維新、国に万博の増額分の負担を要求＋自公支援だった市長、維新公認で当選＋スポーツ

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【＊１、＊２などの関連記事は、記事の最後にあるＭｏｒｅの部分にあります。】　　

【テニス・・・東レパンパシフィックＯＰ（５００）１回戦、この大会で引退する土居美咲が登場。４９位ペマルティッチ（クロアチア）に７―５、６―２でストレート勝ちした。(^^)　土居が全盛期に劣らぬプレーで最後まできっちりと強気で攻める姿を見られて、ファンとしては嬉しい限り。試合後のインタビューで「今日で最後になると思いながら試合に臨んで・・・うわぁ、勝っちゃった！　最後じゃなかった！　みたいな感じ」と語っていたという。

　珠海選手権（２５０）決勝に臨んだ４６位に臨んだ西岡良仁は、残念ながら１５位ハチャノフ（ロ）に２－０で敗れて、ツアー３勝めはならなかった。

　

　アジア大会競泳・・・男子４００ｍ個人メドレーで本多灯が待望の金。瀬戸大也も積極的なレースで銀を獲得した。

　昨日、取り上げた池江璃花子は、体調不良のため１００自を棄権。大会前のインフルから十分回復しておらず、咳が残っているという。この大会に賭ける気持ちが強かっただけに残念だと思うが。本番はパリ五輪なので、どうか無理をしないで欲しい。】

　

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　２０２５年開催予定の大阪万博の予算がまた増額されて、当初予定の２倍近くになる可能性が強まっている。(@@)

　

　当初の会場建設費の予算は１２５０億円。これを国、大阪府・市、経済界が１／３ずつ負担する予定になっていたのだが。今年６月、県地区資材や人件費の高騰などを理由に１８５０億円に増える見込みとなった。＜もちろん国民の負担も、大阪府民の負担も増える。＞

　

　しかし、主催者であう日本国際博覧会協会（万博協会）は、さらに４５０億円が必要だと見込み、約２３００億円の見積もりを出しているという。(-_-)

　

　しかも、『２０２５年大阪・関西万博を巡り、会場建設費が１８５０億円から２３００億円に上振れする見通しとなっていることを受け、地域政党「大阪維新の会」の大阪府議団は２６日の府議会で、増額分を国に負担させるよう吉村洋文知事に求めた』という。(ﾟДﾟ)はあ？　（産経新聞２３年９月２６日）』

　

　２０日の記事『橋下、安倍らと万博計画・・・』にも書いたが。そもそも、この大阪万博は、１４年当時に大阪維新の代表Ｘ２だった橋下大阪府知事、松井大阪市長が大阪経済界と主導して、官邸の安倍首相・菅長官コンビの協力を得て、誘致・開催決定したものだ。

　

『大阪・関西万博誘致のそもそもの経緯について、橋下氏は「僕が言い出しっぺというか、松井（一郎）さんや堺屋太一さんなどと寿司を食べながら、お酒が入って盛り上がって（笑）。最初の頃は無視されていたけど、松井さんが安倍さんと菅さんに渾身のプレゼンをしたら、安倍さんが『菅ちゃん、このプロジェクト年明けから進めていこうよ！』と。そこから一気に動き始めた。（ABEMA TIMES２３年９月１９日）』

　　

　橋下、松井氏は既に引退したものの、大阪維新の現代表である吉村大阪府知事と横山大阪市長は、主催者である万博協会の副会長を務めている。

　

　そして、大阪維新は誘致実現を自分たちの功績として選挙活動でもアピールしていたし。万博やＩＲ誘致を計画することで経済界の支持や支援を得て、ここまで躍進して来た部分があるのだ。(-"-)

　

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　しかも、吉村知事は、予算が１２５０億円から１８５０億円に増額された時に、「これが増加として最後」と言っていた。　

　

『２０２０年、人件費や資材費の高騰に加え、会場のデザインの設計変更などで当初の想定の約１．５倍、１８５０億円に引き上げられました。この時、大阪府の吉村洋文知事は次のように述べていました。

