小沢氏&菅氏、共にTV出演で協力を約束 +小泉長期政権の理由
2006年 04月 06日
昨日(5日)は、代表選に関連して民主党内の様子がグダグダしていて何だか民主党
の今後に暗雲が立ち込めたような雰囲気になっていた上に、小泉首相が1807日と
戦後で3番目に長い在職日数を記録したというニュースもあり、何だかとてもブル~な
気分の一日であった。
ここ何日か珍しく毎日続けて記事を書いていたし、今朝はお休みしようかな~と
思いながらTVを見ていたら、何と朝から小沢氏と菅氏が二人そろってTVに出て
いて「お~っ (・o・)」と。正直な話、まさか小沢氏がTVに一緒に出演するのを承諾
するとは思ってもみなかった。
さすがの小沢氏も、昨日のようにいかにも敵対的な雰囲気のまま代表選に臨むのは
得策ではないと思ったのだろうか?
今日(6日)に、共にTVに出て自分が代表になった場合に、菅氏と協力して党運営
を行なって行くと明言したことは、小沢氏に対して大きなプラスに働くことだろう。
党内も含めて、マスコミや国民の中には(私も)、もし小沢氏が勝って代表になったら、
民主党が却ってバラバラになってしまうのではないかという危惧感を抱いた人も少なく
なかったと思うからだ。
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小沢氏は昨日、全ての議員の部屋に自ら出向く形で挨拶に回ったという。その行動に
驚き、小沢氏は本気なのだと思った人もいたようだ。いわゆる多数派工作も順調のよう
であるが、これで安心して小沢氏に票を投じようと思う議員も増えるかも知れない。
個人的には、昨日の記者会見を見ていても、やはり菅氏の方が国民に対してわかり
やすく主張をアピールできる力が優れているし、菅代表、小沢幹事長(orその他の重要
ポスト)という形の方がベターなのにな~と改めて思ったところもあるが。二人が本当
にきちんと手を組んでくれるなら、小沢氏が代表でも何とかなるかも知れないと、また
少し民主党の今後への期待感が高まった。
~小沢さん、TVで約束したのだから、ちゃんと協力体制を敷いてしっかりやってね!~
しかし、小泉政権が1800日以上も続いてしまっているとは・・・。それは私も
二重の意味で老けてしまうはずだと思ったりもした。^^;
1位は佐藤栄作氏、2位は吉田茂氏で、1950~60年代に活躍した人たちである。
小泉氏は昨日で80年代に首相であった中曽根氏の記録を抜いたのそうだが、中曽根氏
が首相を退任してから小泉首相就任までの13年間は、ほぼ1年余に1人のペースで計
10人の首相が入れ替わっていたという。小泉氏は先日、国会で民主党の代表が次々と
変わっていることを指摘していたが、自民党とてついこの間まではそうだったのである。
彼はまた、自分がやって来たことが評価されたから、ここまで退陣せずにやって来ら
れたと豪語していたが、「それはどうかな?」とも思う。<「やって来たこと」に政治
とは関係のないパフォーマンスも含めて考えるならそうかも知れないが。>
昨日、各メディアで様々な人たちが小泉首相に関する評価を述べているのを見聞した
が、これほど行なって来た政治の内容は評価されずに長く続けている首相も珍しいな~と
思わされたところがあった。もし彼が他の首相であったら、その政策や手法、また言動に
関して、党内からも国民からもかなりの批判を浴びて、とっくに退陣に追い込まれていたに
違いあるまい。<今までに数え切れないくらい、そのきっかけになりそうなことがあった。>
だが、彼には政治家としてと言うより「小泉純一郎」というキャラクターに対する
人気があった。それは言い換えれば、国民的支持ともいう。マスコミも国民も、この
小泉純一郎というキャラクターをTOPに置いておいて、楽しみたかったのだ。
<確かに彼の話はわかりやすく、それが彼の大きな長所であることは認める。ただ、
話していることに中身や根拠が乏しいことを、もっと国民に気付いて欲しかった。>
