【追悼・・・シンガーソングライターの谷村新司さんが、今月8日に亡くなっていたことがわかった。急性腸炎を患った後、療養生活を送っていたという。74歳だった。心からご冥福をお祈りする。
正直なところ、特別にアリスや谷村さんのファンだったというわけでもないのだが。夕方、ネットニュースで訃報を知って、驚くと共に、心にポカッと穴があいたような谷村ロスの気分に陥っている。
何か気づいた時には、アリスの曲が色々と流れていて、ほとんどのヒット曲を歌える(ハモれる)&弾けますしね~。<2ギター1パーカッションというのも、面白い組み合わせでしたね。wikiにも書いてあったけど、堀内孝雄さんとバンドを組んだ時に、実家が富豪の桑名正博さんの実家の蔵で練習していたというのも、あの時代らしいエピソードだな~と思う。>「サライ」は毎年、「昴」や「いい日旅立ち」などは今でもよく流れているし。特に「昴」は、美空ひばりさんの「川の流れのように」などと並んで、日本のスタンダード・ソングとして長く残りそうな名曲だと思う。<「昴」は海外のカラオケでも人気。>
あと昨日も仕事先の人が言っていたのだが、60代以上の(特に男子?)は深夜放送「セイヤング」を聴いていたという人も多いのでは?深みのある声で、温かみがあって、ユーモアもあって、本当にステキな人だったとも思う。これからもずっと本当にスバラシイ曲と歌声を有難うございました。m(__)m】
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今月7日に『木原稔・新防相も要注意。かつて超保守会合の発言で問題に。安保強化に精を出す』という記事を書いたのだが・・・。
mew的には「案の定~!」という感じで。木原稔防衛大臣が早速、トンデモ失言を行なったという。(~_~;)
15日、衆院補選の応援演説で、「自民党候補を応援することが、自衛隊に報いることになる」と言ったのだ。(゚Д゚)
https://mewrun7.exblog.jp/30457009/
『木原稔防衛相は15日午後、長崎県佐世保市で開かれた衆院長崎4区補欠選挙(22日投開票)の集会での演説で、「(自民党候補を)しっかり応援していただくことが、自衛隊並びにその家族のご苦労に報いることになる」と述べた。自衛隊の政治利用とも受け取られかねず、野党から反発が出る可能性がある。
木原氏は演説で、海上自衛隊佐世保基地を念頭に「佐世保は自衛官、その家族が誇りを持って過ごしている街だからこそ、自衛隊に理解がある」と指摘。今年度から5年間で計43兆円にまで増やすとしている防衛費に触れ、「野党は残念ながら反対。私はそういう方に佐世保の代表になってほしくない」と語った。(朝日新聞23年10月16日)』
そうそう。木原稔氏が共に活動して来た超保守タカ派の稲田朋美氏も、こんな発言をしていたっけ。(@@)
『選挙での自衛隊関連の発言では、2017年に自民党の稲田朋美防衛相が、東京都議選の応援演説で「防衛省、自衛隊、防衛大臣、自民党としてもお願いしたい」と言及。選挙権行使以外の自衛隊員の政治的行為を制限する自衛隊法に抵触する可能性があるとして批判を浴びたことがある。(同上)』
木原氏は16日、この発言を撤回、したという。<おそらくは官邸か茂木幹事長から、すぐに撤回するように言われたのだろう。(-"-)>
この日、木原大臣は、長崎の佐世保市を訪れ、陸上自衛隊相浦駐屯地や、海上自衛隊の新型護衛艦「みくま」などを視察。
自衛隊の制服のようなものを着用し、かなり悦にいった感じで、自衛官らの前で「我が国は新たな3文書により、防衛力の抜本的強化とその裏付けとなる43兆円という防衛費の規模を決定した。特に、南西地域の防衛体制の強化は我が国の防衛にとって喫緊の課題」などと激励をしていた。(テレビ長崎23年10月16日より部分的に引用。)
<九州を含む離島防衛(戦争準備)の計画がどんどんアブナくなっている。詳しくは*1に。>
そして、15日の応援演説での発言について「私、原稿もなく喋っていて、自衛官と家族への敬意と感謝を申し上げた。今後は気を付けたい。自衛隊という組織は中立であると思っている。誤解を生むということであればその分は撤回したい」と語った。(同上)
