【将棋・・・17日、棋王戦5番勝負の第4局が行われ、藤井聡太棋王(八冠)が伊藤匠七段を114手で下し、21歳対決で勝利。3勝1分けで、棋王タイトルの初防衛を果たした。(*^^)v祝 <タイトル戦は負けなしの21連覇。>
藤井は伊藤が誘導した角換わりを拒否。その分、序盤から時に長考しながらの、じっくりした展開になったのだが。後半を過ぎて、藤井がジワジワと優勢に立ち、そのまま押し切った。小学校の時は藤井に勝って泣かせた伊藤だが、タイトル戦ではなかなか勝てず、悔しそうだった。(次にガンバ!)
ただ、この日は録画済みだったNHK杯の決勝がEテレで放映され、佐々木八段が昨年優勝の藤井八冠に勝利。佐々木はちょっと感涙がこみあげそうな感じで、ウルウルしていた。(*^^)v祝(藤井も悔し涙が浮かびそうな目になっていた。)
<AI評価が「佐々木95%有利」から「藤井95%」に変わるも、そこからまた「佐々木95%」に引き戻されるような激しい戦いを展開。解説の羽生先生が「これ、詰むかわからないな」「何か実際に戦っている人は、勝つ(優勢)だとわかってないかも」とファンを惑わすので、尚更「どうなるんだ~」と思ったりして。佐々木は角換わりからの戦い方をかなり研究して来たことを勝因としてあげていた。(それで棋王戦で角換わり拒否したわけではないだろうけど。)
尚、藤井はもしNHK杯決勝に勝っていたら、中原十六世名人が1967年にマークした歴代最高勝率(0.855)を更新する可能性があったのだが。今年はお預けになってしまった。】
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米国のバイデン・民主党政権は、人道的な側面を強調。イスラエルのガザ地区南部(特にラファ)への攻撃にも批判的な言動が目立つようになって来た。(@@)
米国内では政治経済に対するユダヤ系の影響力が大きいこともあって、米政府は、パレスチナ問題や今回のガザ地区侵攻に関してもイスラエル寄りの立場を示すことが多いのだが。
しかし、ガザ地区では、一般市民の死者が3万人(こどもが1万3千万人)を超えることに。しかも、市民は避難する場所をどんどん失っている上、飲食物が不足し、子供たちの多くが飢餓状態にあるため、これ以上、好き勝手をやらせていたら、まさにホロコーストに発展しかねず・・・。
先日のブログでも触れたが、バイデン大統領はついにTV番組で、イスラエルを批判。
バイデン氏は「ネタニヤフ氏は無実の命が失われることに注意を払わなくてはならない」「3万人以上のパレスチナ人の死者を出してはいけない」と警告し、6週間の戦闘休止を改めて求める考えを示していた。(読売3.9)
<遅過ぎ~はあるけど、よくぞ言ってくれた!(・・)>
さらに、14日には米民主党上院TOPのシューマー氏(本人もユダヤ系)が、議会の演説で、イスラエルのネタニヤフ首相を大批判したという。(@@)
『米民主党上院トップのチャック・シューマー院内総務は14日の議会での演説で、パレスチナ自治区ガザへの攻撃を続けるイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相に対し、総選挙の早期実施を要求した。ネタニヤフ氏の退陣が望ましいとの考えも示した。
シューマー氏は、イスラエルで極右政党が政権に参画し、多数のガザ住民が犠牲になっていることに触れ、「国益より自分の政治的生存を優先させ、道を見失った。イスラエルに対する世界の支持を歴史的な水準まで下げた」とネタニヤフ氏を批判した。
その上で、「イスラエル国民の大多数が変革の必要性を認識しているはずだ」と指摘した。シューマー氏はユダヤ系で、これまで親イスラエルの立場を取ってきた。異例の批判は、党内に広がるイスラエルへの強い不満を映し出した形だ。(読売新聞24年3月14日)』
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この発言について、イスラエル寄りの米共和党は、イスラエルへの内政干渉だと反発を示していたとのこと。
でも、イスラエルが(図に乗って)蛮行を続けている背景には、アメリカが自分たちのバックについていて、いざ困った時は味方について助けてくれると思い込んでいることが大きいわけで・・・。
米政府は、非人道的な行為やホロコースト的な殺傷行為は支援をしないという、明確な姿勢を打ち出す必要があることは言うまでもない。
米政府&関係者が圧力をかければ、イスラエルも停戦交渉に臨まなざるを得なくなるだろう。<実際、今週、とりあえず交渉の場に政府関係者を派遣していた。>
逆に言えば、「もしトラ」になったら、つまり、もし共和党のトランプ氏が、今年の大統領選で勝利し、また大統領の座に戻ったとしたら、イスラエルのガサ侵攻は激化し、下手すれば、一気に「ガザ占領」「市民排除」まで行くおそれがあると言われている。(-"-)
それを考えても、「もしトラ」を実現させるわけには行かないのだ。(**)
「もしトラはイヤだ」派のmewにとっては、少しずつながら、プラス材料のニュースも出始めている。(・・)
まず、トランプ前大統領時代に副大統領を務めたペンス氏は、「トランプ不支持」を明言したという。
『【ワシントン=大内清】ペンス米前副大統領は15日、共和党のトランプ前大統領を11月の大統領選で「支持しない」と明言した。保守系のFOXニュースの番組で語った。ペンス氏は同党の指名争いから序盤で撤退しているが、トランプ氏に間近で仕えた人物が同氏への「不支持」を改めて鮮明にしたことは、投票先を明確にしていない無党派層に影響する可能性もある。(略)
敬虔なキリスト教福音派で知られるペンス氏は番組で、「良心にかけてトランプ氏を支持することはできない」と強調。同氏がこのところ、福音派が求める人工妊娠中絶の禁止で主張を後退させていることや、中国系動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」の禁止を目指す超党派の動きに反対していることを批判した。再選を目指す民主党のバイデン大統領に投票することは「決してない」とも語った。(産経新聞24年3月15日)』
<同日、民主党のハリス副大統領は、人工妊娠中絶を行うミネソタ州の診療所を視察し、女性が中絶を選ぶ権利の保護を訴えた。民主党政権は、中絶を容認しており、これも大きな争点になっている。>
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日本では、大統領選では「ほぼトラ」だと。トランプ氏が優勢になっているとの報道も出ているのだが。今のところ、1ポイントとはいえ、バイデン氏の方が優勢らしい。^^;
『11月の米大統領選に関するロイター/イプソスの最新世論調査によると、バイデン大統領が支持率でトランプ前大統領をわずか1%ポイントリードしている。
調査は13日までの1週間に全米の成人を対象に実施した。
登録有権者の39%は、今日大統領選が行われれば、バイデン氏に投票すると回答。トランプ氏に投票するとの回答は38%だった。支持率の差は世論調査の誤差の範囲である1.8%ポイントを下回っている。(ロイター3月14日)』
トランプ氏が大統領になれば、ロシア侵攻を受けているウクライナ支援をやめる可能性があるし。日本にも旧アベ的な軍事強化&新自由主義を求める可能性が大きいため、日本の平和主義、経済の立て直しにも支障が出やすい。
というわけで・・・。米バイデン政権が主導して、1日も早くイスラエルが停戦合意をするようにして欲しいと。また、何とか「もしトラ」実現を阻止したいと考えているmewなのである。(@_@。
THANKS