【五ノ井里奈・・・このブログでも何回か取り上げているが。陸上自衛隊で性被害を受けたことを実名で訴えた元自衛官の五ノ井里奈さん(24)が4日、米政府(国務省)が選ぶ「勇気ある国際的な女性賞」をホワイトハウスで受賞した。(*^^)v祝<自衛隊の問題を暴露した人には、日本政府は何も表彰してくれないのかな。(~_~;)>
ピエール大統領報道官は「五ノ井さんは自らの体験談を語り、多くの女性らが声を上げることを後押しし、自衛隊の変革につながった」などとたたえたそうだが・・・。実際、五ノ井さんのことが報道されてから、様々な世界で性暴力の被害を訴える人が増えて来たように思う。改めて祐樹ある行為を評価し、感謝したい。(^^)
また五ノ井さんは自衛隊入隊後、20~21年に何回も性的な被害を受けたのだが。そのうち他の隊員の前で、五ノ井さんをベッドに倒して身体に覆いかぶさり、下半身を押し付けるなどした3人(懲戒免職)は、長い闘いの末、ようやく23年12月に強制わいせつの罪で懲役2年、執行猶予4年の判決が確定したという。(・・)】
* * * * *
安倍派の元会長代理である下村博文氏が4日、Xの投稿や記者会見で、衆院政倫審に出席する意向を表明。このニュースを受けて、mewは、今回、いかに下村氏の政倫審での説明を楽しみにしているか、大暴露に期待しているかを書こうとしていた。(@_@。
というのも、下村氏は96年に衆院に初当選し、清和会(現・安倍派)の結成当初から入会しているので、森元首相が会長を務めていた頃のことも知っているし、元事務総長や会長代理としても諸事情に詳しいからだ。(・・)
<しかも、下村氏は森元首相や五人衆の一部のことを、あまり快く思っていないっぽい。^^;>
ところが、6日になって、下村氏が予定していた会見を中止したとのこと。毎日新聞が「自民・下村博文氏、衆院政倫審に出席しない見通し」という記事を出していたのを見て、ガ~ッカリしている、_(。。)_ <追記:『自民党幹部「下村さんは大物に説得されて『出ない』と言っているようだ。衆議院での政倫審はもうない」(ANN3.6)』>
あくまでも邪推だが、おそらくは自民党の執行部が森元首相や安倍派幹部の意向を受けて(or彼らを忖度して)、またはこれ以上、党内が混乱するのをおそれて、下村氏が政倫審に出席しないようにとりはかったのではないかと察する。(-"-)
* * *
実際、下村氏が政倫審出席の意向を示したあとの党執行部の反応が、かなり冷たかったのである。(-_-;) <自民党は、出席を希望する人がいれば、政倫審を開くと言っていたのにな。^^;>
毎日新聞(6日)の記事によれば・・・。
『安倍派幹部4人が出席した1日の衆院政倫審では、パーティー券収入の還流を継続した経緯を巡り、説明に食い違いが目立った。立憲民主党など野党は、安倍派事務総長を務めた下村氏が事情を知っているとみて、政倫審出席や参考人招致を求めている。自民の浜田靖一国対委員長は5日、下村氏の政倫審出席について記者団に「必要であれば自分で手を挙げて手続きしてほしい」と言及。下村氏は同日、記者会見を6日に開くと報道各社に連絡したが、約1時間半後に「別の用事が入った」としてとりやめていた。(毎日新聞24年3月6日)』<下村隠しだ~。(・o・)>
『ベテラン議員は「岸田首相ら執行部は、一刻も早く『政治とカネ』の問題の大炎上を収束させたい。予測不能な下村氏の動きは押さえ込みたいのが本音だろう」と語る。(夕刊フジ24年3月6日)』
* * *
下村氏のこと、また森氏との関係について、このブログで何度、取り上げたかわからないのだが・・・。
下村氏は、安倍晋三氏の盟友。若い頃から一緒に超保守派として政治活動(特に教育再生、自虐史観修正)を行なっており、安倍氏が首相の座に復帰した2012年に念願の文科大臣に就任。君が代指導の強化や自虐史的記述の排除など、学習指導要領や教科書改訂に熱心に取り組んだ。(-"-)
