1日の『公明と維新が自民再修正案に賛成。自公維連立の契機に。維新は政治改革を妨げる・・・』の続報を・・・。
1日に公明党の山口代表と維新の馬場代表が、それぞれ岸田首相と会談。政治資金規正法の改正案に関して、自民党が各党の案を取り入れて再修正案を国会に提出すれば、自民党の案に賛成することで合意した。(・・)
どうやら麻生副総裁と茂木幹事長や刷新本部の幹部は、ギリギリまでパー券公開額を5万円超にすることを強く反対していたという。
最後は「自民党が悪かったのだから譲歩しないと」という森山裕総務会長の進言もあり、岸田首相が公明党に譲歩することを決断したようなのだが。自民党内からは不満の声が続出しているという。<「何で岸田のせいで、自分たちが大変な思いをしなくちゃいけないんだ?」みたいな感じで。^^;>
しかも、今国会で法改正が成立しても、施行は26年1月からなのだとか。
さらに、パー券公開基準額の引き下げはは27年1月からにすることを自民党が提案。公明党が了承したという。<チョットでもいいから、パー券公開の制限を先延ばししたいのね。>
23,4年にも予定されている衆参選の準備のために、自民党の議員はここからパーティ開催に励むに違いあるまい。_(。。)_(事件の反省も効果もなし。)
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さらに、3日になって維新の会が突然、自民党の再修正案は維新の提案をきちんと取り入れていないので、自民党案には賛成できないと怒り出した。(@@)
『先週の段階で、法案に賛成する意向を表明していた日本維新の会は、夕方、自民党が修正案で政策活動費の使い道の公開について、50万円を超えるものに限ると規定していることに「党首会談の合意内容が反映されていない」として、合意通り修正されなければ自民案に「賛成できない」と表明しました。
日本維新の会の音喜多政調会長は、「50万円以下の支出あるいは旅費交通費であれば、領収書がいらない法律の条文になっている、今の自民党案に賛成することは極めて難しい」と述べました。(FNN24年6月3日)』
自民党は、政策活動費に関して「50万円超の支出を項目別に報告する」という法案を作っていたのだが。維新は「活動費の上限5千万円。全ての支出の明細(領収書付き)を10年後に公開する」を提案し、自民党がそれに合意したととらえていた。
ところが、いざ、自民党の再修正案を見ると、「50万円以下の支出あるいは旅費交通費は領収書が不要」だと読める条文になっていたことから、これでは抜け道を作ることになると、怒っていたのである。(-"-)
<上限5千万円の話は消えてた。自民は年10億使ってるので、これは、ムリだったかな。^^;>
自民党としては、ここで維新に反対に回られても困るので、両党幹部が協議し、50万円超とする規定を削除して全ての領収書を10年後に公開する方向で調整している』とのこと。
ただ、『採決日程を優先させるため、法案修正は参院で行う方針だ』という。^^;
(以上、毎日新聞24年6月3日)
それにしても、「政府の機密文書」でもあるまいし、何で領収書の公開を10年後に設定したのか「???」だったのだが。
昨日の国会で、『立憲の山岸一生氏は、自民の再修正案が政策活動費の領収書公開を10年後としている理由について、「政治とカネに関わる犯罪の公訴時効が10年(以内)であることを考慮したか」とただした(毎日6.3)』というニュースを見て、「お~、そういうことだったのか~」と納得した。<鈴木財務大臣は「初耳だ」と答えたそうで。^^;>
政治資金規正法がらみの犯罪の公訴時効は5年(最長で10年)のものが多いとのこと。10年後に領収書が公開して、不正行為が見つかったとしても、起訴されずに済むのだという。(ーー)
維新が、そのことを知った上で(下手すれば、自民党方面から入れ知恵されたりした上で?)、近い将来、連立するかも知れない自民党をアシストするために、10年後に公開という提案をした可能性は否定できまい。(-"-)
<これは立民系に政権交代して、とりあえず、すぐに公開に改正。その後、政策活動費を廃止さえてしまおう。(・・)>
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山岸は領収書の黒塗りについても、質問。
『領収書が公開された場合に「支出先や店の名前などに『黒塗り』を認めることがあるか」との問いには、鈴木氏が「個人のプライバシー、企業・団体の営業秘密の保護とのバランスは当然考慮されなければならない」と答弁。山岸氏は「ブラックボックスを手間ひまかけて、細かいブラックボックスにしていくだけの改革ではないか」と批判した。(同上)』
折角、領収書が公開されても、金額だけが明記されていて、大事な部分が黒塗りでは、本物がどうか、正当な支出だったのか、判断のしようがないじゃん!(@@)
<何か全てにおいて姑息な(=その場しのぎ&ヒキョ~な)やつらなんだな~と、改めて実感。^^;>
思わず笑ってしまったのが、この記事&写真だ。(・n・)
維新は「自分たちは旧文通費も自主的に公開して、支出を明瞭化している」と豪語。今回、政治活動費の使途の領収書も公開してみせたのだが。その中に黒塗りならぬ黄塗りされたものが少なからずあったからだ。(@@)
『「有言実行、言行一致」──。藤田幹事長は29日の会見でも得意顔だった。いわゆる「政策活動費」の見直しを求める日本維新の会が28日、政活費の明細と領収書を自主公表した。対象は「日本維新の会国会議員団」が昨年11~12月の2カ月間に支出した約620万円分。内訳は「渉外費」32件(約345万円)と「調査研究費」5件(約275万円)で、計37件の領収書も開示したが、支出先の情報は全て黄色く塗り潰されてある。
藤田氏は「先方に迷惑をかけないため」の措置だと説明し、「後ろめたい使い方はひとつもない」とキッパリ。しかし「渉外費」の領収書を見ると驚きの連続である。
大半は飲食代で維新の「代表室」「幹事長室」「国会対策委員会」などが、それぞれの会合費を支出。飲食を共にした相手は「政治関係者や有識者など」(藤田氏)と言うのだが、一般の感覚とはズレまくった怒涛の高額領収書ラッシュだ。
1件5万~6万円はまだマシで、10万円超が計16件と半分を占め、「宛名」や「但し書き」の抜けた領収書も複数ある。最高額は昨年11月22日の27万1282円也だ。当日、維新は大阪万博の関連経費も盛り込まれた政府の補正予算案への賛成を決定。この日だけで4件、計約50万円分の領収書が存在する。
高額領収書について、藤田氏は「1人1万円でも20人で使えば20万円」と弁明したが、だったら参加者の数まで公開すればいい。民間なら会合の参加人数まで求められるのが経理精算の常識だ。一方で藤田氏は「1人10万~20万円のお店は世の中にあるが、我々がそんな高い所に行くのはレアケース」とも語った。はて?(日刊ゲンダイ24年5月30日)』
<維新が降下している調査研究広報滞在費(旧文通費)の明細も見たことがあるけど、主目的のはずの調査研究や広報宣伝の費用を使っている人は、ほとんどおらず。事務所や宿舎の賃料、光熱費、人件費他の諸経費、タクシー代などの普段の移動の交通費などに当てている人が多い。^^;>
ただ、このままだと政治資金規正法の改正案は今日にも衆院を通過し、今国会で成立することに。昨年暮れから大騒ぎしたのに、結局、自民党が与党を続ける限りは、「政治とカネ」の問題を抜本的に解決するのはムリなのだということを、多くの国民に実感して欲しいと願うmewなのである。(@_@。<維新も、もう同じ穴のムジナっぽくなってる。>
THANKS