『岸田文雄首相は官邸で記者団に「本人が誤解を招くのであれば撤回したいと説明している。引き続き職務に当たってもらいたい」と述べ、更迭を否定した。
松野博一官房長官も16日の記者会見で「あくまで一議員の政治活動の一環で述べたもの」と論評を避けた上で「自衛隊を含む政府機関が政治的に中立であるべきことは当然のことだ」と語った。(共同通信23年10月16日)』
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まあ、岸田首相としても、内閣改造をしてまだ2か月も立たないのに、閣僚を更迭したくはなかったのだろうけど。ここで木原大臣を残したことで、秋の臨時国会でツッコまれるネタを増やすことになった。(@@)
<17年に稲田防衛大臣が都議選応援で問題発言した後、(それも一因となって)自民党は都議選に大惨敗。秋の衆院選へのダメージも大きいと言われていたのよね。(前原が民進党解体したから、安倍自民が圧勝しちゃったけど。(-_-;))>
野党からは、次々と木原大臣を批判する声が出ている。
『立憲民主党の安住淳国対委員長は16日、会見で・・・「明らかな政治的中立を侵すもの。罷免に値する」と厳しく非難した。・・・「岸田総理は更迭しないとだめ。国会でも厳しく追及せざるを得ない」とした。
共産党の小池晃書記局長も会見で「どこからみても、あの発言は自衛隊の政治利用と言われても仕方がない。撤回になっていない」と批判した。その上で「もはや防衛大臣の職にふさわしくない。岸田内閣として罷免すべきだ」とした。(日刊スポーツ23年10月16日)』
長くなっちゃうけど、これも書きたい。<7日と被る部分が多いけど。木原、百田らの超保守派のアブナイ考え方を1人でも多くの知らしめたいので。(@@)>
7日の記事にも書いたけど、木原稔氏は茂木派所属ながら、安倍シンパの超保守派。安倍晋三氏が率いていた「創生日本」の事務局長を務め、稲田氏が率いる「伝統と創造の会」にも参加していた人。
2015年、党青年局長時代、木原氏が代表になってに若手議員を中心に「文化芸術懇話会」を設立。(萩生田光一氏も先輩として参加。)
「有名人に『首相(安倍晋三)のやっていることは正しい』と発信してもらえば、一気に広まる」と期待を示し、「憲法改正の国民投票まで見据え『自民党政権応援団』を増やす狙い」と報じられた。(wikipediaより)
超保守タカ派から見れば、安倍首相(当時)が進めていた諸政策、とりわけ安保法制に批判的なメディアには大きな問題があるわけで・・・。<今年3月に高市早苗氏の関与が問題になった放送法改正(15年)も同じような視点で進められたんだよね。^^;>
で、6月の初会合の時には、「マスコミをこらしめるには広告料収入をなくせばいい。文化人が経団連に働き掛けてほしい」「悪影響を与えている番組を発表し、そのスポンサーを列挙すればいい」「(安保関連法案を違憲とする)憲法学者や元内閣法制局長官に全く権威はない」など、次々とマスコミ批判の発言が出ることに。(゚Д゚)
<講師として招かれた作家の百田尚樹氏は、「反日とか売国」という表現を使いながら、「沖縄の二つの新聞はつぶさないといけない。あってはいけないことだが、沖縄のどこかの島が中国に取られれば目を覚ますはずだ」「沖縄は本当に被害者やったのか。そうじゃない」などと発言。(以上、発言部分はwikipediaより)
この人は、この秋、安倍氏の遺志&超保守思想を継ぐために「日本保守党」という政党を作った。>
これらの発言がメディアに報じられて大批判を浴び、木原氏は党青年局長を更迭された。<自ら辞職するように言われたが、これを拒んだため更迭された。尚、1年間の役職停止処分になったのだが、安倍総裁がはからったのか、いつの間にか3ヶ月に短縮されていた。^^;>
何分にも、こういう思想の持ち主なので、mewは何故、岸田文雄首相はこんな人をよりによって防衛大臣に任命したんだろうって思っていたのだが・・・。(茂木氏に頼まれたんだろうけど。弱小派閥の首相は、弱い。(-_-)>
だから、今回の発言も「案の定~」のだ。(>_<)
ちなみに木原稔氏は、靖国参拝にも積極的だったと記憶している。靖国神社では、17日から秋季例大祭が始まるのだが、初入閣となった木原大臣が参拝するのかも注目しているmewなのだった。(@@)
THANKS