最初に、ちょっとカチンと来た記事を・・・。
『「立憲民主党は野党を代表していない」 維新・馬場伸幸代表が憲法めぐり牽制
日本維新の会の馬場伸幸代表は4日、立憲民主党に対して憲法をめぐる議論を妨げないようクギを刺した。今国会初の衆院憲法審査会後、記者団に「立民が野党を代表しているという立場にはない。その辺はよくわきまえてやっていただかないと(いけない)」と語った。
衆院憲法審の開催をめぐっては立民と共産党が慎重な立場を示している。一方、維新や国民民主党などは積極的な開催を求めており、足並みはそろっていない。
馬場氏は憲法をめぐる議論が進まなければ、立民や共産抜きの憲法審開催を自民党は決断すべきだと主張した。(産経新聞24年4月4日)』
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はあ?(゚Д゚) ・・・馬場代表は、自分たちが野党の立場にあると思って、この発言をしているのだろうか。それとも、与党サイド、ゆ党、よ党として言っているのだろうか。(@@)
立民党は野党第一党であり、与党・自民党と対峙する「野党」として活動している。
だからこそ、自民党が強引に進めようとしている今の憲法改正の進め方にも難色を示しているのだ。(・・)
維新こそ、自分たちが、野党を代表すると思われていない、与党寄りの「ゆよ党」政党だと見られているということを、きちんとわきまえた方がいい。(**)
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岸田首相は8日夜、夫人と共に米国へ向け出発し、9日にワシントンに到着した。上川外務大臣も同行している。
岸田首相は国賓待遇として公式に訪問。10日からホワイトハウスでの首脳会談、晩さん会、上下院議会での演説などなどを行なう予定になっている。(**)
<11日には南シナ海の対中政策をなどに関して、史上初めて日米+フィリピンの3国首脳会談も行なわれる予定。>
岸田首相は、1912年にワシントンに贈られた3000本の桜の木が、植え替え時期を迎えていることから、桜の苗木もプレゼントするという。(++)
日本の首相が国賓待遇で公式訪米するのは、2015年の安倍首相(当時)以来、9年ぶりのこと。
ただ、安倍氏の時は、出発前から、自民党もメディアもこの公式訪米を盛大に(局によっては気持ち悪いぐらいヨイショして)扱っている感じがあったのに。今回は、パー券裏金事件の余波+岸田首相の不人気もあってか、ほとんどニュースでも大きく取り上げてもらえず。^^;
何だか、あまりにも差があり過ぎて、ちょっと可哀相な気がしちゃうね」と、お茶会仲間と話していたところだ。(~_~;)
<尚、岸田首相は、11日夜に南部ノースカロライナ州に移動。12日以降、トヨタ自動車が建設中の車載用電池工場などを視察する。日本企業による対米投資を発信する狙いがあるという。>
日本では不人気の岸田首相だが、米政府は歓迎ムードだという。(@@)
『ホワイトハウスの前には、日米両国の国旗が至る所に掲げられ、歓迎ムードを演出しています。(略)
バイデン大統領は、日米関係を軸に他国との連携を強化していくことで同盟国を軽視するトランプ氏との違いを鮮明にし、大統領選挙に向けて外交の成果にしたい考えです。(ANN24年4月9日)』
バイデン大統領は、大統領選の最中に岸田首相を迎えるのは、自分の外交実績アピールにつながると考えてのことだ。(・・)
中国や北朝鮮の不穏な動き、ウクライナ、パレスチナへの侵攻が続く中、日本&米国の安保外交政策がかなり重要な時期になっている。
もし、トランプ大統領が当選した場合、全く異なる外交安保政策を展開する可能性があるだけに、ここは日米両国で歯止めをかけておきたいところ。(++)
外交がウリの岸田首相としても、今回の米国訪問、5月の日中韓首脳会談で、これまでの実績や手腕を示して政権浮揚につなげたいと考えているはずなのだが。果たして、TVやネットなどのメディアにどのように扱われるのか・・・。
解散の時期などにも、影響するかも知れない。^^;
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ちなみに、晩さん会には音楽ユニットのYOASOBIや車いすテニスの国枝慎吾氏が招待されているとの情報が出ている。相手国の有名な歌手や俳優、スポーツ選手などを呼ぶのは、よくあることだ。(・・)
YOASOBIの招待に関して、疑問や批判を呈する声もあるようなのだが。(mewも一瞬、「え?」とは思ったけど。)
ただ、YOASOBIは、米国でも知られており、「アイドル」はビルボード・グローバル・チャートで1位になったことも。今月から米国で初のアメリカ単独公演も行なう予定なので、ここで登場するのはwinwinなのかも。また、日本としては、新たな文化の紹介をするという面もあるのかも知れない。
岸田首相やバイデン大統領が喜ぶかどうかは「???」だが。音楽好き、アニメ好きの人や若いゲストは興味深いのではないかと察する。^^;
<それこそ大谷翔平選手辺りを招待すれば、「お~っ」て言われたかも知れないけど。シーズン中だし。今は何やっても叩かれるから、大谷選手を呼んだら「利用するな」と却って反発を買う可能性の方が大きいかも。(>_<)
ふと思い出したのだが。00年5月森喜朗氏が首相時代、イタリアを訪問した際には、当時、サッカーのセリエA・ローマで活躍していた中田英寿選手が昼食会に招かれたのだ。
その場で、森首相(当時)が「日本代表はアウェーで韓国に勝ったことがない」と発言。中田は「ありますよ」と強く反論。森氏がきちんと修正しなかったためか、食後の握手や2人での写真撮影をしなかったというエピソードが残っている。(~_~;)>
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岸田政権にとって、もう一つ重要な課題は、政治資金規正法の改正だ。(++)
日本の国会では、衆院は11日、参院は12日に「政治改革に関する特別委員会」を設置することが決まった。(・・)
岸田総裁も自民党に、改正案をまとめるように指示。他の政党もそれぞれ、改正案を検討している。
ここで岸田総裁がどこまでリーダーシップをとって、「これなら」という法改正を実現できるかどうか。<特に自民党内で反対が多い、連座制を導入できるかどうか。>
党の処分が中途半端だっただけに、せめて、この改正法は野党側の意見も取り入れて、しっかりとした内容にして欲しいところ。そのためにも国民が強くアツをかけて行くべきだと思うmewなのだった。(@_@。
THANKS