【地方競馬・・・22日に盛岡競馬場でOROターフスプリント(M2・芝→ダに変更・1000m)が行われ、2番人気のマッドシェリー(牝5・川崎)with神尾香澄(21)が重賞初制覇を果たした。優勝した。マッドシェリーは、神尾が初勝利をあげた馬だ。勝ち時計の58秒1はコースレコード。山田調教師も重賞初制覇。(*^^)v祝
神尾は川崎所属、3年めの女性騎手。かなり乗れるので、穴候補にしていたのだが、最近は上手いのがバレて来てオッズがつきにくくなっている。^^;<女性ではないけど、浦和の所蛍はルーキーながら、18日にジョエル(牡5)で、埼玉新聞栄冠賞で重賞初制覇を果たした。この子は来たり、来なかったり。(@@)>
JRAの女性騎手では、3年めの永島まなみが好調(前開催も3勝)。今村は1kg増も響いているのか、100レース以上勝ち鞍がなく、騎乗数が減っている。そろそろ逆に穴狙いのチャンスか?(すぐに穴候補を探そうとするmew。(^^ゞ)】
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岸田首相が23日に衆参院で所信表明を行なった。(**)
岸田首相は、何よりも経済に重点を置くとして、「経済、経済、経済」と連呼。<全部で27回、経済という言葉を使ったとか。>
原稿の7割以上を、経済対策に関連する事項に割いた。(@@)
岸田首相は、この30年行われて来たコストカット型の経済を転換する時期だと改めて明言。
『人への投資や賃金、さらには未来への設備投資・研究開発投資までもが、コストカットの対象とされ、この結果、消費と投資が停滞し、更なる悪循環を招く。低物価・低賃金・低成長に象徴される「コストカット型経済」を30年ぶりに新たな経済ステージに移行できる大きなチャンスが巡ってきました。』
<『30年ぶりの3.58%の賃上げ、過去最大規模の名目100兆円の設備投資、30年ぶりの株価水準、50兆円ものGDP(国内総生産)ギャップの解消も進み、税収も増加しています。その一方で、国民負担率は所得増により低下する見込み』だと経済状況が改善している変革するチャンスだとアピール。>
そして、『私は断じて後戻りは許さない。変革を力強く進める「供給力の強化」と不安定な足元を固め、物価高を乗り越える「国民への還元」。この2つを「車の両輪」として総合経済対策を取りまとめ、実行してまいります。』と力説した。(**)
9月26日の『岸田が「脱アベ・スガ」宣言の経済対策を発表ーコスト重視の新自由主義にNO!』でも扱ったのだが。
岸田首相は、この30年、特に小泉、安倍、菅政権で推進されて、国民生活の格差を生んだコストカット型(新自由主義的)の経済政策を転換することを大きな方針に掲げているわけで・・・。
この点では、「脱・アベスガ路線」を求めるmewと考えが近い。<てか、立民党に近い考え方。(・・)>
車の両輪の一方である「供給力の強化」は、多岐にわたるのだが。庶民としては、いわゆる106万円の壁問題をクリアするための「年収の壁・支援強化パッケージ」が気になるところ。
これは労働力を確保するという意味では、経営者にとっても、日本経済にとっても重要なことゆえ、わかりやすく効果のある形を作って欲しいものだ。(++)
また、「国民への還元」という点では、まず取り急ぎ物価高対策をして欲しいところ。
低所得者への支援金のほか、ガソリン価格の補助拡大、電気・ガス料金の緩和措置などにも言及したのだが。個人的には、ガソリン価格の高騰は、ほぼ全ての産業や多くの家庭の負担になり、物価高の最大の要因にもなることから、トリガー条項を発動してもいいのではないかと思う。<自民党全体or複数の幹部の利権が絡んでいて、動けないのかな~?(-_-;)>
岸田首相は、この所信表明の中では「減税」という言葉は使わなかったが、『現世代の国民の努力によってもたらされた成長による税収の増収分の一部を公正かつ適正に「還元」し、物価高による国民のご負担を緩和』と語り、自民党の税制調査会に減税の議論を行なうように指示したという。(・・)