そして何より政権&党の権力を重視する自民党の議員&関係者たちの多くは、ひた
すら彼の政策や手法、言動に不満を抱きつつも、ただただ選挙で勝ちたいがために、
また党の支持率を確保したいために、小泉氏をおろそうとすることなく、TOPに
の座に備えつけておいたのである。
ただ、ある意味では、そこが自民党の強さやしたたかさであり、長い間政権の座を
守り続けている最大の要因なのかも知れない。
<別の記事に続ける予定> THANKS
ピリピリムードはなさそうです。
仕事でも顧客の信頼を裏切ると回復するのは至難の業なので
民主党にはイバラの道が待ってるかもしれませんが、国民の為の
政策を提案していけば、見てる人はちゃんとわかると思います。
小泉首相ほど自己アピールする首相はいままで見た事がなく、政策も
見た目は困難な事に挑戦する姿が国民には受けているのでしょう。
結果がどんなに負債をかかえようとも、何をしないよりはましな首相。
私も応援してました。評価は赤点でしたが・・・。
もちろん実態は、パフォーマンスなのですが。(苦笑)
でも、そのパフォーマンスで勇気付けられた方は多いのでは?と思ってます。この辺は個人差が大きい話なので個人的な感想に留めます。
とにもかくにも、今回に限り民主党は小沢さんの方が面白いのでは?かと。もちろんただ面白いだけではよろしくないのですが、一度、小沢さんの本気モードがどういうものなのかを知りたいなという気持ちが強くありますね。
残念ながら帰宅が遅く、報道ステーションには間に合いませんでした。
何だか複雑な心境で、選挙を迎えそうです。
小泉首相は、もともと議員としてそんなに評価はしていませんでしたし、
しかも総裁選の時に掲げた政策は賛同できないものが多かったので、
当選前から反・小泉でございました。
しかも、政治の世界でキャラやムードで支持を得る手法を持ち込んだ
ことは、日本の民主政にとってよくなかったことだとも思っています。
私の場合、首相学校の入試の段階で不合格の判定でした。
確かに一部企業と一部の分野(株とか)では、景気が回復しているよう
には見えますけど。若さんが言ってたように、まさに会員制バブル
だと思うです。
小沢さん・・・私も少し期待する部分もあったのですが。やっぱ本質的に
変わっていないな~という気もして来ました。
彼が根本的に手法を変えない限りは、民主党も壊れるかもです。
去年の9月までは、選挙の度に民主党は議席を増やしていましたが、与党の議席を減らした訳でなく、単に社民党や共産党の議席を喰っていただけでした。与党vs野党という構図では状況はほとんど変わっていないのに、勝った勝ったと喜んでいたんですから、国民の見る目も冷たくなるというものです。
挙句、増やした議席で何をしていたかといえば、与党のやる事にとにかく反対し、揚げ足を取ったり足を引っ張ったりに終始していました。これでは、旧社会党末期の「何でも反対社会党」と揶揄されていた頃と何も変わりません。いや、政策やマニュフェストが一貫していない分、旧社会党より悪いです。
党内がバラバラだからマニュフェストに強い特色を打ち出すことが出来ず、結局中途半端な党内折衷案に落としたといった感じでした。その上、最重要の論点であった郵政民営化にしても、全逓の支持を取り付ける為に突然反対に転じ、更に対案が二転三転しているようでは……。
私自身は、前原氏が代表になった際に言った「対案路線」には、かなり期待していたんです。それが、対案を出すどころか牛歩戦術……(汗) その上、審議を遅らせた事が成果だ等と言い放つんですから、心底呆れました。
中川農水相が言っていましたが、「対案路線を捨てた結果として今回のメール問題が起こった」というのは、まさにその通りだと思います。
「国民が愚かだから、小泉劇場に騙されている」といった趣旨の発言は、民主党の議員、支持者に限らず、あちこちで見られます。……まあ、一番しつこく繰り返しているのは、亀井静香氏でしょうが(笑)
