あららら~? ついに安倍派(清和会)の「政治とカネ」、裏金の問題に、東京地検特捜部が切り込む可能性が出て来た。(゚Д゚)
ANN(1日)のニュースのタイトルは『検察幹部「膿出し切る」安倍派1億超の“裏金”疑惑 キックバックの実態は…』
NHK(1日)に至っては、1億どころか『安倍派 パーティー収入不記載 5年で数億円か キックバック疑い』と伝えていた。(@@)
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これは、11月22日の『自民党派閥の過少記載、12月に本格的捜査か・・・』の続報になるのだが。
自民党内の5つ派閥が、2018~21年分の政治資金収支報告書で、パーティー券の収入に関して、計4千万円の過少記載があったことが判明し、東京地検特捜部が捜査を開始。
記載漏れが判明している金額は、清和政策研究会(安倍派)が約1900万円、志帥会(二階派)が約950万円、平成研究会(茂木派)が約600万円、志公会(麻生派)が約400万円、宏池会(岸田派)が約200万円で、それぞれの派閥が精査し、収支報告書の修正を行なっているという話だった。
ただ、世間では、東京地検特捜部が動いたからには、そんな少額の記載漏れの話ではなく、大きな派閥orそれなりの議員が、もっと大きな金額の法違反(犯罪)をターゲットにしているのではないかと話が出ていた。(@@)
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そんな中、週刊文春(11月30日発売)は、『【徹底取材】安倍派「23億円」裏金作りを暴く!《特捜部が狙う“萩生田の舎弟”》なる記事を掲載。安倍派の萩生田光一氏の舎弟とされる池田佳隆元文科副大臣(57、愛知3区)が地元企業に1000万円以上も派閥のパー券を販売し、900万円のキックバックを受けている可能性があると報じた。
安倍派の議員には、パーティー券販売のノルマがあり、それを超える売り上げがあった場合には、キックバックが受けられる仕組みがあるのだという。
<『複数の安倍派関係者によると、販売ノルマは当選回数や立場によって分けられており、最高幹部は約750万円で、閣僚経験者は400万~500万円。ヒラの議員は50万~100万円だという。(ゲンダイ11.30)>
そして、一部のパーティー券の売り上げやキックバック分などは政治資金収支報告書には記載せず、いわゆる裏金として用いるケースがあるというのだ。(-"-)
このような政治資金規正法に、場合によっては公職選挙法にも違反する行為(犯罪)だ。(・・)
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これを確かめるため、11月30日に記者たちが安倍派の座長である塩谷立氏に問うと・・・
『塩谷立座長「ノルマというか割り当てね、っていうか、そういうことで皆さんがた(所属議員)に、しっかりとパーティー券を販売してもらうということはあります」
--ノルマを超えた部分について還流(キックバック)というかですね、ご自身あるとかあるいは見聞きしたことあるとかその辺いかがでしょうか
塩谷立座長「そういう話はあったと思いますね」(日テレ23年11月30日)』
あったんだ~~~、(・o・)
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安倍派は会長だった安倍元首相が22年7月に他界した後、なかなか後任の会長を決めることができず。仕方なく今年の夏から、幹部15人の集団指導制をとっている。
その座長を務めているのが、塩谷立氏(73・元文科大臣)だ。
ただ、塩谷氏は、あの発言はマズイと思ったのか、記者の取材に応じた5時間後に、この発言を撤回した。(@@)
『自民党・安倍派 塩谷座長「返してるとかそういうこと(キックバック)については、事実を確認したわけではないんで、その点については一切撤回をしたいと思います」「あるのかなっていう感じで言っちゃった。曖昧な言葉で言ったんで、それは、事実確認したわけじゃないんで撤回します」(NNN23年11月30日)』
<機密費アルバムを告白した(元安倍派の)馳浩氏(石川県知事)にも言いたいのだが。問題のある意見などを取り消すために「撤回」するのはわかるけど。「事実」はいくら「撤回」したからって、事実ではなくならないんだよ。(・・)>
しかし、12月1日にはいってからは、アチコチのメディアが、安倍派のパー券キックバックによる裏金作りの記事を取り上げ始めている。(**)
『安倍派、1億円超の裏金か パー券ノルマ超えを還流 地検が立件視野
自民党の派閥が開いた政治資金パーティーをめぐる問題で、最大派閥の清和政策研究会(安倍派)が、所属議員が販売ノルマを超えて集めた分の収入を裏金として議員側にキックバックする運用を組織的に続けてきた疑いがあることが、関係者への取材でわかった。派閥の政治資金収支報告書には収入・支出のいずれも記載しておらず、裏金の総額は直近5年間で1億円を超えるという。(後略)(朝日新聞23年12月1日)』
『安倍派 パーティー収入不記載 5年で数億円か キックバック疑い
自民党の最大派閥「清和政策研究会」安倍派が、所属する議員がパーティー券の販売ノルマを超えて集めた分の収入を議員側にキックバックし、派閥の政治資金収支報告書に収入や支出として記載していなかった疑いがあることがわかりました。
関係者によりますと、議員側にキックバックされた資金の総額は去年までの5年間で数億円に上るとみられ、東京地検特捜部は資金の流れなどについて調べを進めているものとみられます。
自民党の派閥の政治資金をめぐっては、複数の派閥が、所属する議員の役職や当選回数などに応じてパーティー券の販売ノルマを設定し、ノルマを超えて集めた分の収入を議員側にキックバックしていたことを示すリストを作成していたことがわかっています。(後略)(NHK23年12月1日)』
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前にも書いたが・・・。安倍・菅政権は、警察や検察関係者を官邸に入れたりしていて、司法行政まで操ろうとしていた部分があるのだが。<最高裁判事の人事にも干渉してたっぽいし。>その反動もあるのか、安倍・菅政権が終わったら、検察や裁判所がのびのびといい判断をするようになったように感じるのは、mewだけではあるまい。(・・)
<東京地検特捜部には、安倍政権時にメスを入れたくても入れられなかった事案がいくつもありそうなので、この件では尚更に張り切っちゃったりして?^^;>
『ある検察幹部は「派閥の中に膿があるのならば、それは出し切らなければいけない」との見解を示しています。(ANN12.1)』
安倍派に限らず、他党もOKなので、是非是非、ここで思い切って捜査のメスを入れて、膿を出し切って欲しいと応援しているmewなのだった。(@_@。
THANKS