【今朝の続きで、ウソであって欲しかったこと。MLB編。
もちろん、一番、ウソであって欲しいのは、水原一平氏の違法賭博&窃盗問題だけどね。(ノ_-。)
パドレスのダルビッシュ有が29日、本拠地開幕戦(ジャイアンツ戦)にも先発。5回0/3を78球、5安打、1四球、7三振、1失点の好投で、2-1と勝ち投手の権利をもって降板したのだが。その後、同点に追いつかれて、勝ち投手の権利が消えてしまった。(残念!)
ただ、7回途中から出た松井裕樹が、ワイルドピッチ、犠牲フライなどで点をとられたものの、その後、味方が逆転してくれたため、MLB移籍後、初めての勝利がつくことに。せめてもの救いだった。(^^)
31日には、ドジャーズの山本由伸がカージナルス戦で本拠地ので初先発。前回は1回で5失点したので心配してたのだけど。1回めから山本らしいコントロールのきいた投球で、三者三振。雨のため35分ほどの中断があったものの、影響を受けず。5回68球を投げ2安打、5三振、0四球、無失点の好投&裏に味方が2点とって勝ち投手の権利を得たのだが。その後、7回にリリーフ陣が打たれて勝ちが消滅。(ホント、残念だった。)
大谷は何かバットを出す感覚がズレてて、妙なファウルやダメ・フライが多い。肝心な場面で打てないため、ちょっと焦っている感じも。デコピンと遊んで、アレコレ考え過ぎずに、ガンバ!o(^-^)o】
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小林製薬の紅麹原料を使ったサプリメントで死亡や重症を含む健康被害の報告が相次いでおり、大きな問題になっている。(@@)
問題となっている小林製薬の「紅麹コレステヘルプ」は、「コレステロールを下げる」という効果を表示している機能性表示食品。
この機能性表示食品の制度は、安倍二次政権下の15年に、アベノミクスの一環である「規制緩和」の一つとして始まったものだ。(・・)
いわゆるトクホ(特別保健用食品)は、国が有効性や安全性を審査するのだが。それでは時間も費用もかかるので、中小企業にとっては負担が大きい。
そこで、安倍首相の諮問機関「規制改革会議」の提案で、事業者が安全性や機能性などの根拠となる研究論文や臨床試験を消費者庁に届けることで、効果を表示した商品の販売が可能になる「機能性表示食品」の制度を導入することになった。
しかし、『スタート時から安全性が担保されるのか懸念されていた(毎日3.30)
』ようで、『15年7月の「衆院消費者問題に関する特別委員会」では、野党議員が、トクホで認められなかった商品が「機能性表示食品」として市場に出ている』『既に消費者団体から厳しい疑義、要望が相次いで関係省庁や業界団体に出されている』と、問題性が指摘されていた。(『』内、日刊ゲンダイ3.30
『フジテレビ「日曜報道 THE PRIME」に出演した山井氏は、届け出制で国の審査が必要ない機能性表示食品で今回の問題が生じたことから、「ある意味でアベノミクスの光と影。良かった部分、悪かった部分(がある)」と指摘した。
その上で、「もし機能性表示食品に由来する健康被害だったら、行きすぎた規制緩和と安全性の確保をどうするのか、見直していく必要がある」と述べた。(FNN24年3月31日)』
このブログでは、脱アベ・スガ、脱・超保守、新自由主義をテーマに掲げているのだが。<維新も新自由主義路線ね。(・・)>
上にも書いてあるように、機能性表示食品は、新自由主義政策の一つである「規制緩和」の一つ。
新自由主義は、競争力、コスト削減による利益を重視するため、費用や手間がかかりそうなもの、安全管理などはできるだけカットすることが望ましいと。
そのために、これまで安全性などを確保するために設けていた規制や基準を緩めてしまおうと考えるのだ。(-"-)
その結果、余計な費用や時間、労力が省けて利益が得やすい、中小企業などが参入しやすいというメリットがあるものの、安全性の確保がしにくいなどのデメリットも出て来る。(~_~;)
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この新自由主義的な政策には、「自己責任」が伴うのだ。(-"-)
今回のことで言えば、国は安全性確保のために規制を緩める。中小企業の成長が見込めるし、国民は以前より安価、手軽に健康食品が得られるようになる。
でも、トクホみたいに、きっちり安全性のチェックはしていないので、国民は自己責任で判断しなければならない&リスクを負わなければならないケースが増えて来るのである。(@@)
たとえば、4月から一部地域で始まる「ライド・シェア」も、規制緩和策の一つだ。<菅元首相が意欲を示し、河野、小泉氏などが後押しをしていた。>
これは、一般ドライバーが自家用車を使って、タクシーのように有償で乗客を送迎することができるという制度で、アプリを通じて依頼する。(・・)
今、日本ではタクシー運転手が不足している地域が増えているのだが。この制度を用いれば、一般人が空き時間に運転手として働くことができるし。利用者も、タクシーが呼びやすくor乗りやすくなると見られている。(++)
海外では、「ウーバー」などのライドシェアが普及している地域が、拡大しているのだが。その背景には、一般のタクシーの方が「ぼられる」「問題のある運転手がいる」など警戒されている地域が多いことがある。ウーバーの方が、運賃も明瞭、運転手の身元も確かだと思われているのだ。^^;
日本の場合、現段階では、逆に、知らない一般人の車に乗ることに抵抗や不安を覚える人が多いようで、タクシー会社を経由してライド・シェアを開始することになったのだが。
プロでない運転手が、道を間違えたり、事故を起こしたりする可能性は高いかも知れず。その辺りに、利用者の「自己責任」が絡んで来ることになる。(**)
そして、「自己責任」を過度に追及する社会は、お金その他の力がある強者にはおいしいが、あまり力がない一般国民、ハンデがある弱者には厳しいものがある。(ノ_-。)
ちょうど、このブログを始めた頃は、小泉・竹中政権の新自由主義政策が拡大し始めていた時期で。その点でも、日本がアブナイと警戒警報を鳴らしていたのだが。安倍二次政権になって、その流れが復活、加速したのは、残念な限り。
せめて、ここからでも、バランスのとれた経済、社会政策がなされるようにと、切に願っているmewなのだった。(@_@。
THANKS