【地方競馬・・・3日未明、佐賀競馬の帝王・山口勲騎手(54)が、酒気帯び運転で逮捕され、当面、騎乗を見合わせることになったという。(-"-)
山口いわく、ビールなどを飲んだ後、7時間近く寝たので、抜けていると思ったとのこと。(ただ、パトカーを見て急に車を方向転換をさせたとの報道もあり。)
山口のことを「自称・騎手」と言っていたTVニュースがあって、「それはないでしょ」と思ったのだが。山口は通算5千勝以上をあげている佐賀&地方競馬TOP騎手(さらばの森田いわく「佐賀で中央の騎手の乗り方していい人」)であるだけに、尚更に残念だ。
この数年、地方競馬の売り上げがアップ。佐賀競馬も最終R「SAGAリベジャーズ」やウマ娘とのコラボなどで注目を集めているだけに、このような問題には十分に注意して欲しいと切に願う。(・・)】
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自民党のパー券裏金不記載事件に関する処分では、安倍派の座長だった塩谷立衆院議員と参院グループの会長だった世耕弘成参院議員が、最も重い「離党勧告」処分を受けた。
「離党勧告」を出された議員が、自ら「離党」しない場合は、「除名」処分になる。(・・)
世耕弘成氏は、処分が発表されてすぐに、自ら離党届を提出したのだが、塩谷立氏は、この党規委員会の処分に不服であるとして、再審査を申し出た。
塩谷氏は、あまり選挙(静岡8区)に強くない。90年から通算10回当選しているのだが、この間に2回落選。前回は選挙区で負け、比例復活をしており、次の衆院選もピンチだと言われている。
もし離党をして、次の衆院選で自民党の公認を得られなければ、落選する可能性がかなり高いだけに、ここは簡単に譲れないところだろう。(@@)
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塩谷氏は、4日に党紀委員会に弁明書を提出。そこには「まるでスケープゴート(生贄)のように重い処分を受けるのは納得が行かない」「このような独裁的・専制的な党運営には断固として抗議する」と記されていたのだが・・・。
実は、早い時期から、塩谷氏を「生贄」にしようと決めたのは、清和会(安倍派)の裏ボスの森喜朗元首相なのだ。
森喜朗氏は、塩谷立氏のことをあまり評価しておらず。22年7月に安倍晋三前会長が他界して、会長代理だった塩谷立氏を会長にしようという話が出た時に、反対をしたという。森氏は、いずれ5人衆の誰かを(特に萩生田氏?)を会長にしたかったのだ。^^;
結局、23年8月、森氏の提案で、安倍派は集団指導体制を敷くことに。塩谷氏は一応、座長になったものの、いわゆる「まとめ役」に過ぎず、ほとんど権限はなかったという。(-"-)
しかし、森氏は、このパー券裏金事件が発覚した後、5人衆を守るため、塩谷氏に政治責任をとらせることを提案したというのだ。(゚Д゚)
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これは、今年1月の記事なのだが・・・。<以前も触れたかも。^^;>
『5人衆が強気なのは、親分の森元首相が5人衆を強力に擁護し、茂木幹事長が腰砕けになっているからだ。
「自民党執行部が安倍派幹部に自発的な離党や議員辞職を求めたことに激怒した森元首相は、25日に麻生副総裁を訪ねただけでなく、茂木幹事長にも会った。どうやら今回の処分方針は茂木さんの独断で、岸田首相は処分に慎重だという。で、形勢が悪くなった茂木さんは、森さんに平謝りだったそうです」(自民党関係者)
森元首相は26日には塩谷氏とも会談。そこで「今後のこともあるので5人衆を何とか助けてやってくれないか」と切り出したという。要するに森元首相は、「座長の君が離党なり議員辞職なりすれば5人を守れる」と言いたいわけで、塩谷氏に犠牲になれということだ。これに歩調を合わせるように、5人衆も塩谷氏にすべての責任をかぶせようと画策して蠢き出した。
こうなると、ひとり“生贄”に差し出される形の塩谷氏もさすがに反発。28日地元・静岡県で会見し、「誰かが辞めて幕引きするような状況ではない」と、議員辞職や離党を否定した。(日刊ゲンダイ24年1月30日)』
塩谷氏はまず森喜朗元首相に抗議をした方がいいかも知れない。(~_~;)
世耕氏が、すぐに離党届を出したのは、早くこの件にけじめをつけて、次に備えるためだろう。(・・)
<世耕氏はパー券裏金事件のほかに、世耕氏の元秘書だった若山県議(県の青年局長)がセクシー懇親会を主催して大批判を浴びたこともあって、1回きちんとけじめをつけたかったのかも。>
ただ、自民党を離党したことで、世耕氏の悲願であった衆院鞍替えは、極めて困難になった。できれば、1年後には復党して、来年の参院選は自民党から出たいところなのだが、現段階では、見通しがつかない。(-_-;)
<先日書いたように、05年に郵政造反のため小泉総裁の下で離党勧告された議員のうち11人は、06年に安倍首相の下で復党をしている。来年の首相次第かな?^^;>
地元県議の中には、「二階さんのすご腕、寝技にしてやられた格好だ」「二階さんに政局における嗅覚の差を見せつけられてしまった」と肩を落とす人も。
また『ある自民県議は「世耕さんは安倍(晋三)さんの側近として大局的に県を見てくれていた。いつまでも二階先生にだけ頼るわけにはいかないという話もあり、次は世耕さんに頑張ってもらおうというところだった」と残念がった』という。(毎日新聞24年4月5日)
世耕氏が会長を務めていた安倍派参院議員のグループ「清風会」が、5日、の会合を開催。世耕氏は会員たちに、謝罪をしたという。
『出席者の一人は「世耕氏の処分は厳しすぎると全員が思っているはずだ。会はなくなったが、つながりまで絶たれたわけではない」と話した。』
しかし『、安倍派関係者は「世耕氏は参院幹事長というポストで求心力を保っていた。地位がなくなり、離党した世耕氏のもとに人は集まりにくいだろう」と解説した』という。(同上)
自民党では「権力とカネ」が重要な要素になるだけに、果たして安倍側近、参院幹事長でなくなった世耕氏をどこまで党本部や和歌山の議員が支持してくれるのか・・・。何だかある種の悲哀さえ感じてしまうmewなのだった。(@@)
THANKS