【*1、*2などの関連記事は、記事の最後にあるMoreの部分にあります。】
【地方競馬・・・24日、高知競馬の10Rで、塚本雄大騎手(25)が騎乗する馬が他馬と関係なくつまずき、塚本がバランスを崩して落馬。落馬後、呼びかけに応じず、病院に運ばれて治療を受けたものの、死亡が確認された。
mewは毎週、高知競馬のファイナル(+α)に参戦しており、塚本はファイナルでお馴染みの&馬券でもお世話になった騎手。(しかも、固定ファンが多いのか、早い時間帯は1番人気になってることが多い。)外見も凛々しい感じで、期待の若手&スター候補のひとりだったと思うし、本当に残念でならない。<追記・塚本は5兄弟の次男。長男・甲賀弘隆(金沢)、三男・涼人(岩手)、四男・征吾(名古屋)と4人が地方騎手でも有名だった。(五男はまだ小さいらしい。)兄弟には同じ騎手ゆえの辛さもあると察する。>
塚本騎手のご冥福をお祈りすると共に、有難う&おつかれさまを。そして、改めてすべての騎手と馬が無事にレースが行えるようにと切に願う。(-人-)】
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22日に『橋下「二階処分でビッグバン」。党の処分は厳しく。森と二階の国会招致も希望』という記事をアップ。
二階俊博氏(85)は自民党の田中派・竹下派時代から衆院議員を続けており、ある意味で昔ながらの(旧態依然とした?)自民党のあり方、政治手法の象徴のような人。(派閥と金と力の政治、地元利益誘導、箱もの・インフラ重視など)
それもあって、維新・元代表の橋下徹氏が、二階俊博氏に重い処分を下すことで「二階ビッグバン」が起きて、日本の政治が新しく生まれ変わると言っていた話を引用しての記事だったのだが・・・。
その二階氏が昨日25日に会見を行ない、自らリトルバンを起こして、「次の衆院選に出馬しない」との意向を表明した。(@@)
二階派も多額のパー券裏金不記載があった上、二階氏本人も議員個人では最多の3526万円以上の不記載があったことが発覚。そのため二階派の会計責任者、二階氏の秘書が起訴され、秘書は有罪が確定している。
それゆえ、党内外からは、二階氏自身にも重い処分を科すべきだ、二階氏も政倫審等で説明責任を果たすべきだという声が強まっていた。(~_~;)
また、二階氏は幹事長時代に5年で50億円の政策活動費を受け取っていたこと、3500万円超の不記載額に関して、すべて書籍購入代金だと修正報告を出したことなども国会で問題になり、説明を求める声が続いていた。^^;
おそらく二階氏は、1・党の処分を避けるため、2・国会での説明も避けるため、3・次の衆院選で、自分の選挙区(和歌山2区)をうまく息子に継承するために、今回の発表を行なったのではないかと察する。(・・)
<党の処分を決めるため、今日26日から安倍派幹部への聴取が始まるため、二階氏や二階派への聴取云々という話が出る前に、自ら選挙への不出馬を発表して、執行部の動きを封じようとしたのではないかと(邪)推する。>
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二階氏は、会見の時には決して愛想がいい方ではなく、時にいかめしい顔つきをして、やや上からの目線と口調で対応することが多いのだけど。
昨日は、意に沿わぬ会見だったのか、かなり仏頂面で、言葉を荒げることも。また面倒な質問は、全て斜め後ろに控えていた側近の林幹雄氏が答える形をとっていた。^^;(体調もよくなかったかも。)
二階氏は冒頭、「私が会長をおりました派閥の政治資金問題で、政治に不信を招く要因となったことに対し、おわび申し上げる」と謝罪。
そして、派閥の元会計責任者と私の秘書が刑事処分を受けているが、すべて私の監督責任者である、私自身の責任にあるとして、「自らの政治的責任を明らかにすべく、本日、岸田文雄自由民主党総裁に対し、次期衆議院選挙に出馬しないことを伝えました」と不出馬の意向を発表した。(・・)
そして、まだ和歌山県議だった時に、地元の道路の要望を国会議員がしても動かないので、私たちの痛みをわかってくれるのは田中角栄先生に会いに新潟に行くという話をきいて悔しい思いをし、自ら国政に挑戦することを誓ったと。
「政治は一人の力ではできない 尊敬する田中角栄先生がおっしゃった最も深い印象的な言葉であります。ぜひ自民党が再び国民の期待に応える政党として再起することを願います。ありがとうございました。」と挨拶を終えた。
