【競馬・・・先週13日、園田競馬場(兵庫)で2000勝以上をしているJRA,地方競馬の騎手が集まって、ゴールデンジョッキーCが行われ、12名の騎手が3レースを戦った結果、武豊(JRA)が優勝した。(*^^)v祝
2位には同点で山口(佐賀)、3位に赤岡(高知)。地方競馬の騎手は各自の勝負服を着用しているのだが。(mew的にはJRAもそうして欲しい。レース中、どの騎手がどこにいるかわかりやすいから。)今回、武豊はスペシャルウィーク、横山典はメジロライアン騎乗時の勝負服を着用した。ベテラン騎手がそろって、騎手も楽しそうだった&ファンも楽しめたです。(^^)】
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岸田首相は、13日に発表した内閣改造において、女性閣僚を5人起用。過去最多タイだとして注目された。
首相は、会見で「ぜひ女性ならではの感性や共感力を十分発揮していただきながら、仕事をしていただくことを期待したい」と述べ、女性閣僚への期待を示していたのだが・・・。
ところが、15日に発表された副大臣、政務官の陣容を見て「はあ?」という感じに。何と副大臣26人、政務官28人(計54人)に起用された女性の数はゼロだったのだ。(゚Д゚)
前回は、11人もいたのに・・・である。
え?「女性ならでは」って話はどこに行ったの?(@@)
メディアの多くは、自民党は副大臣、政務官に起用できるような女性の議員が少ないことを指摘していた。
そもそも自民党は衆参議員379人中、女性議員が45人(約12%)しかいないのだ。(-_-) <立民党・約22%、維新・約15%>
閣僚経験者などを除くと、副大臣、政務官にふさわしい議員はさほど残っておらず。<今回は女性局の役員なども、カットしたかも。除・加藤鮎子氏>
本来、当選回数から見て副大臣相当だった加藤鮎子氏と自見英子氏を閣僚にしてしまったため(女性の人数を増やす&平均年齢を下げる目的で?)、尚更、候補として挙がる人がいなかったのかも知れない。(~_~;)
<mewが首相なら、とりあえず1人か2人、入れておくけどな~。やり方が下手。(・・)>
自民党政権で男女参画社会化が進まず、夫婦別姓選択制度などが実現できないのも、女性議員の数が少ないことが影響しているのではないかと察する。(-"-)
<尚、昨年の自民党の調査で、旧統一教会と接点があったとされる議員が、副大臣12人、政務官14人の計26人もいたとか。(~_~;)
また、『副大臣の顔触れを派閥別にみると安倍派6人、麻生派4人、茂木派3人、岸田派5人、二階派1人、森山派ゼロ、無派閥4人、公明3人。政務官では安倍派6人、麻生派4人、茂木派1人、岸田派5人、二階派3人、森山派ゼロ、無派閥6人、公明3人だった』という。(共同通信23年9月15日)>
岸田首相が13日の会見で「女性ならでは」という話をしたことに関して、時代錯誤だという批判がかなりあったようなのだが。mewは、そうは思わない。(**)
mewは、男女を差別することには大反対だが。男女は個体差はあるものの、一般的に、身体のつくりや特性が違うのは事実だ。
それに伴い、女子は、小さい頃から男子にはできないor男子と異なる経験(性差による区別や差別、生理を含む女性特有の発育、妊娠、出産、授乳を含む育児などなど)をするし。それに伴って、男子には実感できないような心身の影響を受けたり、考え方や感情を有したりするケースが少なからずある。(~_~;)
つまり、女性には、男性には持つことができないor理解することが難しい「女性ならでは」の経験やそれに基づく考え方や視点があると思うのだ。(**)
日本の社会が男性、女性ほぼ半々で構成されているにもかかわらず、これまで政治の世界では、9割以上を占める男性の考えによって、法律や政策が決められて来たため、女性は実質的に差別や冷遇をされたり、不自由な生活を強いられたりすることも多かったのだが。
いまや、女性も働かなければ、また女性の能力を活用して行かなければ、日本の経済や社会は成り立たなくなっているし。男性も家事や育児を分担して、協働して行く時代ゆえ、政治の世界も、もっと女性の経験や考えを活用して行く必要がある。
自民党は今後10年で、女性議員の数を30%にすることを目指すとのこと。
女性の候補者や議員の数を増やせばいいってものじゃないかも知れないが。<男性議員の言うなりになったり、お飾り、人寄せのために使われたりする女性が増えても、あまり意味ないけど。>
