というのがほぼ決まっていた様子。
それゆえ、岸田首相は19日に米国から帰ってすぐ、翌20日にとりあえず福島を訪問。(とりあえず原発を視察して説明を受けただけだけど。)21日に形ばかり全漁連の幹部と面会。
反対の声が強かったのに「理解が進んだ」と都合のいい部分を強調する形で発表して、22日朝には閣僚会議を開いて、とっとと24日に処理水の放出を始めることを決めてしまった。
当然にして東京電力とも前々から打ち合わせ済みゆえ、福島原発ではすぐ放出を開始できるように、もう22日から(おそらく実際にはもっと前から)処理水の放出を準備を行なっていたという。(-"-)
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『岸田首相は22日、東京電力福島第一原子力発電所(福島県)の処理水を巡る関係閣僚会議で、海洋放出を24日に開始すると表明した。(略)
首相は首相官邸での関係閣僚会議で、「今後、数十年の長期にわたろうとも、処理水の処分が完了するまで政府として責任を持って取り組んでいく」と強調した。放出期間は30年程度に及ぶ見通しだ。首相は、風評被害対策について、「万全を期している」と述べた。
放出日に関しては、「気象、海象条件に支障がなければ、8月24日を見込む」と語った。これを受けて、東電は22日、処理水の放出開始に向けた最終準備を開始した。処理水に含まれる放射性物質の測定結果は24日朝にも出る見通しで、問題がない場合には同日中に放出を始める。(読売新聞23年8月22日)』
ただ、昨日も書いたように、政府がここに来て、処理水放出に一気に舵を切ったのは、貯蔵するスペースが限界を迎えつつあることに加えて、今年にはいってから世論調査での「処理水放出に賛成」と「反対」の割合が逆転し、「処理水放出に賛成」の人がずっと50%を超えるようになったことも大きいように思う。
<もし数字の操作を行なっていなければ、だけど。でも、mewの周囲を見ていても、「仕方ないのでは?」という人が増えている感じがする。・・・国民が、どんどん事故のことを忘れて、原発政策に慣れっこに戻って行くのがコワイ。^^;>
近時、マイナカード絡みで、保険証廃止の延長、撤回を求める人の割合が急増したのを受けて、岸田首相が強引な政策実施にとまどっているように、国民の意思がいかに重要かということをもっと日ごろから認識しないといけないな~と思ったmewなのだった。(@_@。
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