また残り任期については、「国土強靭化、大阪・関西万博の準備、観光立国の推進、その他、外交問題、諸案件に対して力を尽くす考えだ」と語った。
<発言内容は、アチコチの記事から引用、編集。>
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質疑応答にはいると、二階氏が答えたくないと思う質問には答えず。林幹雄氏が後方から回答していた。
たとえば、政倫審への出席については、二階氏は一言も発さず。
林幹雄氏が「出席は自分の判断でしています。出席する必要がないと判断して、かわりに武田良太事務総長が出て話している通りです。」「二階会長については、全部つまびらかにご報告していますので、いちいち政倫審にでなくてもわかっていただけると我々は判断しております」などと説明するという感じだ。
イラ立ちが増して来た二階氏は、首相に連絡(電話)をした時の反応をきかれ、「総理にきいて下さい」と。
さらに、記者から不出馬を決めたのは「年齢の問題なのか」と問われ、二階節が炸裂。「年齢の制限があるか?」「おまえもその歳、来るんだよ」と言い返した後、「ばかやろう」とつぶやく場面もあった。(゚Д゚)
結局、会見は10分で終了したという。^^;
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二階氏は、「政界引退でいいのか?」と問われ、「それは、地元の皆さんがお決めになることです」と。
また後継候補についても、「それは和歌山3区の皆さんが決めることです」と答えた。
和歌山は次の衆院選から小選挙区が3区から2区に減る。(・・)
和歌山新1区は鶴保庸介参院議員(5期)が、鞍替えで出馬することが既に決定している。
和歌山新2区は、もし二階氏が出馬する場合は、二階氏になる可能性が大きいのだが。もし二階氏が出馬しない場合、順調に(?)二階氏の息子が後継候補になれるかどうか難しい状況にあった。
というのも、二階氏の3人の息子がおり、長男と三男が同氏の秘書を務めているのだが(次男は秘書から転職)、後継候補と考えていた長男(58)が地元の御坊市の市長選に落選してしまったからだ。そこで、今、公設秘書を務めている三男(46)が地元であいさつ回りを始めているという。
しかも、ここは以前から(本気で首相を目指している)世耕弘成参院議員(5期)が鞍替え出馬を狙っている選挙区。世耕氏は、もし二階氏が出馬しない場合は、強引にでも新2区から出馬するかも知れず。二階氏の三男は、知名度や実績で負けることは十分にあり得る。^^;
ただ、世耕氏はパー券裏金事件で重要な役割を果たした安倍派幹部のひとりとして、党から重い処分(選挙の非公認以上)を受ける可能性が大きい。
さすがの世耕氏も党から公認されないまま、衆院に鞍替えすることは難しいだろう。
そこで、二階氏は、今のうちに自分の不出馬を発表し、早く息子を後継候補に固めようと考えて、昨日の段階で不出馬の発表を行なったのではないかと察する。(@@)
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岸田首相や自民党執行部は、二階氏の処分や政倫審出席などについて、やや腰が引け気味だったのだが。この二階氏の会見を受けて、党の処分を見送ることを検討し始めたという。(ーー)
党内からは 安倍派議員「先にけじめをつけることで処分を免れようとする、まさに老獪な手法だね」、二階派中堅議員「安倍派の処分にも影響を与えるだろうね」』という声が出ているという。(TBS24年3月25日)
<二階氏が責任をとって「選挙不出馬」を決めたとなると、「選挙非公認」以上の処分が科しやすくなる。周囲からは、選挙不出馬を求める声が出るかも。>
二階氏は安倍政権の時から岸田氏と幹事長争いなどで対立。岸田政権が始まってからは、かなり冷遇され、しかも派閥解消や不出馬に追い込まれたことを快く思っていないはず。
自民党議員でいる間に全力で「岸田おろし」を仕掛ける可能性もあるし。<菅陣営や小池百合子氏と手を結ぶ説もあり。>岸田首相らとうまく話を付けて、息子を後継者にセッティングすることも可能かも知れず。
ふとロウガイとロウカイは一文字違い&紙一重なんだな~と、ぼやいていたmewなのだった。(@@)
THANKS