【競泳・池江璃花子・・・池江(00年生まれ)のことは中高時代から気になる存在で、今日に至るまで特集やドキュメンタリーなどをよく見ていたのだが。中高時代からどんどん台頭し、自由形、バタフライで次々と日本記録を更新。18年のアジア大会では、大会前から多数の金メダル&MVP獲得を目標に掲げ、実際に自由・バタの50m、100m、400mリレー(フリー、メドレー)の6種目で金メダルを獲得。(リレーで銀も2つ。)日本人初となるアジア大会6冠を達成し、大会で全種目を通じてのMVPに輝き、大注目されることになった。
しかし、ここから世界の舞台に、そして20年の東京五輪で活躍をと期待を集めていた19年1月に、白血病であることが判明。1年の闘病生活を経て、20年にプールに復帰。全くなくなってしまった筋肉、体力を1から作り直して、何とか21年の東京五輪にはリレーで出場。ただ、その後、なかなかタイムが伸びず。23年の世界水泳には個人種目で出場するまでに回復したものの、思うような泳ぎができなくて1種目しか決勝に進めず。、「こんなに頑張ってるのに、なんで結果が」と涙を流した。<この言葉をきいた時は、胸がギューッとしめつけられるような感じだった。>
家族や親しい人たちも、生きていてくれれば十分、水泳ができるようになっただけで有難いと言うし、自分にもそう言い聞かせつつ葛藤を繰り返していた部分があるのだが。根っからのアスリートである池江の中から、日が経つにつれ「世界の舞台で勝ちたい」という思いがまた強く湧き出ている。結果を出せないと、彼女の中では、突如、自分を襲った病気のため失ってしまった日々を取り戻しせないのかも知れない。
白血病になる前に大活躍したアジア大会から5年。今回のアジア大会では、初日の400m自由形リレーで、国際大会で久々となる銀メダルを獲得することができた。大会前にインフルにかかり練習が調整が大変だったようなのだけど。池江の強い思い、苦悩、頑張りが報われるように、今日からの個人種目で何とか一つでもメダルを獲得できないものかと、心から応援しているmewなのである。o(^-^)o】
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ところで、自民党の麻生副総裁が、安保政策に関して消極的な公明党を「ガン」だと発言を行なったという。(゚Д゚)
自民党と公明党は一時、関係が悪化。公明党は、次の衆院選では東京都内の選挙区で選挙協力をしないとまで宣言していたほどだ。
ただ、維新の台頭や岸田内閣の支持率低下もあってか、両者が徐々に歩み寄り、つい先週、東京での選挙協力に合意したばかりだったのだが。この麻生氏の発言は、また両者の関係にヒビを入れることになりかねない。(@@)
『自民党の麻生太郎副総裁は24日、福岡市内で講演し、政府が2022年に相手国のミサイル発射拠点などをたたく反撃能力(敵基地攻撃能力)の保有などを明記した安全保障関連3文書改定を閣議決定したことを巡り、「北朝鮮からどんどんロケット、ミサイルが飛んでくる。だが、公明党は専守防衛に反するという理由でこれに反対(した)」と振り返り、「専守防衛を言い始めた昔と今は時代が違う。それに合わせてきちっとしたことをしないと、今のウクライナみたいに、日本が戦場になるだけだぞ、ということをしつこく言い続けた」と強調した。
さらに「今の公明党の一番動かなかったガンだったいわゆる山口(那津男代表)、石井(啓一幹事長)、北側(一雄副代表)等々の一番上の人たち、その裏にいる創価学会、そういったものも含めて納得するという形になって、公明党に認めさせている」と述べた。【大場伸也】(毎日新聞23年9月25日)』
麻生副総裁は、これまでは「ふつ~の保守」としてやっており、さほど強いタカ派でもなかった。<麻生派は、もともと岸田派と同じく保守本流の宏池会の流れを汲んでいる。>
安倍晋三氏とは90年代から近しい関係にあり(2人とも首相の孫だし)、お互いに首相になる時には支援し合っていた。また、90年代には日本会議議員懇談会の会長も務めていたのだが、さほど強い超保守派思想(戦前志向の国家主義的思想)は持っていない。
麻生氏は経済・財政分野に詳しく、安保政策よりも、むしろ日本の財政・金融政策に強い関心があったため、安倍政権下では12年から21年までずっと副総理兼財務大臣を務めていた。(・・)
