4日の『維新、自民に再修正させる+10年後公開だと不正も時効。黒塗り領収書もOK+維新は黄塗り』の続報を・・・。
昨日4日、衆院はバタバタしていた。(@@)
立民党の安住国対委員長が「自民は民主党政権をぼろくそに言ったが、さすがの民主政権もここまでやったことはない。ひどい迷走だ」と言っていたほどのバタバタぶりで。『永田町では、迷走に迷走を重ねる自民党に「もはや学級崩壊だ」(野党関係者)の声も出ている』という。(日刊スポーツ6.4)
4日には、衆院の政治改革特別委員会で、首相を呼んで自民党の再修正案締めくくり質疑を行なった後、採決を行なうことになっていた。ところが、夜中に安住に電話が来て、4日の採決は勘弁して欲しいと要請されたという。(-_-)
昨日の記事で伝えたように、先月31日、自民党の岸田総裁と維新の馬場代表が政治資金規正法改正に関して会談を行ない、維新の政策活動費や旧文通費の改正案を自民党案に汲み入れることで合意。両党首は署名まで交わしていた。
ところが、3日に自民党が作り直した修正案には、維新が求めた条件がはいっておらず。維新が合意とは内容が違うので、賛成できないと言い出したため、混乱が生じることに。自民党内で再修正案の調整でもめ、4日の委員会に間に合わなかったのである。(゚Д゚)
『この日の岸田首相入りの委員会質疑や採決は、5日に先送りされた。自民党の浜田靖一国対委員長と会談した安住氏は「彼(浜田氏)の言葉をそのまま伝えると、『党首が合意したにもかかわらず、その後の再修正は恥ずかしい』ということだった。』
『「総理の(委員会)質疑と本会議を飛ばすことを、与党側から野党側にお願いをするなんて、まったく経験がない」・・・ 自民党が再び修正した法案は6日に衆院通過し、参院に送られる見通しだが、自民党は野党から突き放され、党内では岸田首相への反発が強まっており、自民党の「ガバナンス崩壊」を指摘する声も出ている。』(日刊スポーツ24年6月4日)
『自民若手は「さんざん議論して党で自民案をまとめたのに、首相がひっくり返した。ガバナンスがめちゃくちゃだ」と嘆いた。国会運営を含む党務に責任を持つ茂木敏充幹事長が事態収束を主導した形跡は見えず、「機能していない」(重鎮)といった批判も目立つ。首相が、国会運営の担当ではない森山裕総務会長らに相談しながら、法案の扱いを自ら判断する状況は、異常といえる。
迷走ぶりを露呈し、内閣支持率の好転が見通せない中、首相が今国会での解散に踏み切ろうとすれば「岸田おろし」が起きる可能性も指摘されている。(産経新聞24年6月4日)』
岸田首相は連休前に、自民党の茂木幹事長と刷新本部に、政治資金規正法の改正案を作るように支持したのだが。党が作った改正案は、あまりにもアマアマのものだったため、公明党との協議も調わず。自公与党案ではなく、自民党案として国会に提出せざるを得なくなった。(~_~;)
岸田首相は、オモテ向きなのか本気なのか、国会の審議その他を通じて、他の与野党と協議して改正案を修正することを期待。
mew&周辺も、自民党は敢えて高いハードルを設定し、公明党や野党の提案を取り入れる形で修正案を作って、国民の理解を得ようとしているのかと思っていたのだが・・・。
実は、そうではなかったようなのだ。(・o・)
パー券購入者の公開基準額について言えば、自民党はこれまでの20万円超から10万円超に下げる案を主張。公明党、維新が5万円超を強く提言していたのに、なかなか応じようとしなかった。
自民党幹部や刷新本部は、最後まで5万円超案に譲歩する気はなかったのである。^^;
『自民と公明のせめぎ合いには「出来レースの田舎芝居」(野党議員)との見方もあったが、自民関係者によれば「10万円はデッドライン」だった。麻生太郎副総裁や茂木敏充幹事長の派閥メンバーによると、2人は「引いたら万事が公明ペースになる」と抗戦を主張。並行して党執行部の間では「5万円が基準なら3枚売れたら公表対象になってしまう。せめて6万円にならないか」と「最低でも5より上の偶数決着」(自民幹部)との妥協案が浮上し検討されていたという。(神奈川新聞24年6月4日)』
麻生副総裁や茂木幹事長、刷新本部の一部議員は、もともと公明党のことをあまり重んじていないことから、このような姿勢をとったものと察する。^^;
しかし、公明党とパイプのある森山総務会長(二階前幹事長とタッグ)、菅元首相は、今後の連立政権の運営や選挙での協力関係のことを考え、公明党代表とTOP協議を行ない譲歩することを進言。<菅氏は周囲に「参院で自民は過半数を持たない。公明の協力が不可欠なことは明らかだ」と説明したという。(神奈川6.4)>
岸田首相は、ある程度、目に見える形で改革しないと国民の理解を得られないと思っていたこともあり、森山らの提言を受け入れることにしたのだが。その結果、麻生、茂木、他の幹部との関係が悪化することになった。_(。。)_
維新との協議を主導したのは、岸田首相だったという話もある。
『共同通信社 編集委員 太田昌克さん:私、先ほどこのプロセスに入っている自民党の幹部に連絡を取ってみました。岸田総理は実は先週、最側近である木原誠二さんに『どうして維新をソデにするんだ。維新の修正案もちょっと考えなきゃいけない』とかなり叱責したというんです。それで維新をなんとか入れようというんで、維新の案をいわば丸呑みしてきた。しかしこれに対して、実務協議を積み上げてやっていくべきだという考えの麻生副総裁は、非常に反発というか、この結果にフラストレーションを覚えているというふうに聞きました。(FNN24年6月4日)』
これまで、岸田首相と維新との関わりについては、全くきいたことはないので、「???」と思う部分があるのだが。<維新、特に馬場代表は安倍系の超保守派ゆえ尚更に。>
ただ、岸田首相が急に解散総選挙を強行して、自公が衆院過半数に達さない場合、自民党が何とか政権与党を維持するためには、維新と連立を組む必要が生じるかも知れず。
岸田本人かブレーンかが、保険のために、維新と手を組んでおくことを考えたついた可能性はある。^^;
mew周辺でも、「いざという時の連携の提案をしたかも」と邪推していたのだが。
日刊ゲンダイには早速、維新の馬場代表が万博担当大臣として入閣することを密約したのではないか、なんて話が出ていた。<万博担当って、めっちゃ、あり得そうな話だよね~。^^;>
『「もともと自民党の地方議員だった馬場さんは、自民党と連立を組むことにまったく抵抗がないのだと思う。5月17日に配信されたラジオNIKKEIのポッドキャスト番組に出演した時、『政策が実現するなら与党に入る選択肢は排除しないのか』と問われ、『そういうことです』と答えたなく、その後、吉村洋文共同代表から『与党入りしたら維新は消滅する』とクギを刺されても、23日の会見で『たとえば連立入り、閣外協力、パーシャル連合などいろんな連携の形がある』と、再び、連立入りを口にしている。『万博担当大臣』として入閣する“密約”があるのではないか、という見方もでています」(政界関係者)(日刊ゲンダイ24年6月4日)』
おそらく岸田自民党はまだまだ迷走を続けて、党の崩壊も進んで行くのではないかと思う(期待込み?)のmewなのだった。(@_@。
THANKS