12月31日・・・今年もあっという間に、いや、あっという間もないほど早く、1年が過ぎてしまった。_(。。)_
<これが今年最後の記事になるかも知れず。(朝からの忙しさによる)とりあえず、ご挨拶を。今年1年、有難うございました。m(__)m>
今年のmewの政治面での最大の目標は「脱アベスガ」。特に超保守的かつ新自由主義的な安倍元首相が作った政治の流れを何とか変えたいと考えて来た。(・・)
そこで、自民党内では平和&リベラル志向がかなり強い岸田首相が、「脱アベ路線」の国政を行なうことに期待をしたのだ。
実際、5月のGI広島サミットで、世界に原爆の恐ろしさをアピールしたり、堂々とアベノミクスからの転換を宣言したりと、mew的には評価すべき点が少なからずあったのだが。(超保守派があんなに反対したLGBT法案を強気で成立させたし。)
ただ、超保守・新自由主義系のメディアや識者からは、主にネットで叩きまくられることに。しかも、何か言葉や態度がはっきりせず、リーダーシップが感じられないためか、国民からの支持は下がるばかりで、大ピンチに陥っている。(-"-)
もし立民党がもう少しマシになっていれば、「今こそ、政権交代を!」と大応援するところなのだが。泉代表がイマイチな上、維新の台頭もあって、パッとしないため、なかなかモチベが上がらず。
あ~あ、こんなグダグダした感じで、2023年も終わってしまうのかとなげいているところだった。(-_-;)
* * *
ところが12月にはいって、思いがけない事が起きた。<昔の2ch風に言えば、キタ―――って気分。正直、いきなり脳内をドーパミンが飛び交っている感じだ。(@@)>
東京地検特捜部が安倍派のパーティー券キックバック分の裏金化(収支報告書不記載)の捜査を始めたという話が出たことをきっかけに、年末の最後の最後まで目が離せないような状況になっているのだ。(**)
そして、これは、アブナイ方向に流れそうになっていた日本の国政を引き戻す、大きなチャンスになるかも知れない。(・・)
安倍派(清和会)に関しては、今年も何回かブログに書いたのだが・・・。
mewは、日本の国政が「脱アベ路線」に転換するには、まずは何とか自民党内の最大派閥で強い力を持つの清和会(安倍派)の勢力を低下させたいと考えていた。^^;
清和会は、98年から20年まで森喜朗、小泉純一郎、安倍晋三、福田康夫と4人の首相を輩出。(22年間のうち約16年間、清和会の所属議員が首相。)
いまや99人の議員を擁しており、党内で安倍派の議員の賛同を得られないと、なかなか思うように国の政策を決めることができないのが実情だ。、
しかも、安倍元首相をはじめ、日本会議系の超保守派の議員が多く、安倍盟友で会長代行だった下村博文氏、今、幹部(5人衆)を務める萩生田光一氏、西村康稔氏、世耕弘成氏などは、自ら「首相を目指したい」と明言している。(-"-)
もしこの安倍派の幹部の誰かが、近い将来、首相になったら、また超保守的・新自由主義的なアベ路線の国政に戻ってしまうことになる。(ノ_-。)<今は無派閥だが、元・安倍派の高市早苗氏が首相になっても同じ。>
ただ、安倍派には大きな弱点があった。安倍晋三氏がまだ「これぞ」という後継者を育てていなかったため、安倍氏が他界した後、1年半を過ぎても、新会長が決められずにいるのだ。
今も、やむを得ず、塩谷立座長と5人衆を含む15人が常任幹事会を作り、集団指導体制で派閥の運営に当たっている。<下村博文氏は森喜朗元首相に嫌われたため、幹部から外され、お飾りの顧問になった。^^;>
実質的なリーダーがいないため、中堅・若手議員から不満が出ており、近いうちに分裂するかも、という見方も出ている。<実際、今回の事件が起きてからも、誰もまとめられず、派閥内がバタバタしているらしい。^^;>
そして、何とか安倍派を分裂させられないかな~と思っていたところに、この安倍派のパーティー券裏金化の事件の話が舞い込んで来たのである。(@@)
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特捜部は、11月下旬から安倍派の会見責任者や職員、所属議員の秘書などに次々と聴取を行ない、12月19日には、ついに安倍派の事務所に家宅捜索にはいった。(二階派の事務所にもはいった。)
さらに、12月下旬にはいって、今度は、安倍派の幹部や事務総長経験者が次々と特捜部から任意の事情聴取を受けている。(・・)
安倍派座長の塩谷立氏、五人衆と呼ばれる松野博一氏(前官房長官・20~21年の事務総長)、西村康稔氏(前経再大臣・21~22年の事務総長)、高木毅氏・22年~の事務総長)、萩生田光一氏(前政務会長)、世耕弘成氏(前参院幹事長)が全員、任意の聴取を受けたという。(-"-)
<このうち松野氏と高木氏は、個人で5年間で1000万円超、萩生田しは数百万円、西村氏は約100万円の不記載があると言われている。>
そして、昨日30日には、最後の一人、安倍派の元事務総長・下村博文氏も特捜部の任意の聴取を受けていたという報道が出た。(@@)
『自民党の最大派閥「清和政策研究会」(安倍派)が政治資金パーティー収入の一部を裏金化していたとされる事件で、東京地検特捜部が同派の下村博文・元党政調会長=衆院東京11区、当選9回=からも任意で事情聴取したことが、関係者への取材でわかった。
下村氏は2018~19年に派閥の実務を取り仕切る事務総長を務めた。同派は、会長だった安倍晋三元首相が22年に死去したことを受けて今年8月に集団指導体制を発足させ、会長代理だった下村氏は幹部から外れた。(読売新聞23年12月30日)』
<下村氏については、12日の『安倍派の元事務総長S、なぜか捜査対象として名前が出ず。情報提供者の疑いまで』、22日の『安倍派重鎮の下村が捜査対象にされない理由』に書いたのだが。
捜査が始まってから、全く下村氏の名がオモテに出て来ていなかたっため、下村氏が検察やメディアに情報を提供しているのではないかという疑いを抱かれていたりしていた。(とりあえず、形だけ聴取したってケースもあり得るけど。^^;)>
* * *
岸田首相は、思い切った策に出た。まだ特捜部から聴取も受けていないうちから、安倍派所属の4人の閣僚、3人の党幹部を辞任させたのである。(・o・)
検察方面から、安倍派の閣僚や幹部の事件への関与を示す何らかの情報を得ていた可能性が大きいと察するが。
岸田内閣&自民党は来年から安倍派の閣僚や幹部抜きの政権運営を行なうことになる。<この何十年か、なかったことだよね。^^;>
そして、果たして特捜部が捜査の結果、どのような処分を決めるのか、また岸田首相は来年からどのような政権運営をするのか。国民が納得できるような「政治とカネ」の問題への対応を示すことができるのか・・・。しっかりとチェックして行きたいと。
さらに立民党が奮起し、できれば代表を変えて、新体制の下で政権交代の流れを作れるようにと願っているmewなのである。(@_@。
THANKS