東日本大震災&大津波&福島第一原発事故が起きたあの3月11日から、13年が立った。
改めて亡くなった方々を追悼すると共に、被災者の方々にお見舞い申し上げる。
今年は1月1日に能登で最大震度7の大震災が発生したこともあり、震災への警戒心が高くなっている人も多いのではないだろうか。<南関東の人は、最近、千葉南部を中心に群発地震が起きているので尚更。^^;>
私たちにとって最も大事なことは、震災の事実を風化させず、その経験を活かし、次に役立てて行くこと、特に生命や生活を守ることだろう。(・・)
東日本大震災で、私たちが大きな教訓にしなければならないのは、やはり津波の危険のある地域にいる人は、事前に避難のことを考えておく、そして、できるだけ早く高いところに逃げるということだろう。<家や会社、店、船などを気にして戻らない!>
TVで当時の避難者のことや、今回の能登半島地震の津波をまぬがれた人のことを見ても、事前に津波のことを警戒して、避難の訓練をしていた人たち、避難の方法を考えていた人たちは、津波に命に奪われずに済んでいたことがわかる。(**)
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家庭レベルで考えると、災害用の備蓄で、近時、TOP3と言われるのは、1・水、2・トイレ、3・食料品だという。(**)
水に関しては、飲料用はもちろんだが、断水した場合は、調理、手洗いなどなどにも使う必要があるので、多めに用意したいところ。
<家族は週末、大手ス-パーに水などを買い貯めしに行くのだが。昨日はいつも買っているメーカーの水(2L)が売り切れになっていたとのこと。3.11を思い出し、災害用に大量買いして行った人たちがいたのではないかと察する。(~_~;)>
1月の能登の震災では石川県内だけで7万戸近くが断水。浄水設備が破損した地域もあったため、復旧に時間がかかっており、今でも4千戸以上が断水したままだ。(-"-)
断水した場合に備えて、家庭の便器を利用して使える非常用トイレ(凝固剤つき)を用意しておくことも大切だ。携帯トイレも含め、色々なタイプがあるので、家族の人数、必要な回数などを考えて購入しておくといいと思う。
<東日本大震災の時に千葉で、停電と断水の被害にあった知人は、電気より水道が止まった方が大変な部分があったと言っていた。やはり何よりトイレが困るし、何日も手足や身体、衣類などを洗えないと支障が出ると言っていた。特にこどものいる家は。やっぱ、お風呂のお水は貯めておいた方がいいよとのアドバイスをもらった。(・・)>
食料品に関しては、各家庭で好みや必要なものが違うと思うが。災害直後は、食事に手をかけている余裕がないかも知れないので、何も手を加えなくてもすぐに食べられるものを何回分かは用意しておいた方がいい。あとは賞味期限のチェックも忘れずにしておきましょう!(**)<自分にも言い聞かせつつ、書いている。>
また、mewが能登震災の避難所の報道を見て、思ったことを書くなら・・・。
今すぐにでも国が主導し、全国の都道府県、市町村に指示を出して、各地の役場や避難所を調査し、トイレ対策、宿泊対策が出来ているかチェックして欲しい。
そして、もし不足しているところがあれば、1日も早く必要なものを送り、対策を整えて欲しい。(++)
先日、防災に関わっている人の話をきく機会があったのだが。日本は、この20~30年で、阪神淡路大震災、東日本大震災のほか、新潟、熊本、北海道などなどで大地震を経験して、避難所の対策も進んでいると思い込んでいるところがあったのだが、必ずしもそうではないという。(-_-;)
先ほどトイレの話を書いたが。今回の能登震災の避難所においても、当初から特に深刻だったのは、トイレの問題だったという。
主に断水のため、多くの避難所のトイレが早い段階から詰まってしまい、使用が困難になったからだ。<トイレを我慢し、体調が悪くなった人も少なからずいたという。(-_-;)>
過去の経験から避難所のトイレに問題が生じることは想定できていたはずだし。自治体によって、仮設トイレや移動トイレ、凝固剤などを利用し水を使わないポータブルトイレなどを準備しているところもあるのだが。
報道などを見る限り、それらを十分に備えている地域、避難所は多くはないようだ。_(。。)_
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TV番組を見ていると、避難所で少しでも快適に過ごせるように、体育館などに敷くマット、段ボールのベッド、様々な形態、素材の間仕切りなどが紹介されているのだけど。それらを備えている避難所は、ほとんどないという。^^;
<実際、能登半島の避難所にその手のものが届くのに、かなりの日数を要していた。>
今回の能登半島地震の場合は、地形的な事情もあって、多数の道路が寸断されてしまい、必要な物品を運ぶのが極めて困難な状態にあったのだが。
他の地域で震災が起きても、周辺地域から物資を運搬するのは容易でないことは想像し得るし。「まさか自分たちの地域で、そこまで大きな災害は起きないだろう」とタカをくくらずに、最低限の対策は講じて欲しい。<費用が足りない場合は、こういうものこそ、国に出させよう!国民で後押ししよう。(・・)>
まだ高齢者や病気の人、身体が不自由な人、精神的に問題のある人などの避難の問題、ペットを飼っている人の避難の問題などなど課題がたくさんある。これらに関しても、国でも各自治体でも今すぐに、対策を考えて、決めておいて欲しい。<新たなことが決まったら、徐々に更新して行けばいいので、「まずはどうするのか」と今週中にでも第一次の対策を決めて欲しいものだ。(**)>
私たちは大地震などの自然災害自体を防ぐことはできないが。色々と知恵をしぼって、災害に見舞われた時に、その後の新生活、復興に立ち向かうためにも、少しでも快適な避難生活を送る工夫をすることはできるし。お互いに痛みを分かち合い、助け合うこともできる。(++)
それゆえ、色々な被災者、避難経験者の話もしっかりと読んだり、きいたりして、学んでおきたいと思うmewなのだった。(@_@。
THANKS