ただ、麻生氏は安倍氏が亡くなってから、盟友の遺志を果たしたいという思いが強まったのか、以前よりも憲法改正や安保政策、軍事強化について積極的に発言するようになった。
とはいえ、高市早苗氏は(萩生田光一氏なども)好んでいないので、総裁選では岸田文雄氏を支援して副総裁になり、安倍派をうまく押さえ込みながら、岸田首相をうまくコントロールすることで、自分の政治力を発揮しようとしている。^^;
(安保3文書改定に関して)『「これは岸田さん(文雄首相)がやった。リーダーシップはあるんじゃない? 少なくともこういう状況にある時には岸田さんのような、なんとなくきわめて誠実そうに見える顔。リベラルそうに見えるあの顔の方が世の中受けるんじゃないの?」と述べ、岸田氏を評価した。
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また麻生氏は、今年8月、日本が台湾と断交した1972年以来初めて、自民党ナンバー2の幹部として、台湾を訪問したのだが。かねてより台湾との関わりが強いとのこと。
『「麻生さんは党青年局長時代から台湾との人脈を築いてきましたが、そのパイプは長く政権を握ってきた国民党に偏っていた。今回の訪台は、現与党の民進党との関係を強化し、今後も台湾が“中国寄り”にならないように布石を打つのが狙いでした」(デイリー新潮23年9月11日)』
麻生氏は蔡総統をはじめ彼女の後継である総統候補の頼氏ら台湾政界の要人と会談。さらに、台北市内で開かれた国際フォーラムでの講演で、日本が「台湾海峡で戦争を起こさせないために戦う覚悟を持つべきだ」と言ったことが物議をかもした。(@@)
この言葉を見ても、以前より、かなりタカ派的になっているのである。(-"-)
しかも、実を言うと、麻生氏は昔から公明党のことを好んでおらず。<カトリック教徒だということも影響してるのかな?^^;>
確か公明党が国政政党になること自体を問題視していたように思うし。また、公明党が細川政権に加わっていた時には、安倍氏と共に「憲法20条を考える会」なる勉強会に参加。公明党が参加する内閣・行政府は、「20条の政教分離に反する」と主張して、公明党との連立政権を強く批判していたことがある。^^;
それゆえ、99年に自民党が公明党と連立政権を組むことになった時には、麻生氏も安倍氏も反対だったと言われていた。今でも時々、麻生氏が公明党との連立廃止を企んでいるという記事が出ることがある。
今年4月にはデイリー新潮が「“創価学会嫌い”の麻生副総裁がもくろむ連立組み替え 学会関係者は「ウチを軽く見るならおきゅうを」なんて記事が出ていた。^^;https://www.dailyshincho.jp/article/2023/04061102/?all=1
麻生氏が、公明党を連立から外し、国民党との連立を望んでいるという内容の記事だ。(~_~;)
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今、公明党は、憲法改正に関して、かなり揺れている。_(。。)_
同党は、もともと憲法改正に反対していた政党なのだ。<支持団体の創価学会会長である池田大作氏は、特に「9条改正は許さない」と言っていた。>
しかし、小選挙区制で生き残るために自民党と連立する道を選ぶことになり、仕方なく「改憲ではなく加憲」(改正はしないけど、必要な条文を加えるのはOK)などと誤魔化しながら20年以上、ノラリクラリと改憲推進派をかわして来た。^^;
しかし、ここに来て憲法審査会では、自民党だけでなく、維新や国民党が早期の憲法改正実現を唱えてどんどんと話を進めており、公明党は置いて行かれそうな状態になっているのだ。(~_~;)
とはいえ、9条改正に賛成することには、創価学会の会員の多くは同意してはきれないだろう。9条改正に賛成するぐらいなら、連立を外れるべきという声も出て来る可能性がある。(-_-;)
麻生氏は、そのような公明党の煮え切らない態度を突っつくために、冒頭のような「がん」発言をしたのかも知れないのだが。公明党には、暴言大魔王・麻生氏の挑発的発言にまどわされることなく、今こそ「平和と福祉の党」の精神をビシッと示して欲しいと願うmewなのだった。(@_@。
THANKS