リベラルだの進歩派だのを自称する人達には、「愚昧な一般大衆を我々が啓蒙してやる」という考えが透けて見える人が少なくありません。そして、その傾向は民主党にもはっきりと現れています。
昨年の選挙に負けた後も、「国民が小泉首相に騙されているからこうなったんだ」というような趣旨の発言をしている議員すらいました……というか、管氏ですが。
こうも国民を見下した態度を続けていて、広い支持など得られる筈がありません。
右から左まで揃っていて意思統一できない集団、という意味では自民党も大差無いレベルと言う人もいますが、少なくとも自民党にはこれまで政権運営をしてきた実績があり、ノウハウの蓄積があります。この点で、民主党は絶対に自民党には勝てません。
民主党再生への道は、まず民主党自身が思い上がりや無駄なプライドを捨てて己を省みる事、そして明確な共通理念を持った集団に生まれ変わる事でしょう。
後者を実現するには、党を割る覚悟で大規模な再編を行う必要があると思います。その際に、自民党を巻き込んだ大規模な政界再編にまで発展させる事ができれば、二大政党制も現実のものとなるでしょう。
正直、民主党が現状のままでは、誰が代表になっても何も変わらないのではないかと思います。今のままでは「民主党を解体して、肥大化した自民党を二つに割る方が、よほど二大政党制への近道だ」というヨタ話に説得力を感じてしまいます。
いつも折角、いいご意見をていねいに書いて下さいますのに、ここの
コメント欄が字数制限もあり、書きにくい感じですので、本当に申し訳なく
思っています。
私も民主党の欠点の一つは、そこにあると思います。端的に言えば、
アタマでっかちな人が多いのですよね~。
私は少し前の記事で、社民連という政党が政治的偏差値が高いように
思えたと書きましたが、彼らは知識もありましたけれど、それぞれの立場
で’社会の)現場の状況や市民の実感なども知っていたように思うのです
でも、今の民主党には現場や市民の実感がわかっている人は少ない
ように思いますし、それを想像することができる能力を持っている人さえ
乏しいように思います。 <つづく>
しかも、アタマでっかちでも、実直に政治のことをメインに考えていて
くれればまだいいのですが、それよりも、ともかく目立つことを考えて
いる若手が多いことには辟易とさせられてしまいます。
その点、自民党の人たちは、政権を担っていますし、各選挙区でも現実
的な要望をくみ上げるべき立場にいますから、もっとよくも悪くもナマの
政治携わっているように思います。
ここが政権与党とそうでない政党の大きな違いの一つかも知れません。
ただ、小泉首相のやり方に関しては、私はもっとよくないと思っています。
彼は、理論もなく、さりとて現場も知らないからです。ほとんど全ては
イメージなのです。政策もイメージだし、彼自身もイメージで売っている
からです。それが私が彼を評価しない最大の理由です。
私ももう何年かで(特に憲法改正が現実的になった時には)、もう一度
政界大編成が起きると思いますし、それが必要だと思います。
新たな党を作るという形もありますが、同じ自由民主主義を基調と
していることを考えると、民主党が自民改憲反対派の受け皿になれる
ような政党に育っているといいな~と思います。
私も民度という言葉には、何か違和感を感じます。
というか、世間的にはどういう意味で使おうとしているのか、理解できて
いない部分もあります。
もともとは、国民や住民の生活程度、また、経済力や文明の進歩の程度
という意味ですよね。
世の中、理論がなくても困りますし、現実の体験やその中で学ぶこと、
考えることがなくても困りますし、それらがうまくミックスされて社会が
作られて行くことが望ましいようにも思います。
それに、もっと実生活に即したところで、毎日楽しく暮らしたい→
戦争がない方がいい、韓国のスターが好き→アジア諸国と仲良くした
方がいいということでも、いいように思います。