【*1、*2などの関連記事は、記事の最後にあるMoreの部分にあります。】
これは8日の『盛山文科大臣が旧統一教会から推薦状。教団、A派の逆襲か?】の続きになるのだが・・・。
国会では先週から盛山文科大臣らと旧統一教会の関係についての質問が続いている。盛山大臣の答え方がちょこちょこ変わることから、TVのニュースも(少し面白がって?)このネタを大きく取り上げている。そして、その分、政治とカネに関する国会質疑やニュース報道の時間が減っている。(~_~;)
正直なところ、mew&周辺は「ちょっと困ったことになったな~」とぼやいている。
先週も、安倍派の5人衆の萩生田光一氏や高木毅氏が提出した収支報告書(修正)に「不明」不明」の記載が連なっているのを見て、ちょうど確定申告の時期を目前にした識者や一般国民が激怒。
元AKBの実業家・川崎希さんまでがTVで、「もし私たちがこういうふうなことを会社でやったら脱税とかで捕まるようなことだと思うんですよ、内容的に。会社だと社長も罰せられると思うんですけれども、会計責任者だけが罰せられて、経営者はノーダメージというか、罰せられない。それはおかしいんじゃないかと思う」と怒っていたのだけど・・・。^^;
<二階俊博氏が修正報告書で、3570万円を書籍代と記載していたことにも、呆れている人が多いよね。(・・)>
こういうわかりやすい&トンデモない事例をどんどんと国会質疑やTV、ネットで取り上げて、国民に「政治とカネ」の問題にもっと疑問や怒りを覚える&今の政治のあり方を変えないとマズイという思いを抱く機会を作って欲しいのだ。(++)
* * *
先日も書いたように、自民党議員と旧統一教会の関係も大きな問題であることは間違いない。だから、全く国会で追及する必要はないと言う気はない。(**)
旧統一教会は「憲法改正」「LGBT法反対」など教団が望む政策を実現させるために、自民党議員との関係を深めようとしている。そのために、一部の議員とは「政策協定」を結んだ上で、推薦状を出し、選挙支援などを行なっている。
これは、日本の民主主義にとって望ましいことではない。(-"-)
また盛山氏が文科大臣として、旧統一教会の解散命令請求を裁判所に出した点は評価したいが。かつて利害関係があった(かも知れない)当事者が、裁判で旧統一教会との争うのはいかがなものかと、信者2世への対策が十分に行えるのかなどの疑問の声も出ている。
ただ、これも先日、書いたのだが。今回のネタや写真のリークは、旧統一教会関係者が自分たちの意に沿わず(改憲に慎重、LGBT法は促進)、自分たちを潰そうとする岸田政権や、自分たちを裏切った盛山大臣を攻撃するために行なったものだと見る人が少なくない。
それゆえ、ここで盛山大臣が辞任すると、相手の思うツボになってしまうおそれがあるのだ。<しかも、この件でで「政治とカネ」の追及が甘くなると&岸田政権が弱体化すると、教団と考えが合う旧安倍派の議員にとって都合がいい?^^;>
また旧統一教会に関しては、とりあえず解散命令請求が出されている。(・・)
ジャーナリストの田崎史郎氏は、8日のTBS「ひるおび」で、こんなことを言っていたという。
『この写真が流出したのはなぜかと考えると、官邸の方が言われていたのは、旧統一教会の関係者の方がこの流出に関与したのではないかと見ているわけです」と言い、(略)そうすると、ここで盛山さんをやめさせたりすることは、官邸にとって旧統一教会に屈服したことになるわけです」と説明。そして、「あやふやな答弁で僕も問題あると思います。しかし、ここで旧統一教会と政府は戦っているわけですから、戦っている相手に負けるわけにいかないという意識なんですね」と述べた。(スポニチA24年2月8日)』
また、旧統一教会問題を追及し続けているジャーナリストの鈴木エイト氏も、今回の情報は教団からのリークだと考えているようだ。
『「岸田氏と教団幹部との面会が昨年末に報じられたのは、解散請求に激怒した韓国本部の意趣返し。日本の頭越しにリークしたと聞きますが、盛山氏や林氏については違うラインから漏れている。手のひら返しと言える政権の動きにカンカンの教団は岸田派への攻撃を強めています」(略)
「盛山氏と林氏の件は地方の教団幹部によるリークで、日本本部は黙認しているようです。自民の党員獲得ノルマは比例復活組ほど厳しく、教団はその面でも盛山氏を支えてきた。党の点検でウヤムヤにせず、第三者委員会を設けて徹底調査し、関係を明らかにしない限り、この問題は終わらない」(鈴木エイト氏)(日刊ゲンダイ24年2月9日)』
野党もメディアも、「政治とカネ」「旧統一教会」の問題にかける国会質疑や報道の時間配分を、少し考えてくれないものだろうか。(++)
話は変わって・・・。立民党の泉代表や岡田幹事長は、国民党の玉木代表や榛葉幹事長の考えが全くわかっていないようだ。(-"-)
立民党の泉代表は、昨年暮れから急に「ミッション型内閣」(改憲や安保は横に置き、政治改革や教育無償化などを実現する内閣)を作ることを目標に掲げ、維新と国民党に連携を呼びかけ始めた。
また、先週、国民党がトリガー条項実現のための自公国3党の協議から離脱することを表明。玉木代表らが、自民党の政治とカネの問題を強く批判し、対立姿勢を示したこともあって、岡田幹事長は国民党に合流の提案までし始めた。^^;
だが、もう何度も書いていることだが、国民党は立民党と合流したり、連立政権を組んだりする気はないのだ。(-"-)
* * *
維新も国民も憲法改正推進、安保軍事強化、原発維持を基本政策にしている。
そして、国家観(憲法観含む)や安保軍事、原発政策など重要な課題を完全に横に置いて、連立政権を組んでも、円滑な国政運営を行なうことは極めて困難だろう。(・・)
<関連記事・4日『維新、国民党が年内の改憲実現を要望+玉木は自民の改憲案はナマぬるいと批判』など>
国民党は11日に開いた党大会で、改めて「対決より解決」「政策ごとに与野党と協力」する方針を確認。その後、立民党との連携や合流を否定する発言をしていた。(~_~;)
『玉木代表は「政策本位で一致する政党とは協力するが、政権はさらに先の話」と厳しい姿勢を崩していない。泉代表が新たな野党連携の形として打ち出した「ミッション型内閣」構想にも、「安全保障やエネルギー、憲法といった基本的政策で一致できれば連立はありえるが、立憲の考え方がわからない以上、立憲をいまともに政権を担う政権とは考えていない」と突き放す。(NNN24年2月12日)』
『党大会中にも榛葉幹事長が「ある政党の方が、考え方を改めるなら一緒になってもいいと言われた。大きなお世話だ」と反発。参加者からは拍手が上がり、ある国民議員も「榛葉幹事長の発言はこの党大会のハイライトの一つだ。支持母体の『連合』の前では言いにくいが、多くの人が腹の底では思っている」と振り返る。(同上)』
立民党は、もう(維新はもちろん)国民党との合流を考えるのは辞めた方がいい。もし2TOPの泉代表や岡田幹事長がその考えを維持するなら、議員やサポーターたちはTOPの交代を要求すべきだと思うmewなのだった。(@_@。
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