【中央競馬・・・22年8月に落馬のため脊髄損傷を負った藤井勘一郎騎手(40)が、今月末で引退することを発表した。
藤井はJRAの騎手学校入学の条件(43kg以下)を満たせず。15歳で豪州に行き、19歳で騎手免許を取得。その後、シンガポール、マレーシア、韓国など世界13ヶ国、約70ヶ所の競馬場で騎乗した。2016年~19年には南関東の太井、川崎で短期免許をとって騎乗していたので、その時に藤井の存在を知り、世界各国を回るアクティブさや明るい人柄に親しみを覚えた。18年に6回めの受験でJRAの騎手試験に合格。19年にデビュー。20年にはアブレイズでフラワーカップを制し、重賞初勝利を飾った。
22年8月、レース中に落馬して第4胸椎脱臼骨折。脊髄を損傷したため、胸から下の感覚を失い、長いリハビリ生活が始まった。時々、藤井のツイッターを覗いていたのだが、本人いわく「フジイチャレンジ」の精神で、ともかく前向きに明るくリハビリに取り組み、車いすを使えばかなり自由に生活できるまでに回復。同時期に同じように重賞を負った高知の妹尾将充騎手と励まし合っていたのも、印象に残った。昨年はオオバンブルマイに帯同して(本当は武豊に帯同する予定が、騎手変更に)、豪州に遠征し、チームのサポートを行なった。既に障害者用の車の免許も取得。英語が堪能で外国人の接し方にも慣れていることから、今はホテルの手伝いをしているという。
本人は何とか歩けるようになり、騎手復帰を目指して頑張っていたのだが。40歳になったのを機に、新しい人生を歩むために引退を決意したとのこと。ルメール騎手は自分のアパレルの手伝いをして欲しいと言っていたそうだが。私がJRAの役員だったら、競走馬の外国遠征や外国人騎手の短期免許騎乗が増える中&車いすの競馬ファンも少なくない中、藤井のような経験や知識、語学力のある人を起用するけどな~。<でも、観光業も何でもこなせそう!> 騎手生活、おつかれさま。そして第2の人生を、アクティブに楽しんで欲しい。o(^-^)o】
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mewは、政界、司法界をはじめ社会の様々な分野女性のTOPが増えること、そして「選択的夫婦別姓or併姓」の制度が認められることを強く願っているのだけど・・・。
日弁連(日本弁護士連合会)の会長選で渕上玲子氏(69・元東京弁護士会会長)が勝利し、新会長に決まった。女性が会長になるのは、1949年の発足以来初めて。法曹3者のトップとしても初めてのことだ。(*^^)v祝
『会見では「今頃になって“初の女性リーダー”?と言う方もいます。これまでの景色を変えなければならない。私が多様性を体現する存在として、全身全霊で取り組む」と決意を語った。(弁護士ドットコム24年2月9日)』
渕上氏は長崎県佐世保市の大島出身で、一橋大学法学部を卒業後に司法試験に合格。1983年に弁護士登録し、2017年には女性初となる東京弁護士会の会長に選ばれた。
様々な差別の問題に取り組んでいる弁護士の組織でも、なかなか男女対等とは行かず。女性弁護士の数は20%程度だという。
渕上氏は、今後、裁判手続きのIT化への対応や家庭裁判所の機能充実。また災害法制にも力を入れたいと語っていた。
そして、『実現したいこととしては「選択的夫婦別姓」を挙げた。「今は女性が20年以上慣れ親しんだ姓の改正を強制されています。人格権の問題だと裁判所に理解してもらい違憲判断をあおぐか、法改正につながるよう議員に要請を続けます」(同上)』
mewとしては、行政府でも1日も早く女性の首相が誕生して欲しいところ。(・・)
昨年来、推しているのが上川陽子外務大臣なのだが。最近、麻生副総裁が「おばさん」失言をしたこともあってか、知名度が徐々にアップ。
麻生副総裁の「おばさん、やるね」の賞賛失言が功を奏したのか、JNNの世論調査(2月3,4日)の「次の総理にふさわしい人」で、常連TOPの石破茂氏、小泉進次郎氏に続く3位になったという。(^^)
上川氏は、自分のライフワークは「男女参画社会、女性が活躍できる社会を作ること」だと明言しており、夫婦別姓制度にも賛成の立場。
もし上川氏が首相になれば、ついに法制化に動くかも知れない。(++)
<高市早苗氏は、戦前志向の超保守タカ派だし、夫婦別姓には反対なので応援できない。(-"-)>
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ここに来て、大きな味方が現れた。自民党のパートナーと言っても差し支えないであろう経団連の十倉会長が「夫婦別姓を導入すべきだ」と発言したのだ。
『経団連 十倉雅和会長「私自身は選択的夫婦別姓制度やるべきだと思っています。なぜこんなに長い間、棚ざらしになっているのかわかりません。世界で日本だけだと聞いています」
十倉会長はこのように述べて、選択的夫婦別姓制度を導入すべきだという考えを示しました。
夫婦同姓の義務づけによりビジネス上で起こっている問題の具体的な例として、▼一般に、結婚後の女性が旧姓を通称として仕事をする場合、海外での仕事でパスポートの名前が異なり支障が出たりすることや、▼研究論文において、名字の変更で継続的なキャリアに影響したりすることなどを指摘。
そのうえで、政府に対して「女性の働き方をサポートする一丁目一番地として、ぜひやっていただいきたい」と求めています。
法務省では夫婦同姓を法律で義務づけているのは世界では日本のみとしていて、経団連は今後、選択的夫婦別姓制度の導入に向けた提言をまとめ、政府に提出する方針です。(TBS24年2月13日)』
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実は経団連は先月17日も、加藤鮎子・女性活躍担当相との懇談会で、選択的夫婦別姓の導入を政府に求めている。
『経団連の魚谷雅彦・ダイバーシティ推進委員長(資生堂会長)は会合で、「パスポートの名前とビジネスネームが異なることは、国際機関で活躍する研究者の継続的なキャリアを阻害する要因となっている。海外出張先のホテルや訪問先で閉め出されるといったこともある」と具体例を挙げた上で、「選択的夫婦別姓の実現に向けて強力にリーダーシップを発揮してほしい」と求めた。(朝日新聞24年1月17日)』
自民党内にも夫婦別姓に理解を示す議員は少なからずいるのだが。これまでは、安倍元首相などが率いる超保守勢力が「伝統的家族観を損なう」として大反対してたため、法制化まで持って行くのが難しい状況にあった。
しかし、ここで安倍派が解散、超保守派もバラバラになりつつあることから(上川氏が首相になれば尚更に)、夫婦別姓制度がいよいよ実現するかも知れないと、め~っちゃ期待しているmewなのだった。(@_@。
THANKS