また、日本政府が東京五輪招致する時期とちょうど重なったため、一時、五輪担当も兼務。開催決定後も、五輪に関わっていたのだが・・・。
その時に、長年、東京五輪招致に取り組んで来た&アレコレの利権と関わりがある森元首相と対立することがあり、森氏に嫌われてしまったという。_(。。)_
『森、下村の両氏は、2021年開催の東京五輪・パラリンピックのメーン会場となった新国立競技場の建設見直し騒動を巡って関係がこじれ、以来、政界では不仲説が絶えない。
下村氏は2023年9月に出演したネット番組で派閥幹部を外れた経緯に触れた際、「ここまで邪魔されるとは思わなかった。政界引退した森氏に影響力が残っているのは残念だ」と森氏を強烈に批判。
一方、森氏は地元の北國新聞の連載「総理が語る」で、下村氏が森氏に対して「何とか私を(派閥)会長に」と言って土下座したこと(後に下村氏は事実関係を否定)を“暴露”するなど、今や一触即発の様相を呈している。(日刊ゲンダイ24年3月5日)勝手に行換えした』
<森氏はまた、下村氏が森氏への謝罪のため、現金2千万円を持参したという話までしていた。^^;>
22年7月に安倍氏が銃撃により他界。安倍派は次期会長がなかなか決められずにいた。
通常なら、会長代理である塩谷立氏か下村博文氏が会長の座を継承するところ。下村氏も、安倍氏の後継者として新会長に&将来の首相になる気満々だったのだが。裏ボスである森元首相や派閥の中堅議員などが納得しなかったため、新会長選定は見送ることになったのだ。(~_~;)
早く目の上のタンコブをどけたい五人衆は、この頃には、森元首相と結託していたようで、最近に至るまで何回も森氏と会っている。^^;
森喜朗氏は、超保守系雑誌の「正論」(22年9月号)の取材に対し、こんなことを言っていた。
<みんなの一致していることは下村博文だけは排除しようということ>
<彼はまだ自分が安倍さんの後継者のつもりで、安倍家に入って葬式を仕切っていたみたいで皆、困り抜いていた>
<安倍さんは優しいからつきあっていたけど、やっと下村はいかがなものかということがわかってきた。私は具体的にいろいろと知っているけど、ここは武士の情けで明かしません>
その後、23年になって下村外しが行われることに。森元首相の意向が反映されて、塩谷氏を座長にして、五人衆などが中心に集団指導体制を行うことに決まり、下村氏はいわばお飾りの顧問にされたのである。(~_~;)
* * *
昨年12月にはいり、安倍派のパー券裏金化事件が問題になってから、しばらくの間、安倍派五人衆だけが注目され、事情聴取を受けたことも報じられたのに、下村博文氏の名が出なかったことから、一時、下村氏が報道や検察にリークしたのではないかというウワサが出たことも。<当ブログでも、伝えた。>
また、下村氏は1月に行なった会見で、政倫審の時に2人の議員の証言にくい違いがあった22年4月、8月の幹部の会合についても言及している。(・・)
『野党は、1月31日の下村氏の会見に注目している。下村氏は従来の還流に代わる代替案として「個人の資金集めパーティーに上乗せし、収支報告書で『合法的』な形で出す案もあった」と証言。上乗せ案を巡るやりとりは、1日の政倫審で22年8月上旬の幹部会合で出たことを西村康稔前経済産業相が認めている。野党は「合法的」発言について、遅くともこの時点では、派幹部が還流の違法性を認識していたことの裏付けになるとみている。
派閥会長を長く務めた森喜朗元首相の関与をめぐる下村氏の発言も大きな焦点になる。(朝日新聞24年3月5日)』 <下村氏は会見で、何となく西村氏が上乗せ案を出したことを匂わせていたんだよね。(~_~;)>
う~ん。やっぱ、かなり周辺から圧力がかかったかな~。<何か交換条件とか出されたか。よからぬネタを掴まれているかと、つい邪推しちゃうのだけど。^^;>
それこそ野党や国民も含めて、「下村コール」でも行なって、政倫審に呼び出したい気持ちになっているmewなのだった。(@_@。
THANKS