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最初に、イスラエルのパレスチナ攻撃に関する話を少し・・・。
バイデン米大統領が9日、TV番組で、ようやくイスラエルのパレスチナ・ガザ地区南部の攻撃をオモテ立って批判したという。(@@)
『【ワシントン=田島大志、エルサレム=福島利之】米国のバイデン大統領は9日の米MSNBCの番組で、パレスチナ自治区ガザへの攻撃を続けるイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相について「イスラエルを助けるというより、傷つけている」と批判した。ガザでの人道支援を優先せずにイスラム主義組織ハマスの「壊滅」に突っ走るネタニヤフ氏への強烈な不満の表明とみられ、両者の溝が浮き彫りとなっている。
バイデン氏は「ネタニヤフ氏は無実の命が失われることに注意を払わなくてはならない」と注文を付けた上で、「3万人以上のパレスチナ人の死者を出してはいけない」と警告した。6週間の戦闘休止を改めて求める考えを示した。
一方、ネタニヤフ氏は、米政治専門紙ポリティコに「(バイデン)大統領が一体何を意味しているのか分からない」と不快感を示し、「私の立場は大多数のイスラエル人に支持されている」と反論した。(読売新聞24年3月11日)』
「マジ、遅えよ!」とツッコミたくなったのだが。・・・いや、今からでも遅くない。米国が主導して、まずは休戦を実現。そして停戦交渉にはいることを強く望みたい。(・・)
また、先日、書いたガザ地区南部への食料投下は、米国以外の国も協力して何回か行なっているとのこと。一部の食料につけたパラシュートが開かず、下で待っている市民が死亡するという事故があったのは本当に残念なことだが。安全を確保して、食料や日用品の投下を続けて欲しい。(++)
* * * * *
自民党の衆院政倫審に、安倍派の元会長代理の下村博文氏が出席することがようやく決まった。(・・)
下村氏は、森喜朗元主首相が会長だった90年代から清和会(現安倍派)にいるので、いつからパー券キックバックの裏金システムが行なわれていたかも知っているはずだし。森元首相や五人衆との関係がよくないので、彼らに不利な話もどんどんするかも知れず。野党から政倫審出席を期待されていたのだが。(mewも!)
逆に自民党内では、下村氏の出席を阻止しようとする動きが出ていたため、なかなか出席が決まらずにいたのだ。(~_~;)
『政倫審の筆頭幹事の立憲民主党・寺田議員は、自民党側から安倍派の事務総長経験者である下村元文部科学大臣について、「出席の意向があり、手続きを進めていきたい」と伝えられたと明らかにしました。
自民党幹部の1人はこれまで、下村氏が「出席すれば派閥の色々な話をして収拾がつかなくなる」などと慎重な姿勢を示していました。それが、12日になって「本人が話せる範囲で話すと言っているので大丈夫と判断した」と出席する見通しであることを明らかにしました。(NNN24年3月12日)』
え~? 「本人が話せる範囲で話すので大丈夫」ってナニ~?(@@)
自民党や安倍派の人たちに不利になることは言わないようにという制限をかけての出席だったら、下村氏が出る意味がなくなっちゃうじゃ~ん。(`´)
下村氏の政倫審は15日に行われる予定なのだが。是非是非、全てをぶちまけていただきたいと願っている。(・・)
参院の政倫審は、14日に行われることに決まったようだ。(++)
野党側は、パー券裏金不記載を行なっていた32人の参院議員全ての出席を求めたのだが。参院政倫審が出欠意向調査を行なった結果、安倍派の橋本聖子元五輪担当相、世耕弘成前参院幹事長、西田昌司参院議員の3人が出席すると回答したという。^^;
正直なところ、この3人からは、さしたる証言は出ないだろう。衆院の安倍派5人衆と一緒で、やるだけムダになるかも知れない。(-_-;)
<安倍シンパの西田氏が、安倍元首相が決めたキックバック停止を翻した議員を知っていれば、告発するかも知れないけど。>
先週の段階では、『32人のうち4人が出席の意向』「「欠席する」と断言した議員は1人だけ』『「まだ決めていない」、「週末に考えたい」などと明言を避けた議員は10人、残りの16人は、議員の事務所が「検討する」などと回答し、未定』と報じられていたのに・・・。(FNN24年3月8日)
ついつい、参院でも出席阻止の圧力が働いたのではないかな~、と疑いたくなる。(-"-)
* * *
自民党青年局近畿ブロックのセクシー懇親会の報道は止まらず。世間から大ヒンシュクを買っている。<件のダンスチームのHPなんかも紹介されてたりして。^^;>
昨日の閣僚の定例会見では、女性閣僚から批判の声が出ていた。(@@)
加藤鮎子男女共同参画相は、懇親会を企画した和歌山県議がダンスショーは多様性の観点で発案したことを批判。「仮に女性の参画がしっかりと確保されていたのであれば、あのような演出にはならなかったであろうということを考えると、自民党の組織のダイバーシティやインクルージョンが十分に進んでいないという問題が今回の事案の根底にある」と指摘していた。(FNN3.12)
<加藤大臣は国会答弁がボロボロなので批判を受けることが多いのだが。この発言は、実に的を射ている!(・・)>
また自見英子万博相も、多様性の概念の誤りを指摘。「今回の件は会の趣旨にそぐわない、極めて不適切で軽率な内容の余興が企画・実施され、国民の不信を招くことになり、大変残念に思っている」と語っていた。(同上)
しかし、高市早苗経済安保相は、チョット見る角度が違ったようで・・・。(~_~;)
『「私はどのような演出がされたのかはわからない。ただ、ダンスそのものというのは、文化芸術の一つだと思っている。露出の多い衣装だと報じられていたが、例えばベリーダンスとか、サンバを私も見に行った時に、わりと露出の高い衣装だった記憶がある」と述べ、懇親会で実施されたダンスショーやその衣装に関する評価は控えた。一方で「もしもダンスをしていた女性に対し、その尊厳を傷つけるような行為をした出席者がいるとしたら、それは不適切で、残念なことだと思っている」と語った』という。(同上)
はあ?(゚Д゚) それは、世の中には、色々なダンスがあるし。露出度の高い衣装を着るショーやお祭りなどがあることも皆、知っているし。ダンサーの尊厳云々も含めて、誰もそういうことを批判しているわけではないでしょ~。(・・)
問題は、自民党の青年局がホテルの会議後に行なった懇親会で、露出度が高い衣装を着たダンスを楽しみ、口移しの方法や衣装の下に差し込む方法でチップを渡したことが妥当かどうかという点にあるわけで・・・。
果たして、高市氏が青年局や自民党自体を擁護しようと思って、敢えてすっとぼけたことを言ったのか。それとも、本人の感性が独特で、本当に問題に気づいていないのかはわからないが・・・。
いずれにせよ、超保守的思想に加えて、こんな風にズレた感覚の人は、やはり絶対に日本の首相にはしたくないと強く思ったmewなのだった。(**)
THANKS