女性議員を増やすと共に、社会をリードすべく、各省庁も含め、出産後の活動を維持するための保育制度(保育スペースやベビーシッター)を整備することなどにも積極的に取り組んで欲しい。(++)
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ついでに書くなら・・・。ここ何年か、10~30代ぐらいの女性たちと話していて、令和を生きる女性たちの中には、ある意味では昭和の男性と同じように、仕事もバリバリしたいし、遊びもしたいと考えている人が多いように感じる。
<遊びで言えば、趣味や旅行なども楽しみたいし。また、それこそ昭和男子のように、独身時代はもちろん、結婚や出産後も、飲酒(異性がもてなす店も含む)も、風俗も、ギャンブルなども楽しみたいと考えている人が少なからずいるようだ。(・・)>
どうしても結婚や出産、育児をしたいと思う人は、もう半分もいないかも知れず。 結婚や出産をしてもいいけど、経済的、時間的に制約されるのはイヤだと。また、もしお金があったとしても(支援金が出たとしても)仕事はしたいし、遊びもしたい。仕事を長く休むことで、仕事内容や出世に影響が出ると思うと出産すべきかどうか迷うとも言っていた。(-_-)<だから、保育制度の整備が必要なんだよね。>
それを「けしからん」と言っているような人たちが、政治家や役人をやっていてもダメなわけで。こういう考えや感覚が理解できる人政治家や役人が増えないと、少子高齢化は解決できないのではないかと思う。(**)、
日本の男女格差は、世界の中でもかなりヒドイものだ。(ノ_-。)
『6月に発表された2023年のジェンダー・ギャップ指数で、日本は146カ国中125位。女性進出の遅れが目立つ政治分野は138位と最低レベルだ。
一方、世界の潮流は「203050」(2030年までに男女の完全な平等を達成)で、男女間格差を是正する方策としてクオータ制(一定の人々や比率を割り当てる制度)を採用する国は多い。内閣府男女共同参画局の資料によれば、196の国と地域のうち118の国と地域で、政治分野の性別クオータ制が国政レベルで導入されている。』
しかし、たとえばフランスでは90年代まで、女性議員の比率が10%以下で、日本と大差なかったのに、2021年には約40%まで増えているという。<フランスは出生率も上がっている。>
『フランスのパリテを研究する村上彩佳・専修大学専任講師が「伝統的に女性の政治的権利が弱かった日本とフランスは、70年代くらいまではどちらも女性議員の割合は1%台。90年代まで両国はさして大きな差はない。しかしフランスはこの20年間で国会議員の4割が女性という状態まで大きく変化を遂げた」とし、ジェンダー平等を躍進させた同国の施策を解説した。
フランスで2000年に制定されたパリテ法は、地方および国政の議会議員選挙の候補者を男女同数・平等にすることを政党に義務付けている。法律に基づくしくみとしてパリテ名簿式選挙があり、比例代表制が適用される選挙では投票用紙に書かれた候補者は女男か男女の交互になっているため、当選者は男女同数かどちらかが一人だけ多い状態になる。県議会議員選挙では、男女がペアで立候補するユニークな制度を導入した。》(『週刊金曜日』2023年8月25日号より)
また、男女比格差に応じて政党助成金を減額する制度も効果があったという。<たとえば候補者が男性7割、女性3割だった場合には、(70-30=40で)40%分に換算した政党助成金が減額される。>
先ほども書いたように、個人的には、単に女性の候補者数を増やせばいいとは思っていないのだが。<数をそろえるために、能力や資質のない候補者が増えると困る。^^;>ただ、一定期間は、フランスぐらい思い切ったやり方をしないと、日本の女性議員の比率を上げるのは難しいかも知れない。(-_-)
また、有権者が、女性の候補者、議員を増やす必要性を認識したり、その努力をしている政党を評価したりすることも大切なのではないかな~と思うmewなのだった。(@_@。
P.S。 ちなみに東京都は来春の入試からようやくすべての都立高校の男女別募集が廃止される。<男女別で募集していない高校は、ほぼ全校、女子の方が合格者が多い(女子7割の学校も)。しかし、男女別募集の学校は、女子の方が合格に必要な内申点や入試得点が高かったため、不平等、不公平だと批判が出ていた。
医大入試の女子差別は、本当になくなったのかな?^^;