赤旗がスクープを出していた。(@@)
安倍派5人衆のひとりで、岸田内閣で官房長官を務めていた松野博一衆院議員(61)が、昨年12月1日に安倍派パー券裏金化疑惑が出てから、官房長官を病める2週の間に、4660万円の内閣官房機密費(報償費)を自身に支出していたという。(゚Д゚) <一体、何に使う気で持って行ったのか・・・。(-"-)>
『裏金1051万円 更迭の松野氏 “闇金”抱え退任
内閣官房機密費4660万円 毎日330万円支出の勘定
自民党安倍派(清和政策研究会)のパーティーを巡る事件で裏金づくりが発覚した「安倍派5人衆」の一人、松野博一前官房長官が、事実上更迭されるまでの2週間に内閣官房機密費(報償費)4660万円を自身に支出していたことが10日、本紙の調べでわかりました。裏金でまともな説明ができない人物に、領収書が不要で内閣の「闇ガネ」の取り扱いを任せてきた岸田文雄首相の責任も問われます。(矢野昌弘)
本紙が情報公開で入手した「政策推進費受払簿」によると、疑惑が大きく報道された昨年12月1日に松野氏は官房機密費9660万円を「政策推進費」に振り分け、松野氏自身が管理する金庫へ現金で移していました。同月14日に後任の林芳正官房長官が引き継いだ際、金庫に残っていたのは現金5000万円でした。
官房機密費のうち政策推進費は、官房長官自身が管理する資金。使途を知るのは長官だけで、領収書も不要です。このため、昨年12月1日に支払いを受けてからの2週間で、松野氏が4660万円を誰に何のために使ったのか、検証できません。
同月1日に、メディアが一斉に自民党安倍派のパーティー券裏金疑惑で東京地検特捜部が立件を視野に捜査していると報じました。
松野氏は2018年からの5年間で派閥から還流を受けた1051万円を政治資金収支報告書に記載していませんでした。会見で松野氏は「派閥事務局から『記載不要』の教示があった」と、他者のせいにして逃げ切ろうとしています。
松野氏は、官房長官在任中(21年10月~23年12月)に27億4600万円余りの機密費を支出しました。このうち政策推進費に26億5010万円を使っていました。在任期間802日で、毎日330万円を政策推進費として自身に支出した計算です。
自身に捜査の手が及ぶことを感じながら、昨年12月に4660万円もの官房機密費を自らに支出した松野氏。裏金で辞める人物が、辞任直前まで内閣の闇ガネを手にするという異常さ―。領収書不要で会計検査院に使途を問われることすらないという官房機密費の在り方が改めて問われます。(赤旗24年2月11日)』
<そう言えば、09年9月に自民党→民主党への政権交代が起きた時のこと。
自民党の麻生内閣から民主党の鳩山内閣に変わる直前に、当時、官房長官だった河村建夫氏が、5000万円X5日で計2億5千万円を請求して、持ち去ったことがわかっている。(~_~;) >
内閣官房機密費(報償費)は、「国の事務または事業を円滑かつ効果的に遂行するため」に使われる経費で、予算は1年に約14億円。うち12億円(月1億円ぺース)は、内閣官房長官が報償費と長官の判断で支出できる。残りは内閣情報調査室の費用に充てられている。
<官房長官の部屋の裏に金庫があって、常時、5千万円ずつぐらい入れてあるらしい。>
本来の目的は、外交上、オモテに出せないような(色々な意味の?)お土産、仲介、調査などの諸費用に充てるなど、高度な政治的配慮・判断を要することに利用ために設けられたらしいのだが・・・。
支出には領収書は不要。会計検査院による監査も免除されているため、本当に国政運営に関して使われているのか、また選挙対策も含め、党や派閥、議員個人や周辺のために使われているのか、私的流用される場合もあるのか定かではない。(-"-)
最近だと、石川県の馳浩知事が、12年に衆院議員として東京五輪招致に関わっていた頃、IOC委員への土産として個別に1冊20万円のアルバムを作成。その際に、当時の安倍首相から「金はいくらでも出す、官房機密費もあるから」と激励されたという暴露して、話題になった。(@@)
<これは不正っぽいけど、ある意味では本来の目的に沿った利用法か。ただし、馳氏は後日、話を撤回した。^^;>
* * *
昨年12月、河村元官房長官が朝日新聞の取材の答えて、こんなことを言っていた。
『内閣官房報償費(官房機密費)の使い道について、河村建夫元官房長官が4日、朝日新聞の取材に応じ、在任中に「陣中見舞いとして持って行くことがあった」と語り、選挙向けに支出していたことを明らかにした。(略)
河村氏によると、機密費は月1億円ほど支出し、使い道は「大きな額は麻生太郎首相(当時)に相談をしていた。指示があるときもあった」。
選挙向けの支出について「官房長官として(応援に)呼ばれた際や、(自民党)総裁が(応援に)行かないといけないケース」と説明。自らの手帳に記録を残したと語ったが、具体的な支出先や金額は明らかにしなかった。「野党対策とかの必要経費として(自民党の)国会対策委員会に渡した」とも語った。
機密費の役割を「官邸の交際…(以下、有料・朝日新聞24年12月4日)』
<真相は不明だが。河井夫妻の選挙支援として、安倍官邸が機密費で何回かに渡り1千万円単位の資金を渡したという話も出ていた。・・・あと昔、何かの記事で、内閣改造や交代で官邸のメンバーが替わる時に、官邸の幹部議員やスタッフで「おつかれさま」代として一部を山分けするという話を呼んだことがある。(~_~;)>
今、自民党が年に10億円、領収書不要で使途を明かさずに使う政策活動費のことが問題になっているのだけど。
この内閣官房機密費に関しても、国民が(orせめて会計検査院だけでも)、もう少し支出について監視できるような仕組みを作るべきだと思うmewなのだった。(@_@。
THANKS