【将棋・・・12日、王座戦5番勝負第2局が行われ、後手の藤井聡太七冠が永瀬拓矢王座に13時間を超える激戦の末、214手で勝利し、1勝1敗のタイになった。(・・)
当日は毎度ながらちょちょこ中継を覗き見していたのだが。100手めちょっと前から永瀬がぐ~っと優勢に立って、「あれ、2連勝しちゃうかな~」と思ったら、121手めでミスがあったらしく、次に見た時には藤井にど~んと流れが傾いてい
る状況に。その辺りからずっと双方1分将棋となり、見ていてもついて行けない展開に。(仕事やサッカーもあったし。^^;)何か一時は、(名前でしかきいたことがない)「入玉宣言法」を藤井が狙っているのではないかという話も出ていたのだけど。永瀬が粘りに粘るも、最後は藤井が詰めよに持ち込み、しっかりと1勝を返した。<藤井はタイトル戦18期で一度も連敗したことがないんだって。>
ここから三番勝負。第3局は27日。藤井の地元の愛知県で行われる。】
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13日、岸田首相(総裁)が内閣改造と自民党の役員人事を行なった。(@@)
内閣改造も党人事も、重要なところはほぼ留任で、あまり変わり映えがしせず(映えず)&新鮮味がないと言われそうだ。(~_~;)
岸田派が第4派閥と弱い分、党内の各派閥に協力を得るために、しっかりと各派閥に配慮を示した人選を行なっていて。敢えて名付けるとすれば、「岸田おろし防止内閣」というところだろうか。(・・)
女性閣僚を5人(最多タイ)も器用した点をウリにしたいようなのだが。土屋品子氏、加藤鮎子氏、自見英子氏と来ると、つい「世襲か~」って思っちゃうしね。(党四役の小渕優子氏もしかり。^^;)
今回の内閣で一番のサプライズは、もしかしたら林芳正外務大臣が内閣を外れたことかも知れない。(・o・)
つい2日前までウクライナに行っていて、来週にはG7外相会合に出席するためニューヨークに行く予定だったのに・・・。
超保守派からは批判が出ていたらしいけど。日韓関係はうまく運んだし、中国との決定的な対立は避けていたし。欧米との関係も円滑だったので、安心して見ていられる外相だったと思う。(++)
<次に外相を引き継ぐ上山陽子氏も同じ岸田派で、自民党内では平和・リベラル志向の政治家なので、その点はちょっと安心だけど。>
岸田首相は、前日に林氏と会って、「派閥を頼む」と言っていたという報道が出ていたのだが。
林氏は岸田派(宏池会)の実質的ナンバー2なので、林氏が派閥に戻って、派閥を仕切る役割を担っているのかも知れない。(本当は、総理は派閥を離脱するのが慣例なので、もし岸田氏が長く首相の座にとどまる気があれば、一時的に林に会長の座を委ねるかも知れない。(・・)>
■新内閣の顔ぶれ NNN9.12
首相 岸田文雄(66) 岸田派 衆<10>
総務相 鈴木淳司(65) 安倍派 衆<6> 初入閣
法相 小泉龍司(70) 二階派 衆<7> 初入閣
外相 上川陽子(70) 岸田派 衆<7> 再入閣
財務相 鈴木俊一(70) 麻生派 衆<10> 留任
文科相 盛山正仁(69) 岸田派 衆<5> 初入閣
厚労相 武見敬三(71) 麻生派 参<5> 初入閣
農水相 宮下一郎(65) 安倍派 衆<6> 初入閣
経産相 西村康稔(60) 安倍派 衆<7> 留任
国交相 斉藤鉄夫(71) 公明党 衆<10> 留任
環境相 伊藤信太郎(70)麻生派 衆<7> 初入閣
防衛相 木原稔(54) 茂木派 衆<5> 初入閣
官房長官 松野博一(60) 安倍派 衆<8> 留任
デジタル相 河野太郎(60) 麻生派 衆<9> 留任
復興相 土屋品子(71) 無派閥 衆<8> 初入閣
国家公安委員長 松村祥史(59) 茂木派 参<4> 初入閣
