気になったニュースをいくつか・・・。
東京地検特捜部が自民党の二階派(志帥会)の事務所に家宅捜索にはいったのを受けて、二階派所属の小泉龍司法務大臣と中野英幸法務政務官が、20日に派閥を退会した。
法務大臣は、検事総長への指揮権限を有するため、捜査の公正を期すために派閥を離れたいいと考えたからだという。(・・)
小泉氏と中野氏は、事前に二階派幹部に相談していたこともあってか、スンナリと退会届を受理された。二階派は先日、桜田義孝氏が「パーティー券のノルマが厳しい」として退会したばかり。今年は5人の退会者が出て、所属議員数も38人と減っている。
そんな中、今度は自見英子万博担当大臣も、閣僚として二階派を離脱すべきだと考え22日に退会届を出したのだが、二階派幹部はこれを受理しなかったという。(@@)
『自見氏は記者会見で退会理由について二階派が政治資金パーティー問題で強制捜査を受けたことを挙げ「(閣僚の)職責を全うするに当たり必要な判断だ」と説明した。退会届の提出に先立ち「幹部の先生方に相談し、了解いただいた」としたが、武田氏は「退会届は受理していない。派閥幹部への相談もない」と否定コメントを発表し、「円満退会」にはほど遠い様子をうかがわせた。(毎日新聞23年12月22日)』
朝日新聞の有料記事のタイトルは、『「大臣になりたい時はワンワンと…」 二階氏激怒、自見氏の退会拒否』。
勝手に邪推するに・・・自見氏は、閣僚の推薦を得る時には、尻尾を振って「ワンワン」言ってたくせに、閣僚に就任してしまえば「こっちのもの」で、都合が悪くなったので簡単に二階派から離れようとしたことに、二階大先生がお怒りになったということなのだろうか?(~_~;)kowai kowai
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東京地検特捜部はまず、安倍派、二階派の会計責任者の刑事責任を固め、派閥の会長や事務総長、議員との共謀関係の捜査を深めて行く方針だという。
安倍派の会計責任者は、既にノルマ超過分を政治資金報告書に記載していないことを認めたと報じられているのだが。
何と二階派の会計責任者は、今年10月に派閥をやめているとの記事が出ていた。^^;
「(会計責任者の)A氏は、約20年前、現在の志帥会ができて間もないころに議員秘書の紹介で事務局に迎えられた人物です」
「A氏は苦労してきた人だと聞いています。『派閥の事務局に来る前は運転手や生花店勤務などさまざまな仕事を経験したんだ』と話していたのを聞いたことがある。政界の事情に明るいわけではなく、政治資金パーティーの会場取りや当日の段取りなんかは秘書経験のある別のスタッフに任せ、そこでまとまってきたものを会長や事務総長に決裁を取るのがA氏の役割でした」(前出・二階派関係者)(同上)』
『自民党派閥の裏金問題は11月下旬以降になって一気にクローズアップされたが、その直前のタイミングでの退職。派閥の不記載が刑事告発されたのは約1年前のことになるが、法令違反の責任を現場の職員に押し付けて辞めさせたのだろうか。(同上)』
そして、これは11月22日の『五輪招致土産の馳、昔のブログで講演を裏付ける記述が多数。事実確認可能』のつづきになるのだが。
石川県の馳浩知事は11月17日に行なった講演で、自民党(安倍派)の議員だった頃、東京五輪を招致をするため、安倍首相(当時)に「お金はいくらでも出す。官房機密義もある」と言われ、IOC委員105人に個別に作った1冊20万円もするアルバムを送ったという話を暴露。
ところが、同日、あわてて全面撤回をして、クチを閉ざしていた。(・・)
高額のアルバムをIOC委員に贈るのは倫理違反行為だとみなされるおそれがある。しかも、その費用を官房機密費から出したと疑われてはさらに問題が大きくなる。<官房機密費の使い方を暴露したこと自体も問題視されているし。ましてや安倍元首相の名を出したら、安倍シンパに怒られてしまうし。^^;>
そこで、誰かに入れ知恵されたのか。急に「自民党の費用で、参考資料として数冊のアルバムを用意したが、党本部で処分した」、「IOC委員にアルバムは渡していない」という新たなストーリを作って、公表したという。(@@)
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『東京五輪招致を巡り、石川県の馳浩知事が国際オリンピック委員会(IOC)委員に官房機密費(内閣官房報償費)を使って贈答品を渡したと発言し、直後に撤回した問題で、馳氏が12日、報道陣に対し、経緯を説明した。贈答品と指摘される「想い出アルバム」について、「参考資料として数冊を用意したが、渡していない」「(IOC委員)全員分を用意するはずだったが、断念した」とし、費用は官房機密費からではなく、自民党が出していたと述べた。
馳氏は11月の講演で、IOC委員の選手時代の写真をまとめたアルバムを官房機密費で作り、贈呈したと発言。その日のうちに撤回したが、五輪招致活動について記した2013年4月のブログでは「想い出アルバム作戦」の記述があった。
馳氏によると、アルバムの製作はIOC委員との関係構築のため発案した。1冊につき委員の写真10~15枚を収めようとしたが、見積もりで1枚に2万~2万5000円がかかることが判明。当初予定していた約100人分を製作すると費用が高額になるため、委員らに招致の狙いなどを説明する際の参考資料として数冊製作するにとどまったという。
馳氏は「自民党本部から『そんなお金は出せない』と言われて諦めた」と述べ、費用は党から出ていたと強調。「アルバムはどこにあるのか」との質問には、「招致活動を終えたときに党本部において処分した」と語った。
アルバムについて、IOCは倫理規定違反に当たらないとの見解を示しているが、馳氏はアルバムを渡していた場合は倫理規定に抵触していたとの認識も示した。(読売新聞23年12月12日)』
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あれ?(・・)
『当時100人余りのIOC委員に対し、それぞれの選手時代などの写真をまとめた1冊20万円のアルバムを全員分、作成したと説明。「それを持って世界中を歩き回った」と話し、棒高跳びで活躍したセルゲイ・ブブカ氏らに渡した』んじゃなかったの?(共同通信23年11月17日)』
いや~、1か月後になって、急に11月の講演で話した内容とほぼ全く違う説明をしても、誰も信じないでしょ~。(**)
モリカケ桜もそうだったけど。国民は「いい加減、こういう自民党のごまかし体質を許さないぞ」という姿勢をしっかり示さないと、いつまで立っても自民党は変わらないと思うmewなのだった。(@_@。
THANKS