【テニス全仏・・・女子1回戦では大坂なおみが67位のブロンツェッティ(伊)に6-1、4-6、7-5で勝ち、出産して復帰後、四大大会での初勝利をあげた。1Sめをとった時にはあっさり勝つかと思ったのだが。まだプレーや集中力が安定してない様子。次は女王・シフォンテックとの対戦になる。
96位の日比野菜緒は、日比野菜緒は80位のペラ(米)に2-0で敗れ、ランキングを上げられず。フランス五輪の出場権獲得が難しくなった。残念。<追記・83内島萌夏が同じ予選勝者に2-0で勝利。四大大会で初勝利。(^^)v>
男子の1回戦では、予選勝者・162位の望月慎太郎が8位のフルカチュ(ポーランド)に6-4, 3-6, 6-3, 0-6, 3-6と善戦。2-1とリードした時には行けるかと期待したいのだが。会場の現地ファンからもめっちゃ声援を受けて頑張っていたのだけど、最後はTOP10選手に押し切られてしまった。80位のダニエル太郎も6位のルブレフ(ロ)に2-6, 7-6 (3), 3-6, 5-7の3時間11分に及ぶ激戦を繰り広げたのだが惜敗。(太郎ちゃんは、やっぱクレイは上手いと再認識。)そして、昨年の全仏16にはいった70位の西岡良仁は、体調が今一つだったようで、オジェアリアシム(加)に0-2で負けてしまった。
男子はドロー運に恵まれない部分もあったけど、2回戦進出が錦織だけとなると、日本テニス界の現状がちょっと心配になる。(~_~;)】
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今週にはいって、自民党・安倍派のパー券裏金問題絡みで、驚くべきニュースが出た。
安倍派の議員2名が、パー券キックバックで受け取った裏金を、個人名義で自分が代表を務める政党支部に寄付して申告し、しっかりと税額控除を得ていたというのである。(@@)
27日には、菅家一郎元復興副大臣(69・衆院4期・比例東北)が、5年分の裏金から計1289万円を党支部に寄付し、約148万円の税額控除を受けていたことが発覚。
28日には、稲田朋美幹事長代理(65・衆院6期・福井1区)が、計202万円を寄付して税額控除を受けていた上、「事務所使用料」として稲田側に計594万円を還流還流を受けていたとこともわかった。
<何だか裏金マネーロンダリングにもなっている感じがあるよね~。(-"-)>
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自民党では、各選挙区選出の議員や候補者が、選挙区の党支部の代表になる。党支部と言っても、実質的には議員個人が自分の団体として&政治資金の財布として使っている。
一般人の場合、政治家や政治団体に寄付をして申告すれば、その分の税額控除を受けられるのだが。自民党の議員は、自分が財布を握っている党支部に資金を移動する際に、個人名義で寄付をして税額控除を得るセコイ手を使っている人が少なからずいるようで。それ自体、大きな問題になっていた。<尚、個人では企業献金が受け取れないものの、この政治支部で(実質は政治家個人への)企業献金を受け取ったりもしている。>
今回の事件では、パー券キックバックで得た裏金収入(報告書不記載)には納税すべきではないかという声が強かったのだが。あとから報告書への修正を行なって、政治資金扱いにし、誰ひとりとして、納税はせず。
しかも、上の2人は、この裏金を個人名義で寄付することによって、税額控除まで受けているわけで。ある意味では、ダブルで脱税しているようなところがあるのだ。(-"-)
しかも、菅家(かんけ)いわく『これは私だけではないと思う。他の国会議員さんだって寄付控除を受けられれば申請するじゃないですか。そこと今後どうするのかは別問題でしょう(毎日5.27)』であるとのこと。(~_~;)
野党や心あるメディアは、他にも裏金を寄付して、税額控除を受けていた議員がいないか、是非、調べてみて欲しいものだ。(**)
まずは、菅家一郎議員に関する記事を・・・。
『『自民党安倍派の裏金事件を巡り、菅家一郎元復興副大臣(比例代表東北ブロック)が同派から受け取った政治資金パーティー収入のキックバック(還流)を、自身が代表を務める政党支部などに個人名義で寄付していたことが27日、分かった。
個人による寄付は「政党等寄付金特別控除制度」の対象で、菅家氏はこれにより148万2300円の所得税減額措置を受けていた。菅家氏が国会内で記者団に明らかにした。
菅家氏によると、2018年からの5年間で個人名義で政党支部などに寄付したのは2615万円。このうち、派閥からキックバック分は1289万円に上った。
事件発覚を受け、安倍派は1月、政治資金収支報告書を訂正し、裏金となっていたキックバック分を所属議員側への寄付として計上。菅家氏もこれに合わせて自身からの寄付を派閥からの寄付に修正し、控除分を全額返還したという。
菅家氏は「派閥から(収支報告書に)記載するなと言われ、個人名義で政党支部に入金するしか方法がなかった」と記者団に釈明。税額優遇を申請したことに関しては「顧問の税理士が対応した。控除分は全て政治活動に使った」と語った。(時事通信24年5月27日)』
『自民党安倍派・菅家一郎衆院議員「私が悪いわけじゃないですよ一切。法を犯したわけじゃないですよ、適正にやってきたことだけはしっかり認識してもらわなくちゃ。誤解されてんだから」(TUF24年5月27日)』
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そして、稲田朋美議員の記事を・・・。
『自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件で、安倍派からキックバック(還流)を受けていた稲田朋美幹事長代理(衆院福井1区)が2020~22年、計202万円を自らが代表を務める党支部に寄付し、所得税の一部を控除される税優遇を受けた疑いがあることが判明した。支部は同じ時期、「事務所使用料」として稲田氏に計594万円を支出しており、稲田氏側に還流した形だ。
自民党の調査で、稲田氏は21、22年に派閥からの還流分など計196万円が収支報告書に不記載だったことが分かっている。(略)
福井県選挙管理委員会が毎日新聞に開示した「寄付金(税額)控除のための書類」によると、稲田氏側は20年に22万円▽21年に90万円▽22年に90万円分――を控除対象として記載していた。
一方、稲田氏が代表を務める「自民党福井県第1選挙区支部」の政治資金収支報告書によると、同支部は20~22年に稲田氏に毎月16万5000円(計594万円)を事務所使用料として支出。22年分については、年末に「事務所使用料の返還」として198万円が稲田氏から返還された旨を記載していた。(毎日新聞24年5月28日)』
『自民党安倍派の稲田朋美幹事長代理(衆院福井1区)は28日、コメントを発表し、2020〜22年に計202万5000円を個人名義で自身が代表を務める政党支部に寄付し、所得税の優遇措置を受けていたと明らかにした。
稲田氏は安倍派から受け取った政治資金パーティー収入のキックバック(還流)は寄付の原資になっていないと説明。政党支部からは既に返金されており、「税理士と修正申告に向けて相談している」とした。〔時事通信24年5月28日〕』
今、衆院の政治改革特別委員会の審議が行われているのだが。本当なら、政治資金の移動の問題も議論して欲しいところ。<自民党の茂木幹事長なんて、億単位で政治団体に資金を移して、明細の公開をまぬがれていたりもするし。>
また、稲田朋美議員には、是非、政倫審に出席をして、このパー券裏金資金の寄付&税額控除について、国民にきちんと説明してもらいたいと思うmewなのである。(@_@。
THANKS