こども政策担当相 加藤鮎子(44) 無派閥(谷垣グループ) 衆<3> 初入閣
経済再生担当相 新藤義孝(65) 茂木派 衆<8> 再入閣
経済安保担当相 高市早苗(62) 無派閥 衆<9> 留任
地方創生担当相 自見英子(47) 二階派 参<2> 初入閣
※<>の数字は当選回数です。
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【内訳】※岸田首相のぞく
初入閣 11人
再入閣 2人
留任 6人
【派閥】※岸田首相のぞく
安倍派 4人(±0)
麻生派 4人(±0)
茂木派 3人(±0)
岸田派 2人(▼1)
二階派 2人(±0)
森山派 0人(±0)
無派閥 3人(△1)
【その他】
参議院 3人(△1)
女性 5人(△3)
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自民党の各派閥の所属議員数、順位(9月2週めはこの議員数だった)
1・安倍派 100人、2・麻生派 55人、3・茂木派 54人、4・岸田派46人、5・森山派 8人 (その他、谷垣G、菅Gなど)
岸田内閣は、5月のG7広島サミットで支持率が回復したものの、6月以降、マイナカード問題などでまた支持率が低迷。党内では、いつ「岸田おろし」が起きてもおかしくない状況にある。(~_~;)
岸田派は党内第4派閥と弱い上、安倍派、二階派にはあまりよく思われていない。
そこで、党内で勢力を維持するために、麻生派、茂木派の協力が不可欠なのである。(**)
そこで党人事でも、麻生副総裁と茂木幹事長は留任。二階派とパイプがある森山派会長は総務会長と厚遇した。<茂木氏はポスト岸田を狙っているので、幹事長留任で上から押さえておく。>
安倍派の抵抗を防ぐために、いわゆる5人衆のうち、萩生田光一氏は政調会長、高木毅氏を国対委員長に留任させることに。<たぶん世耕弘成氏も参院幹事長のままだと思う。>
また、内閣では松野博一氏は官房長官、西村康稔氏はは経済再生大臣を留任させた。
ちなみに、週刊誌で様々な問題が指摘がされている木原誠二官房副長官は退任することになったのだが。岸田首相(総裁)は、木原氏をしっかり幹事長代理&政調会長代理に任命して、党運営をウォッチさせるつもりのようだ。(~_~;)
<党人事では、小渕優子氏が選対委員長の要職についたことが注目されているのだが。小渕氏については、また後日に改めて書きたい。>
岸田首相は、さらにポスト岸田を狙う(総裁選でも戦った)河野太郎氏と高市早苗氏も岸田批判、岸田おろしを抑えるために閣内に留め置いた。
これで当面、岸田おろしにつながるような党内の反乱を防ぐことができる。(・・)
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初入閣した大臣の中で、最も気になるのは、防衛大臣の木原稔氏だ。(-"-)
木原氏は茂木派に所属しているのだが、かなりの超保守タカ派。詳しい話はまた追々書きたいが、安倍晋三氏を慕って様々な活動を行なっていたほか、安倍氏が会長を務める超保守議連「創生日本」の事務局長を務めている。(-"-)
対中国の安保政策に関してストレスが溜まっている超保守派の意向も考慮して、木原氏を選んだのかも知れないのだが。<菅政権の時に、安保政策担当に首相補佐官を務めるなど、安保軍事には強いのだろう。>
岸田首相は、よりによって何で超保守タカ派を防衛大臣に任命したのか、大きな疑問を覚えたし。あまり中国に対して好戦的な言動されたら困るな~とも思う。(-"-)
ともかく岸田首相には、早く内閣を安定させて、本命政策である「新しい資本主義」&国民生活の向上に力を入れて欲しいと願っているmewなのだった。(@_@。
THANKS