（大阪府　吉村洋文知事）「何度も増加するとなると、府民市民もどうなの？という話になりますので、これが増加の話としては最後と」』

　ただ、『建設費は、国と自治体と経済界で３分の１ずつ負担しますが、大阪府議会と大阪市議会は３年前、さらなる増額については「国が費用を負担するように」とする意見書を可決』していたのだという。（ＭＢＳ２３年９月２６日）』

　

　大阪府議会、大阪市議会の多数派は、大阪維新の会。彼ら大阪で大きな勢力を持っているのをいいことに、増加分を国に押し付ける（虫のいい）意見書を可決していたのである。(~_~;)

　

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『立憲民主党の岡田克也幹事長は26日の記者会見で、2025年大阪・関西万博で増額が必要な見通しの会場整備費について「国ではなく大阪府・市と、大阪を中心とする経済界が負担するのが本来だ」と述べた。

　1月に予定地を視察した際、関係者が経費増はないと明言したと強調。「まずは工夫して、予算内で収める努力をすべきだ」と語った。一方で「国民にまで負担をお願いするのであれば、きちんと説明してもらいたい」と注文した。

　立民の泉健太代表も党会合で「行政の説明が崩れており、予算を検証していく」と表明した。（共同通信２３年９月２６日）』　

　

　これは国民の税金負担増加につながる問題でもあるので、野党だけでなく、メディアももっとこの件を大きく取り上げて、国民の意見をきくべきではないだろうか？（＊＊）

　

　　

　維新に絡んで、もう１つ。

　

　２４日に行われた東大阪市長選で、現職の野田義和市長（６６）が今回から大阪維新公認として出馬し、５選を果たした。維新は大阪、堺両市に続き大阪府で第３の都市の首長ポストを獲得。府内４３市町村長のうち、維新首長は２１人となる。^^;

　

　野田氏は４選めまで自公の支援で当選。維新は候補を立てられずにいたのだが。今年８月１８日になって突然、大阪維新公認で出馬することを表明した。(･o･)

　

　急な維新への転向の話（裏切り行為？）だったため、自民党は対立候補を立てることができなかった。（公明党は自主投票。）

　野田＆維新側は、早くから水面下で話を進めていたものの、対立候補を立てるのが間に合わない時期に発表したのではないかと見られている。(-"-)

　

『野田氏は選挙戦で、吉村洋文代表（大阪府知事）と一緒に街頭に並び、「東京に負けない大阪をつくる。吉村知事と一緒にやらせてもらいたい」と強調。野田氏が他党の支援を受けてきた経緯から、維新内には連携を疑問視する声もあり、吉村氏は「（維新が掲げてきた）大阪都構想に最初に賛成してくれたのが野田さんです」とアピールした。

　一方、野田氏に「裏切られた」形となった自民は候補者を立てられず、維新に対抗するため、府連の再建に取り組むさなかの不戦敗となった。府連幹部は「大阪での弱さをまた露呈してしまった」と肩を落とした。（読売新聞２３年９月２６日）』

　

　尚、２５日には東大阪市議選（定数３８）が行われたのだが。維新は１４人が立候補し１１人が当選した。ただ、これでは過半数には遠く及ばない。

　公明党は現状維持の１０人。自民党は１人減の８人。もし自公と対立することになれば、野田市長は議会では少数派の苦しい船出となる。(-_-)

　

＜今年４月までは維新と公明が衆院選の選挙協力合意をしてたので、公明党が府議会や市議会でアシストすることもあったのだが。もしかして、また何かをエサに公明党をつろうとするのだろうか？＞

　　

　昨日、維新は新自由主義の政党だと書いたのだが。新自由主義的な経営の手法として、自分たちで新たな人材や部署を開発するのは時間と労力、費用などのコストがかかるので、他の企業から人材を引き抜く、関連の企業や部署を買う（Ｍ＆Ａ含む）を用いることが少なくない。

　

　維新は、東大阪市長選は、自前の候補の擁立が難しいので、自公支援だった現職を公認することに。（企業買収or乗っ取りしちゃう感じ？）衆院選の候補も、他党の議員や候補を維新から出馬させる、参院議員を衆院に回すなどしており、何か選挙の運営も、コスト削減、効率重視の新自由主義的なのね～と、言いたくなってしまったｍｅｗなのだった。(@@)

　

　ＴＨＡＮＫＳ

　

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