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【全米テニス・・・8月30日、44位の西岡良仁は1回戦で元3位・現49位のバブリンカ(スイス)と対戦し、ストレート負けをした。西岡はマクワラン勉とダブルスにも出場したが、こちらは2回戦で敗退した。西岡はここ1~2か月、勝てない大会が続いていたのだが、肘に痛みが出ているとのこと。あまり無理をしないで欲しい。
95位のダニエル太郎は、元6位・現165位のモンフィスと対戦し、6-4,4-6,2-6,6-7で敗れた。D太郎は最近、ハードでのプレーが向上。(自分でもハードコートが得意になったと言ってた。)この試合も試合巧者のモンフィスに負けず、お互いに前後左右に振り合う内容の濃い試合だった。
バブリンカは38歳(ツアー現役選手で最年長)、モンフィスは37歳。2人とも故障で長期休養したため、ランキングを大きく落としてしまったのだが。年齢にめげずに、錦織同様、チャレンジャーから出始めて、どんどん復活中。馴染みのある選手だけに、元気にプレーしているのを見ると嬉しくなる。
尚、バブと同じ38歳のイスナー(米・最高8位)は、この全米で引退することを表明した。身長208cmの超ビッグサーバー。何と今回の1回戦でも48本のサービスエースを記録した。<何か錦織がイスナーのサーブに必死で飛びついてリターンする姿が目に浮かんで来る。>2010年の全英で、マユ(仏)と11時間5分の最長試合(6-4,3-6,6-7,7-6,70ー68)を行なったことでも知られている。長い間、おつかれさまでした。m(__)m】
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25年開催予定の大阪万博の会場、パビリオン建設が大幅に遅れていることから、延期か中止をすべきではないかという声が出始めている。(@@)
大阪万博は、もともと維新の元代表である橋下徹氏、松井一郎氏(大阪府知事、市長)が大阪財界の支援を受けて誘致に動き、安倍・菅政権がバックアップにより開催決定にこぎつけ、準備を進めて来たもの。会場の建設費用も、国と大阪府・市と財界が1/3ずつ分担することになっている。
今も、万博の準備、運営を行なう万博協会の副会長は、吉村大阪府知事と横山大阪市長が副会長を務めており、大阪にも大きな責任があることは間違いない。(**)
ところが、何と維新の馬場代表が、党の会合で「万博というのは国の行事、国のイベントなので、万博が遅れているのは、大阪の責任ではない」(とか言いやが・・・もとい)と言ったとのこと。
これには、マジで呆れてしまった。(゚Д゚)
ちなみに、『ぜんじろうは、この発言を報じた記事を貼付したうえで、「維新・馬場氏は万博の遅れを『大阪の責任ではない』。『悪いことだけ、他人のせいか!』と、批判されてますが、僕も大阪の責任ではないと思います。それは失礼ですね、大阪に(笑)〝維新の責任〟だと思います(笑)」と斬って捨てた。(東スポ23年9月1日)』<だよね~。(・・)>
維新の橋下・松井代表は、安倍・菅官邸と蜜月関係にあったことが知られているのだが。
この万博誘致も、14~5年、まだ橋下氏が大阪市長(松井氏は大阪府知事)だった頃に話が出ており、安倍ー菅官邸に協力を求めて計画が実現したのである。(・・)
『液状化や津波被害の懸念もあり、未整備のまま放置されてきた夢洲を、「万博誘致」をきっかけに整備し、「IR(カジノ)誘致」につなげようとしたのが、維新の創業者である松井一郎元大阪府知事だった。
松井氏は、自身の著書『政治家の喧嘩力』(PHP研究所)で、2015年末の安倍晋三首相(肩書はすべて当時)らとの忘年会の席で《総理にお酒を注ぎながら、一生懸命、持論を展開した》ことで、大阪万博が動き出したことを誇らしげに語っている。
《すると安倍総理は、「それは挑戦しがいのある課題だよね」とおっしゃって、隣の菅官房長官に、声をかけられた。
「菅ちゃん、ちょっとまとめてよ」
この一言で大阪万博が動き出した。すぐに菅官房長官は経産省に大阪府に協力するよう指示してくださった。》(FLASH23年8月30日)』
* * *
これまでの経緯を見ると、どう見ても大阪(維新&財界)主体で、万博の誘致、運営の計画が行われて来たのであるが。
維新の馬場代表は「万博というのは国の行事、国のイベントなので、(遅れが)大阪の責任とかそういうことではない」と言ったという。(@@)
『■日本維新の会・馬場伸幸代表(発言録)(外国パビリオンの建設が大幅に遅れている2025年大阪・関西万博が)かなり危ないんじゃないか、やれないんじゃないかというような報道もあった。私の経験では、1970年の大阪万博では開会直後に会場に行ったらまだいろんなパビリオンが工事中という状態だった。
その国と日本の建設業などのルールが違うこともあって、準備に時間がかかっていることも影響しているのではないか。万博というのは国の行事、国のイベントなので、(遅れが)大阪の責任とかそういうことではなしに、国を挙げてやっている。オリンピックは各都市の開催なので、おのずと(万博とは)性格がまったく違う。(党会合で)(朝日新聞23年8月30日)』
そもそも馬場氏自身が、国会で万博招致に関する質問(=要請)をしていたことがわかっている。
『過去の国会議事録をみると、もともと万博の誘致を強く求めていたのは他ならぬ維新だ。
例えば2016年1月27日の衆院本会議で、馬場氏はこう発言していた。
「おおさか維新の会の馬場伸幸です。2020年に東京で開催されるオリンピック・パラリンピック大会に加えて、2025年に予定されている国際博覧会、いわゆる万博を大阪に誘致すべきではありませんか。総理の御見解をお伺いします」
これに対し、当時の安倍首相はこう答弁。
「現在、大阪府が2025年の万博の誘致に取り組んでいると承知しております。昨年大阪府が開催した検討会においては、地元の機運の醸成やコンセプトづくり等が課題として挙げられています。(略)政府としては、今後、大阪府の検討状況をよくお伺いしながら、計画の実現性を見きわめていきたいと考えています」
やはり、もともと万博開催を望んでいたのは大阪府や維新であり、政府=国はあくまで地元の意向を踏まえて、というスタンスだったわけだ。そして、馬場氏は昨年1月20日の衆院本会議ではこうも言っていた。
「日本維新の会は、地元自治体や経済界などと手を携え、大阪・関西万博の成功に向けて全力で取り組んでいくことをお誓いし、質問を終わります」(日刊ゲンダイ23年8月31日)』
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大阪府の吉村知事(維新の共同代表)も、7月20日のX(旧ツイッター)で、こう言っている。
『万博は国家事業で国主催だが、費用は国と大阪府市と経済界で3分の1づつ拠出。博覧会協会職員もこの3者で構成。3者が協力して成功させる事業。なので万博の成功は僕の公約の柱の一つ。国に要望すべきは要望する。』
馬場氏は、大阪万博の建設計画の遅れに関して、大阪府、大阪市の責任が問われると、維新への批判、支持低下につながることを恐れているのかも知れないが。
万博が成功すれば「維新の功績」、失敗したら「国の責任」にしちゃうタイプの人なのかな~と。こういう維新の無責任っぽさも、もっと世間に広めて欲しいと思うmewなのだった。(@_@。
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