【フィギュア・四大陸選手権・・・アイスダンスは日本から3組が出場。今季、日本選手権を2年ぶりに制した小松原美里(31)、小松原尊(32)組が自己ベストを更新する合計182・70点で8位に。
吉田唄菜(20)、森田真沙也(20)組が合計166・13点の10位、田中梓沙(18)、西山真瑚(22)組が合計157・63点の11位だった。
昨春、村中哉中・高橋大輔組が引退。今季は、村中・高橋組と激しく競っていた小松夫妻組が楽勝かと思いきや、20歳前後の若いペアが台頭。全日本では、RDでは田中、西山組が1位、フリーでは吉田、森田組が1位、合計で小松原組が1位という結果になったことから、この3組を四大陸に出し、最上位のペアを世界選手権代表に選ぶことになったのだ。(・o・)
小松原夫妻組は「2人で全日本の後からまた気合いを入れ直し」、今大会はRD、FD、総合で自己ベストを更新。練習と経験に基づく安定した技術、円熟味を感じさせる演技力をしっかり示し、見事の世界選手権代表の座を手にした。
ただ、アイスダンスに世界大会出場レベルに達した若いペアが、2組も出て来たことは本当に喜ぶべきことだし。2組とも個性的な演技ができる&のびしろいっぱいなので、今後がと~っても楽しみだ。(^^) <ぺアももっと多くの組が育つといいな~。(・・)>】
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2月4日、群馬県の前橋市長選が行われ、連合群馬&野党4党(立共国社)が支援した新人・小川晶氏(41)が、自公推薦で4期目を目指していた現職の山本龍氏(64)に勝利して、初当選を果たした。(^^)v
<小川 晶氏 60486、山本 龍氏 46387、投票率は39・39%(前回43・16%)>
群馬県は、これまで福田赳夫氏、中曽根康弘氏、小渕恵三氏、福田康夫氏と4人の首相を輩出し、今でも衆院5議席、参院2議席全てを自民党議員が独占しているスーパー保守王国。
その保守王国で、バリバリの自民党系の現職市長が、野党系の小川氏に敗れたのは、自民党にとってかなり痛いことだ。<自民党選対委員長で、群馬県連会長の小渕優子氏にとっても、かなり痛いことだろう。(・・)>
逆にmew的には、あの保守王国で、元民主党所属だった野党系候補で、初の女性市長(しかも、最年少)が当選したこと、野党共闘がうまく機能したことに、大きな意義がある。(**)
自公推薦の現職・山本龍氏は、地元・前橋高卒。早稲田大学卒業後、小渕恵三氏の書生、秘書を務めていたとのこと。その後、県議を経て、12年に前橋市長選に初当選。この選挙で4選めを目指していた。
群馬の山本一太知事も山本龍氏の支援を表明。選対には自民・公明両党の県議や市議に加え、日本維新の会所属の群馬県議なども加わっていたという。
<何と市議36人中26人が、自民党or保守系で、山本龍氏を支持。^^;>
それだけに、今回の敗戦を受けて、関係者のショックは大きい。
『「率直に言って衝撃です。群馬は言わずと知れた自民党王国。今日の自民党の状況が選挙に影響を与えたことは間違いない。選挙結果を厳しく分析します」。自民の逢沢一郎選挙制度調査会長は5日、自身のX(旧ツイッター)にこう書き込んだ。自民の赤池誠章参院議員も5日付のブログで「自民党への政治不信が大きいものと感じる」と投稿。日本維新の会の青柳仁士衆院議員もXで「政権交代が起きても全く不思議でない衝撃」と指摘した。(産経新聞24年2月5日)』
前橋市では、近年、市職員が逮捕される官製談合事件があったとのこと。そこに、自民党のパー券裏金問題が重なって、自民党への不信感が増した可能性がある。(~_~;)
<投票率が下がったのは、いつもなら無条件に自民党を支持していた有権者が、今回、棄権したからではないかという見方が出ていた。>
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一方、小川昌氏は千葉県出身の弁護士。11年から群馬県議を務め、今回、市長選に初挑戦した。(民主党・民進党に所属していたが、民進党の分裂後、退会。)
今回は「市民党」をアピールし、特定政党の推薦が受けなかったが、NHKなどが立民、共産、国民、社民支援などと報じていたように、野党4党が選挙活動をバックアップしていた。(・・)
『小川氏は選挙戦で、前橋市職員が逮捕される官製談合事件が近年相次いだことや山本氏の多選を批判。「しがらみのない、クリーンな前橋を」と市政の刷新を訴えた。当選確実の報道を受け、「『今の政治を変えなければ』と思っていた市民が、思った以上に多かったということだ」と強調した。
小川氏は、立憲などの政党の推薦は受けない「市民党」をアピール。自民党派閥をめぐる政治資金パーティーの裏金問題の影響について問われると、「政治とカネの不祥事に厳しい意見を言ってくれる市民もいたが、地方政治には政党は関係ないと思っている。政党の垣根を越えて市民のために市政を進めていきたい」と話した。(朝日新聞24年2月4日)』
4日には、京都市長選も行われたのだが、こちらは自公+立国推薦で元民主党参院議員の松井孝治氏(63)が、共産党が支援した弁護士の福山和人氏(62)との激戦を制し、初当選を果たした。(・・)
<松井孝治 177454、福山和人 161203、村山祥栄 72613、二之湯真士 54430、
高家悠 2316。投票率は41・67%(前回40・71%)。>
京都市長選は現職の門川大作市長の退任を受けて行なわれたのだが、門川氏の選挙の時も、自公+民主が推薦していた。
その門川氏の後継者を決めるため、京都が地元の元自民党衆院議員&衆院議長の伊吹文明氏らが作る団体が、元民主党参院議員で内閣官房副長官を務めていた松井孝治氏を推したことから、今回は自公立で同氏を推薦することになった。
この頃、国民党の京都府連会長だった前原誠司氏が、立民党が自公と組んで松井氏を推薦することを強く批判。国民党京都は、維新の会と村山祥栄氏を推薦すると表明したのだが、村山氏にパー券問題が発覚したため、推薦を取り消すことに。
前原氏は、他にも党本部とギクシャクしていたこともあり、国民党を離脱。結局、国民党は連合の意向もあって、松井氏を推薦することにした。^^;
当初は、松井氏が頭一つリードしていると言われていたのだが。自民党のパー券裏金事件の影響を受けて、立民党の支持者やリベラル系の無党派層の支持が福山和人氏に流れ、1週前の選挙情勢では、5分5分まで追いついたと見るメディアもあった。
それもあって、自公も立民も選挙直前は、かなり支援に力を入れたという。<京都は、立民の泉代表、福山前幹事長(現京都府連会長)の地元でもある。>
ただ、この共産党が支援した候補が、自公+立国推薦の候補にここまで迫った意義は大きいと思う。(++)
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ちなみに自民党の小渕優子選挙対策委員長は、自らの公式HPに京都市長選で松井氏が当選したニュースのみをアップ。また、『小渕氏は当確後すぐに《今年最初となる大型選挙で、わが党が支援した候補者が勝利した意義は大きく、今後の各級選挙に向けた弾みになると考えます》とコメント』したという。(FLASH02.05)
でも、小渕氏の地元の前橋市長選の結果には触れず。コメントも全く出していないようで、「ふ~ん」と思ったmewなのだった。(@_@。
THANKS