減税というときこえがいい&選挙対策になるかも知れないのだが。「今、減税するに適した時なのか」「所得税減税で効果があるのか」などの疑問の声が少なくない。この辺りは、もう少し検討する必要があるように考える。<ただ、給付金バラまきというのもね~。^^;>
社会対策としては、障害のある方もない方も含めて、全ての方が生きがいを感じられ、多様性が尊重される、「女性」「若者」「高齢者」の力を引き出す包摂的な社会づくり』に期待したい。
あと「こども・若者の性被害防止のための緊急対策パッケージ」「不登校やいじめに対する対策」「教職員の処遇見直し等を通じた公教育の再生」にもしっかり取り組んで欲しい。
また(おそらくは菅・河野・小泉氏などの新自由主義派に配慮してか)、ライドシェアの検討について語っていたことが注目されていたが、こちらも賛否両論あるので、実現までには時間がかかりそうな気がする。^^;
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外交安保や憲法改正などに関しては、分量も少なく、通り一遍という感じ。(・・)
もしタカ派的な首相であれば、この機会に中国の脅威などを強調したり、台湾有事の話を持ち出したりして、軍事強化の必要性をもっと強調すると思うのだが。
日米、日韓関係、G7諸国の関係を重視。中国も「建設的かつ安定的な関係」という考えを打ち出し、首脳レベルでも対話を進めると語っており、その点は評価したい。
mewは、個人的には、岸田氏が首相を務めている間に、何とか中国との関係を少しでも改善しておいて欲しいと願っている。
中国との関係改善は、アジア地域の安定、日本の軍事強化抑制にもつながるし、経済的にも双方に大きなメリットをもたらすからだ。<安倍元首相のように、個人的な中国敵視の思想を、国政に持ち込まないで欲しい。(-"-)>
岸田首相は、07~8年に首相を務めた福田康夫氏に考えが似ているところがあると思うのだけど。<07~8年は、そこそこ穏やかな気持ちで過ごせたな~。>
福田元首相は、今月、2回も訪中。昨日も日中のイベントに出席していた。
『日中平和友好条約の発効45周年を記念して、北京市内でレセプションが開かれました。中国外交トップの王毅氏が出席し、「善隣友好が唯一の正しい選択だ」と強調しました。
中国 王毅外相:「条約の最良の伝承は善隣友好を堅持し、民意の基盤を改善することだ。中国と日本は重要な隣国で、善隣友好は唯一の正しい選択だ」
中国の王毅外相は、歴史問題や台湾問題を持ち出し、日本側を牽制(けんせい)しましたが、福島第一原発の処理水の問題には触れませんでした。
一方、日本側からは福田康夫元総理が出席し、「条約の精神である平和・友好・協力を実現しなければならない」と訴えました。(ANN23年10月24日)』
別に中国に言うべきことは言っていいと思うが。敢えて挑発することは避けるべきだと思うし。<萩生田くんとかは、わざわざこの時期に台湾を訪問するからな~。>
福田元首相のレセプション参加のように、地道な交流の積み重ねが両国の関係改善にとって大事ではないかと思う。(・・)
また自民党内の改憲推進派は、「岸田首相は本気で改憲を実現する気はない」と怒って、「岸田おろし」を考えているとか。<今、国民党も維新も改憲に賛成しているので、ここで一気にコトを進めたいのよね。>何とかのらりくらりと改憲推進派を交わして、強引な改憲実現を抑えて欲しいな~と。
ただ、他の政策もそうなのだが。岸田首相は少数派閥の議員である上、支持率が低下しているため、他の派閥や議員の言うことをきかなくては政権が持たないという状況に陥っている感じがあって、残念なところ。
何とか岸田首相が粘っている間に、誰か次の首相になれそうな平和・リベラル志向の自民党議員が出て来てほしいな~。(高市、萩生田は絶対ダメ。河野、西村もイヤかな。)そして、早く立民党+αの「本当の野党」が、政権交代が可能なぐらいの勢力を持てるようになって欲しいと願うmewなのだった。(@_@。
THANKS